ブルーローズは眠らない の商品レビュー
『ジェリーフィッシュは凍らない』に続く、マリア&漣シリーズの2作目。今回も面白かった。ギリギリ有り得そうな密室トリックと、ギリギリ気付きそうな叙述トリックが気持ちいい。シリーズのファンになった。
Posted by
確かに最初からこれいつの話?という感じはあったけど、そこがそう繋がるのねー マリアとレンのやりとりは毎度少々鬱陶しい こういう女性キャラちょっと古くないか??
Posted by
読み始めてすぐに既視感。。 そうだ!以前この作品、なじめずに脱落したんだった。 一番のなじめなさは、文章の横につく”傍点”と呼ばれるもの。 文を強調させるために付けるものらしいんだけど、 しょっちゅう出てくるのがわずらわしくて。。 どんだけ強調したいことあるねん!と、ひとり怒る。...
読み始めてすぐに既視感。。 そうだ!以前この作品、なじめずに脱落したんだった。 一番のなじめなさは、文章の横につく”傍点”と呼ばれるもの。 文を強調させるために付けるものらしいんだけど、 しょっちゅう出てくるのがわずらわしくて。。 どんだけ強調したいことあるねん!と、ひとり怒る。 こんなことに神経質になるわたしって、ちょっと変、、かな? 内容は、目次を見た時点でトリッキーな予感があり、 どう騙されてるのかわからないまま、ラスト近くで えーっ?と驚かされる。 ただし、殺人の動機と、被害者に関する意外な事実は納得しがたい。 このシリーズの装丁やちょっと凝った雰囲気のコンセプトは好きなので、残りの作品も読もうとは思っているものの、果たして達成できるのか、少し不安。
Posted by
前作より、ミステリのレベルが上がっている。過去と現実の視点構成のなかに隠れた謎にまたしても気付かず悔しいけど、それを上回る面白さ。遺伝子工学などの科学が存分に発揮されているが、全然気にならないくらい夢中になって読んだ。前作のジェリーフィッシュの事件の犯人の面影が所々にあって、...
前作より、ミステリのレベルが上がっている。過去と現実の視点構成のなかに隠れた謎にまたしても気付かず悔しいけど、それを上回る面白さ。遺伝子工学などの科学が存分に発揮されているが、全然気にならないくらい夢中になって読んだ。前作のジェリーフィッシュの事件の犯人の面影が所々にあって、泣きそうになる。前作のジェリーフィッシュは凍らないを読んでから今作を読んで欲しい。今作も過去の事件の背景によってもたらされた結果が切なかった。前作の協力者が活躍する場面も見所だが、別々に犯人と対峙して謎を解き明かすマリアと漣は格好良かった。マリアと漣の今後の活躍を期待して、次作も読もうと思う。
Posted by
もう止まらない。 え!?え!? って言ってる間にどんどん状況変わって、え!え!で、終わりを迎えます。 瞬く間に犯人と刑事に置いていかれること間違いなし。この作者ハマる。 雰囲気は東野圭吾調なんだけども、疾走感と、展開の転回がすごい。 この二人刑事コンビもかなり好き。 次も...
もう止まらない。 え!?え!? って言ってる間にどんどん状況変わって、え!え!で、終わりを迎えます。 瞬く間に犯人と刑事に置いていかれること間違いなし。この作者ハマる。 雰囲気は東野圭吾調なんだけども、疾走感と、展開の転回がすごい。 この二人刑事コンビもかなり好き。 次も期待しまくる!!!!! 間違いないミステリー小説です!!!!
Posted by
市川憂人先生の長編小説2作目。 「ジェリーフィッシュは凍らない」をおおいに楽しみ、続編を心待ちにしていた。 「ブルーローズは眠らない」においても壮大なトリックをいくつもしかけ、読者を翻弄する(笑) 合間で語られる日記の謎、密室のトリック、そして美しきブルーローズ。前作も舞台構成...
