仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか? の商品レビュー
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読みやすいし、就活前や新社会人の頃に読みたかったと思える本です。 「どう身につければいいか」ってタイトルですが、スキルについてはあまり書かれておらず、コミュニケーション能力の本質について書かれています。 引用文献も複数出てくるので内容の説得力もあります。 「マウントしてくる人はかわいい」って節がお気に入りです。 あと、会議に発言しない人は出席させないっていう会社が羨ましいですし、すぐには無理でも今後自分の周りでも取り入れていきた考え方だと思いました。 人にアドバイスを求められたときや人に仕事をお願いする立場になったとき、また読みたいと思います。
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わたしは聞き役に徹し、その人の受け取りやすい耳障りの良い返事をすることが多い。議論モード(相手と自分の割合5:5)、共感モード(相手8:自分2)、提供モード(相手2:自分8)の話で言えば、ずっと共感モードだ。議論モードで話すことができる人は本当に少数だ。リーダーシップに関する話題...
わたしは聞き役に徹し、その人の受け取りやすい耳障りの良い返事をすることが多い。議論モード(相手と自分の割合5:5)、共感モード(相手8:自分2)、提供モード(相手2:自分8)の話で言えば、ずっと共感モードだ。議論モードで話すことができる人は本当に少数だ。リーダーシップに関する話題に絡めれば、多くの人にとってわたしは「何を考えているかわからない」だろう。 相手に敬意を持っていないというわけではなくて、仮に自分の意見を伝えて衝突すると感情的なわだかまりを残して仕事がやりづらくなりそうで、そのリスクを負いたくないから、優しいことだけ言っておこうと思っていた....。これが社会人の正しいコミュニケーションだとも思っていた。だけど、それでは何も生み出さないという危機感もあった。 より良く生き、質の高いコミュニケーションを取るためには、私の考えをもっと話さないといけないと思った。もちろん、うまく伝える必要はあるけど、自分の信念を曲げてまで相手の聞きたいことを言ってあげ続ける必要はないんだ。 共感モードしか受け入れられない人は離れていくかもしれないが、議論モードで話してくれる人が周りに集まるから結果的に幸せなのではないか、と思った。 このような学びを得ることができて良い本だった。他にも仕事に直結するコミュニケーション法が記載してあったので参考になると思う。
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主張したいことがまとまっていなくてわかりにくい。 正直何が言いたいのかわからなかった。著者の意見ではなく、引用が多いように見えた。あまりおすすめしない
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著者の経験談から「よい人間関係の築き方」を具体例を添えてまとめられた本。 人間関係って、一言の発言で一気に変わってしまい、再構築も難しいことがあるため、本当はとても考えながら話さなければならない。ただ毎回考えて発言するなど、一瞬一瞬のやり取りでは不可能だと思う。 また相手の感じ方...
著者の経験談から「よい人間関係の築き方」を具体例を添えてまとめられた本。 人間関係って、一言の発言で一気に変わってしまい、再構築も難しいことがあるため、本当はとても考えながら話さなければならない。ただ毎回考えて発言するなど、一瞬一瞬のやり取りでは不可能だと思う。 また相手の感じ方によって誤解されることも多い。 この本を読んで自分の学びになり、今後実践して活かしていきたいと感じたことを挙げてみる。 ○相手の話したいことを引き出していく反応を返すと、気分よく話してもらえ、自分もその話題に関する情報を得られる。 ○信頼している人から依頼されたことを「期待を裏切りたくない」と請け負ってしまうのは、媚びになる。期限を相談したり自分が可能な範囲を伝えることで、相手からの信頼も続く。 ○承認欲求は誰しもあるが、自分の経験に納得していれば相手からのマウントや否定評価も「自分の尺度」で位置付けられる。よい評価であっても「参考程度」として有頂天にならない。 ○よい関係が築けた人間関係でも、「気が合う」だけでは上部だけの付き合いだと考える。相手と意見交換し、ときにはぶつかることがあっても話し合いができることが「よい」関係だと言える。 ○「おまえのために言う」という人を傷つけることが前提になっている。 わたしはいつも「わかってもらいたくて言う」と表現するが、この方が柔らかいと感じ、相手も聞いてくれるのではないか… ○会議で意見を言わない人は、出席する意味がない。