崩れる脳を抱きしめて の商品レビュー
冒頭で主人公とゆかりさんが病室で初めて会うシーンと、ラストの桜の花弁が舞い散るシーンがとても美しく描かれおり、印象的でした。 純愛って優しくて切なくていいなぁ〜と感じました。 隠されていた真実が分かるまで、ドキドキでした。
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自分の知らない聞いたこともない病気がある事。若い人でもそれになる事。 物語の中の景色が綺麗で鮮明でキラキラしていた事。 女性がみんな包容力があった事。 とても良かった。
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脳外科医を目指し、終末医療の病院へ研修にやってきた碓氷は、そこで脳に腫瘍を抱えた女性と出会う。 莫大な遺産のために命を狙われる彼女と、大きな負債のために医者として成功を夢見る彼は、交流するうちにお互いの人生を変える大きな謎へと踏み込んでいく。 医療、ミステリ、恋愛、どれもが中途...
脳外科医を目指し、終末医療の病院へ研修にやってきた碓氷は、そこで脳に腫瘍を抱えた女性と出会う。 莫大な遺産のために命を狙われる彼女と、大きな負債のために医者として成功を夢見る彼は、交流するうちにお互いの人生を変える大きな謎へと踏み込んでいく。 医療、ミステリ、恋愛、どれもが中途半端で、設定もちょっとありえなさすぎて、個人的には物足りない感がすごかった。
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脳腫瘍を患いいつ爆発するかわからない患者と研修医との恋愛小説でもあり、遺産をめぐるミステリーでもあり。読みやすいので誰にでもオススメできる。
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広島出身で広島の病院から研修医である碓氷蒼馬が、神奈川県の富裕層向け療養型病院「葉山の岬病院」へ研修医として来た。312号室に入院している弓狩環を担当する。彼女はグリオプラストーマを患っている。 グリオプラストーマはどんな病気か調べてみた。脳腫瘍で、転移ではなく脳膜から発生した悪...
広島出身で広島の病院から研修医である碓氷蒼馬が、神奈川県の富裕層向け療養型病院「葉山の岬病院」へ研修医として来た。312号室に入院している弓狩環を担当する。彼女はグリオプラストーマを患っている。 グリオプラストーマはどんな病気か調べてみた。脳腫瘍で、転移ではなく脳膜から発生した悪性度の高い腫瘍らしい。知念美希人氏の作品は知らなかった病の事を知る機会になる。 なぜ碓氷は葉山の岬病院へやって来たのだろうか? 碓氷とユカリとの関係はどう変わっていくのだろうか? ユカリは絵を描いている。この絵がこの物語にどんな意味を示してくれるのだろうか? ユカリはなぜ外の世界に恐怖を感じるのだろうか? いくつかの疑問を抱きながら、展開に期待が膨らむ。 医学と医療は似て非なるものだと言う委員長の言葉も響いてくる。死ぬのが怖いから助けないでほしいと言う弓狩、矛盾をはらんでいるが、理解できる表現である。 碓氷が研修を終え広島に帰るが、その間ユカリは他界した。碓井はなぜ死んだのかを調べ始める。そして、衝撃の事実を知ることになる。医療ミステリーの展開は疑問の回収がてき面白い。そこにラブストーリーが絡んでくるので更に面白い。ミックスされテーマがぼやける事もなく、上手く構成されているのは知念美希人氏らしさを感じる作品である。 最後に驚愕の真実が・・・
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今回はたくさんたくさん騙された! あ、そうだったんだ!と思ったことが違ったんだ!と…何度も何度もこれが最後の真実かと思ったらそれも違った…とすごく楽しませてもらった。 しかも知念さんの小説では珍しく男女のハッピーエンドが描かれていてなんだか新鮮で嬉しかった!
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初めて恋愛がしっかり絡んだ作品読んだけど 根本のどんでん返し的なところはしっかりあって 面白く読んだ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホスピスで働く研修医「ヒスイ先生」と頭に「爆弾」を抱えた「ユカリさん」のお話。 後半からの怒涛の逆転?劇。頭が全くついていかずに混乱。。 あの冴子の存在がよかったね。後押ししてくれる感じ。こっちは全部任せてって言ってくれる。そんな人がいるから後先考えず突っ走っていけるんだね。 ホントにややこしかったけど、まだ生きててよかった!って思う。
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ミステリー要素のある恋愛小説。 恋愛小説だが、医者である作者らしく、舞台はホスピス。 終末医療をテーマに「人はなぜ生まれてきて何のために生きるのか」を問いかけるような物語でもあった。 ミステリー要素もあるとはいえ主軸は恋愛小説なので、暴力表現やグロテスクな内容なんかは出てこない...
ミステリー要素のある恋愛小説。 恋愛小説だが、医者である作者らしく、舞台はホスピス。 終末医療をテーマに「人はなぜ生まれてきて何のために生きるのか」を問いかけるような物語でもあった。 ミステリー要素もあるとはいえ主軸は恋愛小説なので、暴力表現やグロテスクな内容なんかは出てこない。 文体も軽めで読みやすい。好き嫌いは分かれるかも。 映画化されそう。 ------------------------------ 広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く。彼女はなぜ死んだのか?幻だったのか?ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?希代のトリックメーカーが描く、今世紀最高の恋愛ミステリー。
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研修先のホスピスで余命短い女性患者によってこれまで抱えてきた人生の重荷を解消される、という恋愛小説である前半。 ここまででも珍しさはないものの、巧みな作品だなと思って読んでいましたが、後半は意外な展開になりました。 「こうだったらいいけれど、普通はそんなに甘くないだろうな」という...
研修先のホスピスで余命短い女性患者によってこれまで抱えてきた人生の重荷を解消される、という恋愛小説である前半。 ここまででも珍しさはないものの、巧みな作品だなと思って読んでいましたが、後半は意外な展開になりました。 「こうだったらいいけれど、普通はそんなに甘くないだろうな」という期待が、予想外の形で叶えられたところも良かったです。
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