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人間の顔は食べづらい の商品レビュー

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50件のお客様レビュー

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2023/03/06

ミステリー、いいねぇ! 設定がカオスでもまとまってて、トリックも面白くて私かに人を選ぶけど、ハマる人には激ハマりするような一作でした。

Posted byブクログ

2022/11/25

設定と表現は結構キツイものがあります。 中々えぐい世界観です。 しかし、他の作品を読んでみたくなりました。

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2022/11/09

設定が面白そうなので読んでみた。どうでもいいところで引っかかってしまったけど最後まで読めた。言葉遣いが気になるんだよな……

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2022/10/25

表現はキツイものがありますが、それを差し引いても読んだ方が良いと思いました。 デビュー作との事で、他の作品にも興味が湧きました。

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2022/08/19

「食用クローン人間工場」っていう前提がまずグロいんだけど、妙に淡々としてて思ったよりは読みやすいというか。 これが常識の世界で生きる人たちの一人称で書かれてるからかな? 実は途中でトリックにはある程度気付いてたんだけど、「やっぱ違うのかな?」って思わせる仕掛けがそこかしこに散り...

「食用クローン人間工場」っていう前提がまずグロいんだけど、妙に淡々としてて思ったよりは読みやすいというか。 これが常識の世界で生きる人たちの一人称で書かれてるからかな? 実は途中でトリックにはある程度気付いてたんだけど、「やっぱ違うのかな?」って思わせる仕掛けがそこかしこに散りばめられててすごい考えた! 題材は突飛だし真相も最初に思ってたのより捻られてたけど、ちゃんと「この物語の世界でなら起こり得ること」だけで構成されてるフェアなミステリだなって印象ー

Posted byブクログ

2022/07/15

食用のクローン人間育成が合法化された日本で起こる事件。 荒削りながら、そのタイトルや設定に負けない、横溝正史ミステリ大賞の最終候補まで残った本格ミステリィ。 独自の世界と先の読めない展開に、引き込まれます。 表紙も好き

Posted byブクログ

2022/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ついに"鬼畜系特殊設定パズラー"に手を出した。 舞台は、食用人間クローンが合法となった世界。 奇抜な設定とは対照的に、ロジカルな推理合戦が繰り広げられていく。 噂通りのグロさだが、文章は“グロい"というより"グロいことをグロいと思わずに書いている"という感じ。好き嫌いは分かれるだろうが、自分は圧倒的に前者。間違い無くこれは傑作だ。 ↓以下、トリック・ロジックの記録も兼ねて まず、生首が冨士山に届けられたことに関する推理合戦。 ・シンプルに柴田が犯人 ・冨士山が犯人(パトカーとか使って先回り) ・検問がニセモノ ・由島が犯人(蝋人形を本物だと思わせて後で入れ替え) ・設楽が犯人(時計をずらす。できたのは柴田が腕時計落としたの知ってた設楽のみ) 〜〜 チャー坊が柴田に説明する偽の解決 犯人、柴田がモニターで見た時立ち去ろうとしたが、柴田が行った時、壁に手を置いて立ち尽くしていた。ナイフとかで良いのに、なぜか鉄パイプ所持 →犯人は弱視?(電気つけてるので全盲ではない) 「木村」と言われ、弱視を見抜かれたと誤解 〜〜 自分を見た人物一人を殺すため、皆殺しに。 →犯人、北の出入り口が使えるようになったの知らなかった 犯人、午前・午後の部になったの知らず、夜でも首が残っていると思っていたので、第二プラセンのものと勘違いして首を探していた →犯人、もうプラセンの業務から離れてる (=木村ではない) 〜〜 冨士山、本捨ててる。サングラス。しかももう業務から離れてる →犯人! 〜〜 冨士山、柴田のようにクローン育ててた。食べれない生首の処理に困り、それを届いたことにした。(本物は夜中に回収へ) アリバイ工作のためのクローンだったので、存在隠したかった。 実際は、上のは全て嘘。柴田の性格知っていたので、夜中時計探しに来るのは読めた。「木村!」と言わせるために香水撒いた(?) 四つ折りの脅迫状、血痕対称じゃない→偽物 筆跡合わなかったのは、柴田の前に現れたのはクローンだったから。届いたのが、本物。 クローンたち、工場にダメージ与えるため計画。ついでに本物とクローン入れ替える。(首輪でバレないように首切り) ↓叙述トリック 「河内ゐのり」と「柴田和志」は両方二人一役。 「牧畜家は死ね」や、喫煙などが伏線。

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2022/04/02

めっちゃ面白い!ってほどではないけど面白かった。設定を活かしたトリック、巧みなミスリード、個性豊かなキャラクターと飽きさせない要素が多くある。小ネタとしてある登場人物の名前が「由島三紀夫」だったり、「細美」警部と「生形」警部補がコンビで行動してたりと、知ってたらニヤッとなる部分も...

めっちゃ面白い!ってほどではないけど面白かった。設定を活かしたトリック、巧みなミスリード、個性豊かなキャラクターと飽きさせない要素が多くある。小ネタとしてある登場人物の名前が「由島三紀夫」だったり、「細美」警部と「生形」警部補がコンビで行動してたりと、知ってたらニヤッとなる部分もある。調べてみたら「柴田和志(チャー坊)」もだとか。なるほど。

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2022/01/31

いやぁ。グロかった。ひどい〜!と言う描写もあるので、これは人を選ぶミステリです。動物の肉を食べられなくなって、人のクローンを作って食べるなんて、作者はなんでこんな設定を思いつくのか…しかし、クローンという特殊設定をうまく使ってちゃんとミステリになっているのが見事。

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2021/10/12

タイトルのインパクト通り、その内容も結構グロテスクだ。 食用として育てられた人間、それがクローンだとしてもかなり気持ち悪い。この物語の上では、食することができるのは自分自身のクローンだけなんだけど、それが余計に共喰い感を増長させる。 ストーリーはよく練られている。全貌が見えたと...

タイトルのインパクト通り、その内容も結構グロテスクだ。 食用として育てられた人間、それがクローンだとしてもかなり気持ち悪い。この物語の上では、食することができるのは自分自身のクローンだけなんだけど、それが余計に共喰い感を増長させる。 ストーリーはよく練られている。全貌が見えたときには「なるほどー」って思った。 どんでん返しの、よくできたミステリーといってもいいくらいだと思う。 でもそれよりも、やはり「人間が人間を食べるということ」についてのほうについ意識がいってしまう。食べられるために生まれ、そして育てられる命ってなんだろう。 でもそれは、わたしたちが普段口にしている牛や豚や鶏だってそうなのではないか。 「猫や犬はかわいそう」 積極的に救われる動物がいる裏で、積極的に殺されて食べられるために育てられる動物がいる。 わたしはVeganでもなんでもないけど、なんだかこれを読んですごく申し訳ない気持ちになってしまった。 人間は、自分たち以外の生き物の邪魔をすることでしか、気持ちよく快適に生きることができないのか。 そう思ってしまった。 つまり話はよく出来ているし、衝撃的な内容だとは思うけど、本そのものの感想は実はあまり残っていない。

Posted byブクログ