ただ言いすぎる人も場を支配することになるため、話しやすい雰囲気をつくることが大切になる。 わたしはがんばって参加しよう、何か意見でも質問でも発言したいと思いながら出席するが、「発言すること」自体が目的になってしまっていたことに気づいた。 ○反対するなら代案を出すべきという考え方は、反対される人を守るための考えである。違和感を感じて反対することと、代案があることは別である。 ○認知心理学において、人は自信にあふれた人を信頼する傾向がある(らしい)。立場のある人が上から目線だと感じることは、あえてそうしていることが少なからずある。 上から目線の専門家や上司を好ましいと考える人も多いようだが、わたしはその人の話し方によると思う。 興味深く読み、活かしたいところだけでなく、自分自身も注意しなければと戒められるところがたくさんあった。 わたしはコミュニケーションとは、「相手の立場を理解して、思いやりをもって接すること」ではないかと思う。
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さまざまな人の会話が出てきて参考になる。 が、人にアドバイスするときは、自分がこう思うではなく、あの人が~あの本が~と言うと通りやすいと書いてあって。先に出てきた会話ははたして・・・と思ってしまった。 就職面接での受け答えの事例や、人事の考え方が書かれており参考になった。就職活動している人にお薦めできそう。
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コミュニケーションというと、上手く話そうとかつい自分本位で考えがち。相手のことを敬意を持って深く知ろうとする姿勢であり、それは気が利くってことなんだな。
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第1章 「コミュニケーション能力」の正体 第2章 なぜ、企業から「コミュニケーション能力」は求められ続けているのか 第3章 どうしたら「コミュニケーション能力」は身につくのか 第4章 「コミュニケーション能力」を高めるために、日頃からできること 第5章 「知的能力」と「コミュニケ...
第1章 「コミュニケーション能力」の正体 第2章 なぜ、企業から「コミュニケーション能力」は求められ続けているのか 第3章 どうしたら「コミュニケーション能力」は身につくのか 第4章 「コミュニケーション能力」を高めるために、日頃からできること 第5章 「知的能力」と「コミュニケーション能力」を兼ね備えて、はじめて成果を出す能力となる
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コミュニケーション力とはなんぞや、を紐解いた一冊。 テクニック、小話、マインドセットが説かれており楽しく自身を振り返るのに役に立った。 本論ではなさそうだが、マウントを取る人はかわいいし役立つ という一説は大変微笑ましく読めた。
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著者によると、コミュニケーション能力の本質は自分自身を俯瞰する能力である、とこのと。 •自分の発言に対して相手がどんな印象を持つのか •相手の価値観と自分の価値観の相違は何か •自分にとっての正義がどれほど相手にとって受け入れられるのか、を考えてコミュニケーションをとりたいと思った。 また、しょせん人と人は分かり合えず、自分はコミュニケーション能力が低いのだから、相手のことを誤解しているかもしれないと常に思い、相手のことをひたすら深く知ろうとする姿勢を大切にしたい ◎その他ためになった項目 ⭐︎きちんと質問できる人 ⭐︎話が浅い人 ⭐︎人にアドバイスするときに気をつけたいこと ⭐︎承認欲求を自己のコントロール下に置いてる人 ⭐︎知的であるかどうかの特徴 ⭐︎上から目線の人の特徴 ⭐︎こんな人は会議に参加させてはいけない
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・コミュニケーションとは「相手のことをひたすら深く知ろうとする姿勢」のこと ・企業におけるコミュニケーションの目的は「一緒に仕事として楽しい」ではなく、「一緒に仕事をして成果が出る」こと ・人間関係を壊したくないという気持ちが人間関係を悪化させる →言いたいことがあるのに、嫌われたくない気持ちが強いと言いたいことが言えない。 →衝突を恐れずに相手の話を聞き、本当の意味で理解しようとする姿勢が重要。 他に心に響いた点 ・あぁそうなんだと情報を信じすぎる人 →根拠が弱く話が浅い ・1聞いて10を知る人 →1聞くと10の質問が浮かぶ人 言語化が難しいコミュニケーション能力を、筆者の言葉で噛み砕きわかりやすく例示してあったため読みやすかった。
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