ころころ手鞠ずし の商品レビュー
居酒屋ぜんやの馴染み客、升川屋の志乃が子を宿します。 嫁姑の関係がうまくいっていないと聞いたお妙は、志乃を励ましに。 特製手鞠ずしを持参し、嫁姑の関係の修復に一役買います。 江戸の風物と、料理の描写も良いですが、人物も良く描かれています。 短編ですが、続き物のようなストーリーもあ...
居酒屋ぜんやの馴染み客、升川屋の志乃が子を宿します。 嫁姑の関係がうまくいっていないと聞いたお妙は、志乃を励ましに。 特製手鞠ずしを持参し、嫁姑の関係の修復に一役買います。 江戸の風物と、料理の描写も良いですが、人物も良く描かれています。 短編ですが、続き物のようなストーリーもあり、次が読みたくなります。
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居酒屋ぜんや シリーズ3 小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育して、その謝礼で、一家を養っている。 一方的に憧れている、居酒屋「ぜんや」の女将のお妙は、美人で、料理上手。 行方不明になっていた、糞買いの又三が、心中に見せかけて殺された。 犯人として、駄...
居酒屋ぜんや シリーズ3 小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育して、その謝礼で、一家を養っている。 一方的に憧れている、居酒屋「ぜんや」の女将のお妙は、美人で、料理上手。 行方不明になっていた、糞買いの又三が、心中に見せかけて殺された。 犯人として、駄染め屋が捕まり、只次郎の父親の上司である佐々木の命令であったと、白状する。 駄染め屋が、佐々木から、お妙を見張るように言われていたと言う謎が残る。 只次郎とお妙の相手を思いやる、ぎこちなさが、微笑ましい。
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「居酒屋ぜんや」シリーズ、3作目。 こまやかな気遣いのできる女将のお妙が出す美味しい料理に、ほっこり。 ただし、背景にあった事情が表に出てくる巻で、サスペンスは強まってます。 大嵐で雨漏りが起き、てんやわんやになる長屋。 そんな時期、行方知れずになっていた又三が発見される。それ...
「居酒屋ぜんや」シリーズ、3作目。 こまやかな気遣いのできる女将のお妙が出す美味しい料理に、ほっこり。 ただし、背景にあった事情が表に出てくる巻で、サスペンスは強まってます。 大嵐で雨漏りが起き、てんやわんやになる長屋。 そんな時期、行方知れずになっていた又三が発見される。それも、思いがけない形で… 又三が、人にお妙の素性を探るよう頼まれたと話していたことを思い出して、悩むお妙。 常連でお妙に憧れている旗本の次男・林只次郎は、お妙の不安を解消しようとするが、ほとんど弟ぐらいにしか思われていないので、危ないことはするなと止められる。 しかし、武士ではあり、鶯の鳴きつけという仕事であちこちに出かけるのも慣れている只次郎。 探りを入れるために賭場へ出向く役を引き受けることに。 普段はへらへらしている只次郎だが、か弱いお妙を守ってやりたいと燃えて、不安にさせまいとわかってきたことを隠し、お妙を怒らせてしまう。 かなり自由に育ったお妙は実は勝ち気で、大人だからそんなに面には出さないだけなんです。 ぎこちないやり取りにも、少~しずつ距離が縮まる感じが(笑) お妙の義姉のお勝や、只次郎の兄嫁の父である柳井殿らは茶々を入れつつも見守るのでした。 升川屋喜兵衛の嫁・お志乃が妊娠中で外へ出られないため会いに行くお妙とお勝。 嫁姑の仲がおかしくなり、お志乃は孤立しているらしい様子。 夫の升川屋はお志乃を大事にしているつもりなのだが、ピントがずれている(笑) 手毬寿司という可愛くて美味しそうな料理と、嫁姑の仲をうまく取り持つお妙の優しい手さばきに嬉しくなりました。 長屋の煤払いなど、当時の季節の行事も話に組み込まれてありありと描かれ、面白いです。
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居酒屋「ぜんや」シリーズ、3作目。 本作は良かった。 作中で紹介される料理も美味しそうだし、それにまして人情味溢れるお話には、ほこっとする要素が満載でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
居酒屋ぜんやシリーズ第三弾。 今回は一冊通じて大きな謎が一つ解ける……感じかな? 今回もサクサクっと読める短めのお話が五つ。文体も軽いしキャラも良くて好きなシリーズだなぁ。しみじみ。 以下ネタバレ 又三ーーーーー!!ってなりました、初っ端から。 そして、ようやく駄染め屋が捕まりましたね。拷問の様が中々で、柳井殿はやはり食えないお方だ。そこがいいんだけど(私は柳井殿推し) たぶん佐々木殿がラスボスなのかな?かなりやな奴だなー。 お妙さんが意外と子供っぽい性格で、なんか良かった(笑)完璧すぎる美人より欠点がある方がいいよね。 お志乃ちゃんとこも無事に落ち着きそうやし。てかたぶん升川殿は尻に引かれるよな(笑) 次も楽しみ。
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居酒屋ぜんやシリーズ3巻 ぜんやの女主人お妙を巡る謎は取り合えず解決だが真相はまだまだ奥深そう。 お妙さんの作る料理は本当にどれも美味しそう。 周りの人達もお妙さんの料理に癒され、笑顔に。 只次郎さんとのこの先も楽しみ。
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シリーズ第三弾。 嫁姑問題もお妙さんの推理で、二人の掛け違いが判明。 相変わらず料理が美味しそうで、サクサク読んでしまう。
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居酒屋ぜんやシリーズ3 持ち歩いている隙間時間にさらっと読めてしまう・・ 相変わらずの美味しそうな料理。昔のこともあり作り方はシンプルで、心を込めた分常連さんにも妊婦さんにも受け入れられて納得です。ころころ手毬ずしという名は、この妊婦さんが考えられて。 私も何年か前に作った手毬...
居酒屋ぜんやシリーズ3 持ち歩いている隙間時間にさらっと読めてしまう・・ 相変わらずの美味しそうな料理。昔のこともあり作り方はシンプルで、心を込めた分常連さんにも妊婦さんにも受け入れられて納得です。ころころ手毬ずしという名は、この妊婦さんが考えられて。 私も何年か前に作った手毬ずしを思い出しましたよ♪
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※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ第三弾。 ストーリーも少しずつ進んできている模様。 お妙さんと只次郎の仲も進展・・してるのかしら??笑 きちんと話をしてくれない只次郎にイライラしたり、これでもう来てくれなくなるのかもと不安になったり。 少しずつ存在は大きくなってきているのかも^^ お妙さんの強情っぷりにヤキモキしつつ、こちらも楽しみに見守ろうかと♪
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このシリーズは料理が旨そうだし、人情味あふれる話は 読後感がほっこりさせてくれて、とっても好き。 特に超感動とか、泣ける、とかというわけじゃないけど なんかあると読んでしまうクセになる面白さ。
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