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消えない月 の商品レビュー

3.7

70件のお客様レビュー

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2018/01/23

この人も もしやストーカーになる設定? と思ったが、そうではなくて安心したものの、 結末は どうなん、これ。 物語の中で、この被害者の女性がストーカーの被害に遭うのは ある意味、自らが招いてるようにすら思えた。 しっかりせんかい!と思いながら読んだ。

Posted byブクログ

2018/01/16

読み終わった後の脱力感がすごい。しばらく尾を引きそう。ストーカーの見本のような男、優しすぎで人に気をつかいすぎな女性というありがちな設定たけど、隙や運のくだりや家族・仲間が全力で立ち向かうさまはとにかく説得力があった。

Posted byブクログ

2018/01/14
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2018.1.13.読了主人公河口さくらは専門学校卒業後、マッサージ師として勤務。マッサージ店で客として知り合った松原と付き合い始めるが松原の自分本位な性格がすぐに嫌になり別れを切り出す。それを受け止められない松原はストーカーと化してしまう。つきまとわれるさくらとつきまとう松原、双方の視点から描かれる。 ストーカーってこんな感じなんだろうなという典型的な話しで怖かった。双方から描かれるのが新しいと思うが、松原の生い立ちからこうなっても仕方ないと思ってしまうような描き方には抵抗を覚えた。現実にこのような救いのないことがいっぱい起こっているのだから仕方ないのかもしれないが、小説であるがゆえになんらかの救いが欲しかった。人の言うことを聞かない、聞こうとしない松原になんとか人のせいではなく、自分自身の責任だということを自覚し、反省してほしかった。さくらの優柔不断さが描かれていてさも被害者側にも落度?があるように読めてしまうことは危険だと思った。 あと、警察だが、前半部分、いかにもな描かれ方をしているのだが、最近実際に、元彼がストーカーのようになってしまってしつこいメールや呼び出しに悩まされている知り合いがいて、警察に相談したら相手を呼び出して注意してくれたり親身になってくれたという話をたまたま聞いた。地域によって対応はまちまちだろうが、以前(桶川事件以前)よりは対応は上がっているのかもしれないと思っている。

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2018/01/10
  • ネタバレ

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いい作品、作者に会いました。これから著者の作品読んでいきたいと思います。 悲しいはなし。もどがしい。加害者、被害者の立場が少しわかるところもあり、そんなことやってしまうのか?なんでこうしないのか?ととてももどかしい。先が気になる展開。最後は、悲しい結末。私が何かできることはなかったのか?そう考えてしまう小説。

Posted byブクログ

2018/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

畑野作品なので、ハラハラしつつも、最後はハッピーエンドかと思っていたので、意外な結末に驚いた。 理不尽なことを理不尽と感じないストーカーの思考、ストーカーに巻き込まれた人の恐怖や考え方などは、事前にかなり取材されたもののように思える。こういう犯罪・被害を増やさないためにはどうしたらよいのだろうと考えさせられる一冊だった。

Posted byブクログ

2018/01/02

ストーカー被害者と加害者それぞれの視点でものを見ているので、ストーカーになっていく流れがわかりやすかった。読み進めると被害者の甘さにイライラし、加害者の思い込みに気持ち悪さを感じる人が多いのではないかと思う。でも人間の深層心理など誰も正確に理解できるわけがないのだから、この加害者...

ストーカー被害者と加害者それぞれの視点でものを見ているので、ストーカーになっていく流れがわかりやすかった。読み進めると被害者の甘さにイライラし、加害者の思い込みに気持ち悪さを感じる人が多いのではないかと思う。でも人間の深層心理など誰も正確に理解できるわけがないのだから、この加害者の思い込みも人によっては共感できるのかもと思うと少し怖くなった。ストーカー事件がなくならない現実、何ともやるせない作品だった。

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2018/01/02

怖かった。ストーカーの心の動きって、こんなもんなのかなあと思いました。最初は主人公の女性が、ただただ気の毒で、ストーカーになる男が薄気味悪く不気味なのですが、読み進めて行くうちに、男の複雑な生い立ちなどから共感してしまう部分も出てきました。男は、ひたすら自分を愛してくれる人を求め...

怖かった。ストーカーの心の動きって、こんなもんなのかなあと思いました。最初は主人公の女性が、ただただ気の毒で、ストーカーになる男が薄気味悪く不気味なのですが、読み進めて行くうちに、男の複雑な生い立ちなどから共感してしまう部分も出てきました。男は、ひたすら自分を愛してくれる人を求めていたのだと感じます。男にとって彼女は本当の初恋の女性であり、彼女に対する思いが純情過ぎる、幼すぎることの反動なのかなあと感じます。最後は悲しい気分になりました。

Posted byブクログ

2022/06/20
  • ネタバレ

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読んでいる途中で「この話の結末は、悲惨な方向にしかいかないだろう」と思った。やっぱりね。 松原の自己チュウすぎる理屈も怖いが、さくらの「まずは自分を責める」的発想にもイライラする。 でも、実際にいるのよね~、こういうタイプ。 ついでに木崎さんみたいな、平気で嘘ついて人をあらぬ方向にコントローるするタイプもアルアル。 登場人物がみんなつながってしまう設定には「オイオイ」という気分になったし、東京にある国立大学出身の池田と志鷹さん、なんかいかにも小説って感じ。小説だけど。 さくら、松原それぞれの気持ちを別々に描いているところは、まあわかりやすくてよかったかも。 現実にこんな感じの事件は起きているし、家族まで殺されてしまったケースもあったが、ストーカー対策って警察によって、担当者によって対応が違過ぎのも現実にありそう。 特におじさん警官が担当になったらはずれだよな~(って偏見かもしれないけど)

Posted byブクログ

2017/12/20

物語の先が知りたくて途中でやめることができず、夜中の3時まで読み続けたのに、全然眠くならなかった。 最近は本を読むと朝でも昼でもすぐ眠くなってしまい、休み休み少しずつしか読めなくなっていたので、自分でも信じられない。

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2017/12/03

ずっとモヤモヤとイライラと戦いながら読みました。しかも、ラストもスッキリしない。 松原の感覚には、こんな奴いるの!?と思い、さくらには、松原への態度や流されてしまう性質にイライラ。こういう風になるのおかしいでしょ。と思いつつも、現実にはストーカーはいるし、それが原因となり、...

ずっとモヤモヤとイライラと戦いながら読みました。しかも、ラストもスッキリしない。 松原の感覚には、こんな奴いるの!?と思い、さくらには、松原への態度や流されてしまう性質にイライラ。こういう風になるのおかしいでしょ。と思いつつも、現実にはストーカーはいるし、それが原因となり、殺人に発展することもある。 そう考えると、現実には松原のような感覚の人もいれば、さくらのような人もいるのだろう。 マッサージ師のさくらの元に通うイケメン松原。お互いに惹かれあい、付き合うことになるのだが、松原のさくらに対する執着から、2人の関係にズレが生じ始める。やがて、別れを切り出したさくらに松原はストーカー行為を始め・・・。 実際にこういう人たちはいるのだろうが、私にはモヤモヤが止まらなかった。また、ラストも救いがなく、読後感までモヤモヤしてしまった。

Posted byブクログ