未必のマクベス の商品レビュー
半沢直樹にミュージカル要素プラスしたみたいなやつでした ストーカーのヒロインと職場恋愛を頑張ろうとする話です 大企業の陰謀を戯曲のマクベスになぞらえて進みます 大企業の陰謀に巻き込まれた主人公は、同僚たちと力を合わせて巨悪と戦います 高校の同級生と協力してがんばっていて良かった...
半沢直樹にミュージカル要素プラスしたみたいなやつでした ストーカーのヒロインと職場恋愛を頑張ろうとする話です 大企業の陰謀を戯曲のマクベスになぞらえて進みます 大企業の陰謀に巻き込まれた主人公は、同僚たちと力を合わせて巨悪と戦います 高校の同級生と協力してがんばっていて良かったです トントン描写で事態が好転していき、このまま俺TUEEE展開で大企業を懲らしめて同窓たちとハッピーエンドかと思っていたら、ひっくり返りました マクベスになぞらえて悲劇に見舞われ、親友は裏切るし友情はありませんでした 主人公に怯えて生きてきて、呪われて死んでいきました ヒロインは顔を潰して、亡命しています ストーカーのヒロインの手紙を読んで、ただごとではない小説だなと思いました ヒロインを救うために殺人鬼になっていく主人公が可哀想でした 味方だと思っていた男たちは全員闇落ちしていきました 下手なハードボイルド小説より硬派な展開でした 残されたヒロイン達もお通夜みたいな人生を送っていて可哀想でした 高校時代の回想が温かくて、現代との温度差がとても強かったです 丸くは収まっていたので、心地よい物悲しさが残った読後感でした
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すごい本を読んでしまった。 最初は本の帯に惹かれて本屋で最初のページを見て買うことを決意。文体がとても滑らかで読みやすく、登場人物たちはみんな魅力的だった。臨場感もあり、読んでいるときはずっとドキドキハラハラしていた。とても綺麗で壮大な小説だった。
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久々に読んだ良き小説。読み進めたいけれど、読み終わりたくないという葛藤を持ちながら、読了。こういう本をもっとたくさん読みたい。
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某書店にて、 初めの数ページを立読みして下さい! 物語から離れられなくなります!必読!! といった感じのPOPがあり気になってみたが… うーん。 一介のサラリーマンが、かの有名な某国の後継者となってたであろう人と対等に交渉するし、スパイ映画さながらの身のこなしをしていく設定に無...
某書店にて、 初めの数ページを立読みして下さい! 物語から離れられなくなります!必読!! といった感じのPOPがあり気になってみたが… うーん。 一介のサラリーマンが、かの有名な某国の後継者となってたであろう人と対等に交渉するし、スパイ映画さながらの身のこなしをしていく設定に無理があるように。 マクベスという物語を全く知らなかったので、 それを知れた事がこの作品の印象になってしまった。
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なるほどそういうことか。 某国のあの「暗殺された長男」が出てくると教えられてよんでみたんだけど…。 「あなたは王になる」と言われて、「マクベス」に自分をなぞらえていく。…不穏なお話なのに、主人公がどんなときにも意外と淡々としてる。だから、するする読めてしまうんだけど、やっぱ当人の感覚もおかしくなっていってるんだよなぁ。「会社」って怖いね。最終的な感想はそこ。会社の利益のために、よくわからないシステムでよくわからないうちに人がそっと退場していくのが怖かった。
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重厚長大! キューバリブレを飲みたくなった。 思っていたよりハードボイルドな雰囲気で、男!!って感じだった。 金銭感覚がバグってて、たまについていけなかった笑。
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マクベスとか未必とかググりながら読みましたが、良い意味でそこまでしなくてもよかった 登場人物は、ひとつの脚本に人生影響され過ぎとも感じつつ、焦らず時間をかけて読み込んだ 皆んな知的で冷静で残酷な一方、何処か慈悲愛に溢れた描画は切なさを感じた 久々に入り込める作品だったため、何度か...
マクベスとか未必とかググりながら読みましたが、良い意味でそこまでしなくてもよかった 登場人物は、ひとつの脚本に人生影響され過ぎとも感じつつ、焦らず時間をかけて読み込んだ 皆んな知的で冷静で残酷な一方、何処か慈悲愛に溢れた描画は切なさを感じた 久々に入り込める作品だったため、何度か電車を降り過ごした 多分再読すると思う 私には相性の良い作品でした
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マクベスに無理に寄せてる感じと、 主人公の切迫感のなさ(それが彼の特徴なのだろうけれど)のせいか、 何となく乗り切れなかった。 珍しい展開ではあると思う。
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出世競争するために入社したわけじゃない、中井の一途に向かう思いの強さが切ない。なんとなくストーリーは予見できてしまうが、実際にそれを読むと辛い。 600ページと長いが、読み始めると止まらない。キューバリブレも飲んでみたい
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タイトルの'未必' あまり馴染みのない言葉に一瞬面食らう。しかも"マクベス"?シェークスピアの?読んだことあるっけ?こんな第一印象と共に読み進めていくが、本文はいたって読みやすく時代背景にしても現代ですぐに入り込めた。 ビジネス小説とも、サスペンスとも、恋愛小説とも、読み手次第かな? 主人公 優一は間違いなくサイコパスですね。 登場人物が不必要に多くなく、混乱しなくて良かった。
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