ゲームの王国(上) の商品レビュー
随分前に途中まで読んで、他の本を割り込ませたら、すっかり時間が開いてしまったので、再度初めから読み直し。読むのが辛い描写が多く読み進める事が難しかったが、先の展開が気になり何とか上巻は読了。
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読みにくい カンボジアの話なのだか、 土と会話できるやつとか、輪ゴム集めるやつとか、意味わからん。頭に入ってこない。 途中でやめた。下巻にもたどり着かず
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「君のクイズ」みたいな感じかなと思っていたら、なんとポルポト以前からのカンボジアの話だったわ。貧困、賄賂、暴力、非人道的なことが日常茶飯事に起きる社会。作者はどうやってこの状況を描写できたのでしょう。ポルポトなど実在の人物が出てくるし、何か向こうの人たちから言われてしまうのではな...
「君のクイズ」みたいな感じかなと思っていたら、なんとポルポト以前からのカンボジアの話だったわ。貧困、賄賂、暴力、非人道的なことが日常茶飯事に起きる社会。作者はどうやってこの状況を描写できたのでしょう。ポルポトなど実在の人物が出てくるし、何か向こうの人たちから言われてしまうのではないかというほどめちゃくちゃな社会です。 第二次世界大戦以降、日本とは違う道を歩んだカンボジア。今なお貧困や差別はなくならない。日本もそうだけど、桁が違うね。本当のことなら、ちっとの過ちでやいのやいの言ってる我が国に、もう少し優しくしろと言いたくなるね。 それにしても小川さんってすごいわあ。
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舞台は政治が混乱している1975年のカンボジア。秘密警察による理不尽な処刑。そんな世界の中で生きているソリア。政治家になってこの国を変えたい。 賢いことが周りに理解されず変わり者扱いされている村にいるムイタック。ゲームはどれだけ楽しんだかが重要。 まだまだ物語は序盤。下巻に続く。
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結局人間に共産主義は無理なんよ もう昆虫レベルまでいかないとあかん気がする、アリとか なぜかというとね、男女があるからなんですよ つまりね、モテたいわけ それはもうはべらせたいわけ あざとい美少年とかはべらせたいわけよ モテるためには何かしら抜きんでないといけないわけよ 顔...
結局人間に共産主義は無理なんよ もう昆虫レベルまでいかないとあかん気がする、アリとか なぜかというとね、男女があるからなんですよ つまりね、モテたいわけ それはもうはべらせたいわけ あざとい美少年とかはべらせたいわけよ モテるためには何かしら抜きんでないといけないわけよ 顔がいいとか、お金持ってるとか、性格がいいとか、角が大きいとか(それはヘラジカ!)、ひざからミサイル発射するとか(それはサイボーグだし結局モテるのは加速装置の人だし!) このモテたいって気持ちと共産主義って相性が悪い気がするんよね モテたいって資本主義なんよ!(言い切った) 人類の歴史はモテたいと共にある さて本作です ノンフィクションを元にしたフィクションって趣き っていうかどうやらSFらしい 難しいことはよくわかりませんがどうやらSFらしい ポル・ポトと言えばあれなんで、どんな感じであれが起きるのかな?って思って読んでたらなんか凄い展開 そうかぁそっち行くのかぁ 今のところすっごい面白い そして小川哲さんてめちゃくちゃ頭いい気がする
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外国の名前だと入ってこないと敬遠してたけど、どんどん引き込まれる… シリアスな話なのにウィットに富んだジョーク織り込まれてて、没入感がすごい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読書会の友人が、数年前にほめていた作品。 そんなに面白いのかあ、と思いつつも、ポル・ポトも虐殺も自分には読めそうもないな、、と思って放置していたが、数年経って、ふと、でも面白いんだろうな、試しに読んでみようかな、という気を起こして手に取った。 登場人物紹介から、お茶を吹きそうになる。 泥。鉄板。輪ゴム。なんだこりゃ。 