崩れる脳を抱きしめて の商品レビュー
一落ち、二落ち、三落ちと、進めば進むほど明かされる真実に何段階のオチが待っているのかと驚いた。 根底に流れるテーマは切ない。 最後まで読んだ時に明かされるタイトルの真相がまた切なくて、心がギュッとなる。
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本屋大賞候補で、帯の文句も「驚愕!感動!」ってのにつられて買って読んだわけだが、ふつー。 帯の文句は言い過ぎだと思う。 海堂尊もだけど、現役医者が書く話は医療の現実を炙り出すところがある。 田舎の高級ホスピスは、遠くて見舞いに行けないという家族の罪悪感を紛らわすための言...
本屋大賞候補で、帯の文句も「驚愕!感動!」ってのにつられて買って読んだわけだが、ふつー。 帯の文句は言い過ぎだと思う。 海堂尊もだけど、現役医者が書く話は医療の現実を炙り出すところがある。 田舎の高級ホスピスは、遠くて見舞いに行けないという家族の罪悪感を紛らわすための言い訳だ。 そう自虐する車いすの爺さんが出てくる。 終末医療とは。 若くして死を宣告された患者にどう向き合えばいいのか。 金のために生きてきた研修医が、初めて自問する。 広島から研修として派遣されたのは、神奈川葉山の高級ホスピスだった。 患者第一主義の病院は、患者の気持ちを最大限に尊重する方針だ。 好きに生きる老人から、もはや意識なく寝たきりの老人まで様々だ。 その中で、若くして死を宣告された女性と出会う。 彼女と出会ってから、今までなかった気持ちに向き合う。 しかし、研修後に広島に戻ってから、彼女の訃報が届く。
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2018年 本屋大賞候補作。 研修医碓氷蒼馬は、神奈川県葉山町にある療養型病院 「葉山の岬病院」に研修のため1ヶ月間赴任する。 そこで膠芽腫グリオブラストーマを患う弓狩環(ゆがりたまき=ユカリ)と出会う。 そして、ユカリの言う 「頭に爆弾を抱える仲間=朝霧由(あさぎりゆう)」...
2018年 本屋大賞候補作。 研修医碓氷蒼馬は、神奈川県葉山町にある療養型病院 「葉山の岬病院」に研修のため1ヶ月間赴任する。 そこで膠芽腫グリオブラストーマを患う弓狩環(ゆがりたまき=ユカリ)と出会う。 そして、ユカリの言う 「頭に爆弾を抱える仲間=朝霧由(あさぎりゆう)」 「私は幻なの」 「・・・私みたいな幻は忘れて、前に進んで」 その言葉の意味する事とは? 初めての恋。そして・・・ 物語は後半思いもよらない展開をみせる。 全体が会話形式で進んで行くので非常に読みやすい
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脳に爆弾を抱えた女性と研修医の恋、そして彼女の莫大な遺産をめぐるミステリ。 うーん…どこが、とは言えないけど、私はもひとつ盛り上がらなかったな。帯が煽っているから、なんかものすごい感動するのかと期待していたもので…。 ミステリとしても、なんというか…そこまでワクワク感もなく。入れ替わりは予想がつくよね。 しかし、実際若くして頭に爆弾を抱えて生きるって、どんな気持ちなんだろうか。そしてその人を好きになってしまって、残された時間を一緒に生きようと決意できるってのも…。想像を超えたところにあるわ。
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派手な広告が打たれていたのですが、中身は「ん~」という感じでした 大きく2章だてで、1章は下手な恋愛もの 漫画かアニメのような展開が痛いです 2章でミステリーへと転じスピード感はありますが、病院を再来した時点で大きなトリックには簡単に気付いてしまいます 設定や会話に現実味が...
派手な広告が打たれていたのですが、中身は「ん~」という感じでした 大きく2章だてで、1章は下手な恋愛もの 漫画かアニメのような展開が痛いです 2章でミステリーへと転じスピード感はありますが、病院を再来した時点で大きなトリックには簡単に気付いてしまいます 設定や会話に現実味がないこともありますが、巧みというより稚拙さを感じてしまいました
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医療恋愛ミステリー? 「きっとこうなるに違いない」と思ったところは半分当たりで半分はずれ。 楽しめました!
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心がほんわかする推理サスペンスでした。あれ?と思う場面があったけど、先が読めませんでした。今後、楽しみな作家さんです。
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昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世話になったこともあり、ホスピスが舞台だとどうしても意識がそちらに行きます。「爆弾」は爆発してしまったけど1日1日有意義だった55日間だったなあ。それはそれとして、この本は、食わず嫌いで、最初は苦手かなと思ったのですが、読んでみたら読みやすかった...
昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世話になったこともあり、ホスピスが舞台だとどうしても意識がそちらに行きます。「爆弾」は爆発してしまったけど1日1日有意義だった55日間だったなあ。それはそれとして、この本は、食わず嫌いで、最初は苦手かなと思ったのですが、読んでみたら読みやすかったし、集中して読み切ることができました。それくらいテンポいい感じでした。ところどころ「あれ?読み飛ばしたかな」って引っかかる部分がありましたが、実はそれは読み飛ばしではなく後の伏線になっていたというものありました(いきなりその部活か(^^;)。主人公の同期の「冴子」って女性が魅力的です。
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プロローグを読んだ時はサスペンス色が濃いと思っていたけど、医療を絡めた恋愛ミステリーだった。 ちょっと少女マンガっぽいところもあったけど(彼女は幻ですべて妄想だったと思わせるところとか、蒼馬が学生時代に空手部の主将で、ナイフを持ったやくざっぽい男たちを一撃で倒してしまったとこなど)二転三転する内容はとてもおもしろく一気に読んでしまった。 元カノの冴子さんって素敵な女性。好きだなぁ。
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