市川憂人先生の長編小説2作目。 「ジェリーフィッシュは凍らない」をおおいに楽しみ、続編を心待ちにしていた。 「ブルーローズは眠らない」においても壮大なトリックをいくつもしかけ、読者を翻弄する(笑) 合間で語られる日記の謎、密室のトリック、そして美しきブルーローズ。前作も舞台構成が秀逸でしたが、今回も余すところなく楽しませてくた。(やはり作品の世界観、構成などが美しく見えるのが彼の魅力。) マリアと漣がシリーズ化されている事も僕がこのシリーズにのめり込む理由の一つで、今後、彼女たちの活躍が楽しみでならない。 そして、是非今後も「閉ざされた空間」での作品を描き続けて欲しい。
Posted by
見事だ。前作も素晴らしい出来だったが本作もそれに負けてはいない。 青い色の薔薇、それに覆われた密室での殺人事件とは一体何なのか。 ミステリというと人間ドラマは放っておかれてトリックばかりが優先されがちだが、本作は違う。人間ドラマとトリックの両立がなされている。秀作と言っていいだろ...
見事だ。前作も素晴らしい出来だったが本作もそれに負けてはいない。 青い色の薔薇、それに覆われた密室での殺人事件とは一体何なのか。 ミステリというと人間ドラマは放っておかれてトリックばかりが優先されがちだが、本作は違う。人間ドラマとトリックの両立がなされている。秀作と言っていいだろう。
Posted by
マリアとレンのコンビにも読み手のこっちが慣れて来たのもあるけどジェリーフィッシュよりは読みやすかった。 ただなんか実現するには〇〇するのが前提みたいな無理がある計画だった気がする。
Posted by
ブルーローズは「ありえないこと」の比喩表現として英和辞典に載っていたのを思い出した。 青い花にはアントシアンという成分が含まれていて、それを非アルカリ性の環境下で活性化させればブルーローズを人工的に作れそうだが、それがいかに非自然でありえないことかの説明が興味深い。 物語はかなり...
ブルーローズは「ありえないこと」の比喩表現として英和辞典に載っていたのを思い出した。 青い花にはアントシアンという成分が含まれていて、それを非アルカリ性の環境下で活性化させればブルーローズを人工的に作れそうだが、それがいかに非自然でありえないことかの説明が興味深い。 物語はかなり予想外の展開でした。
Posted by
前回のクローズドサークルとは打って変わって今回は密室殺人+α 市川憂人さんはこのシリーズで探偵小説のトリックの見本市でも開くつもりでしょうか? それならそれで楽しみ そして今回は前作よりも仕掛けが洗練されていいてかつ斬新さもあって面白い!非常に面白い秀作なんですが何か足りない気...
前回のクローズドサークルとは打って変わって今回は密室殺人+α 市川憂人さんはこのシリーズで探偵小説のトリックの見本市でも開くつもりでしょうか? それならそれで楽しみ そして今回は前作よりも仕掛けが洗練されていいてかつ斬新さもあって面白い!非常に面白い秀作なんですが何か足りない気がするんですよね そしてそれはやっぱり「人」というか「人の想い」だと思うんです だいぶ偉そうなこと言わせてもらいますが市川憂人さんの作品を2作読んでみてこの素晴らしい仕掛けに対して人はそれを成立させるためのパーツのように感じてしまうんです 人の「感情」でさえもこの仕掛けをもっともらしく見せるために、この仕掛けを成立させるにはこういう「感情」のほうがいいよな、みたいな 仕掛けありきに見えるんです 物語の中心に仕掛けが据えられてるんです でも自分は「人」が中心の物語が読みたいんですよね なので!すんばらしいアイディアに溢れた市川憂人さんのこの倍くらいの長編が読みたいなぁって思うのです そしたらもっともっと人を掘り下げたとんでもない傑作が生まれるような気がするんですよね〜
Posted by