読んでみて、登場人物がバタバタ死んでいくのには驚いた。 これ田中芳樹? ソリヤとムイタックが二人で手を組んで、悪事を倒すエンタメになるかと思いきや、対立するんかあ。 これ白鳥異伝? ムイタックを始め、輪ゴムも泥も発達凹凸の人間ぽくて、ギョエーと思った。 きつい展開が続くけど、先が気になってどんどん読んでしまう。 シハヌークのこと、ポル・ポトのこと、Wikipediaで調べたいのをぐっと我慢。 最後まで読んだら調べるぞ。 しんどいのに、ちょくちょくギャグがあって驚く。 ソングマスター誕生のところ、高僧の綱引きの話、いずれもすごく笑えた。なにこれ。 母国語でこの小説が読めるから、このギリギリのラインを楽しめる。すごいなあ。 秘密警察だらけの世界、わけがわからなくて恐ろしい。 『怪しいやつも、怪しくないやつも、怪しい』という告発合戦。まさに地獄。 アドゥが連れて行かれた、元小学校の拷問所&処刑所、むかし、週間朝日で写真を見たのを思い出す。吐きそう…。 アドゥのことも、辛くてしんどい。 一番好きだったのに…。 あと、ソリヤが美人という設定は別にいらなくない? 特に意味もなく登場人物は美形、そこも田中芳樹ぽい。 とにかく続きが気になる! 泥やソングマスターはどうなるのかな。 アドゥの次にティウンと輪ゴムが好きなので、彼らを応援したい。
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これは…。どう捉えればいいんだ。 前作「ユートロニカのこちら側」は個人情報を明け渡した管理社会、というディストピア系のSFで、かなり好みだったから、普段買わないハードカバーの続編を即買ったのだよね。結局文庫がでるまで読まなかったのだけど笑 舞台はカンボジア近現代。ポル・ポト政権前...
これは…。どう捉えればいいんだ。 前作「ユートロニカのこちら側」は個人情報を明け渡した管理社会、というディストピア系のSFで、かなり好みだったから、普段買わないハードカバーの続編を即買ったのだよね。結局文庫がでるまで読まなかったのだけど笑 舞台はカンボジア近現代。ポル・ポト政権前後の話で内戦やらとゆるっと知識があるくらい。それでも読めてしまう筆力を感じる。いや登場人物の名前は覚えられなかったから先頭と行ったり来たりはしたのだけど。 天才少年ムイタックとポル・ポトの娘と目されるソニアがそんな舞台でサバイブしていくのが上巻で、なんとなく政治歴史小説のような気もしつつでも哲学的なニュアンスもいれつつエンターテイメントで、バタバタと殺されてしまうキャラクターたちに涙しながら読んでいたのだけど、、泥。後半の君はなんなんだ。デウスエクスマキナってやつか?一気にファンタジーに転換するんだけど、次の章には退場し、なんだったんだ。 いやその覚醒の場面も面白くて読ませられたんだけど。一歩引いて考えると訳がわからない。 いやこれも含めて作品なんだろう。ジャンル不問のジェットコースターにのり、強烈な力で振り回されることを楽しむ感覚。 下巻のあらすじによるとSF色は強くなるのかな?退場したキャラクターたちは再登場するのかしら。わくわくが止まらない!
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話は面白いが登場人物のほとんどが裏切りや善人らしき人は拷問で心を壊されたりしていて権力や政治による恐ろしさを感じて少し気持ちが憂鬱になり読むのに疲れてしまうのが残念。
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ここまで読んだところでは、SFというより、政治小説。短い単位で語り手が変わるので最初すごく難しいと思ったけど、登場人物紹介もあるので、まずはどんどん読んで大丈夫でした。 物凄い数の国内虐殺のあった時代を持つ国、文化大革命もそうだけど、なにがきっかけでそうなってしまうのか。うーん、...
ここまで読んだところでは、SFというより、政治小説。短い単位で語り手が変わるので最初すごく難しいと思ったけど、登場人物紹介もあるので、まずはどんどん読んで大丈夫でした。 物凄い数の国内虐殺のあった時代を持つ国、文化大革命もそうだけど、なにがきっかけでそうなってしまうのか。うーん、やっぱり政治小説だなぁ。後半のSFに期待します。 全く心弾ませる内容でも、簡単な話でもないのにサクサク読ませる文章力、構成力に脱帽。
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