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移植医たち の商品レビュー

4.2

24件のお客様レビュー

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2018/10/02

大変な苦労があるんだろうなぁ。 移植してもらいたいほうは必死だし、いざ臓器を譲ってもらおうとおもってもなかなかチャンスはないし。 自分のことなら、移植をしようとは思わないけれど、それが家族のことになると、のぞみがあるならそれに賭けてみようと思ってしまうな。 助けたいと思う医師の気...

大変な苦労があるんだろうなぁ。 移植してもらいたいほうは必死だし、いざ臓器を譲ってもらおうとおもってもなかなかチャンスはないし。 自分のことなら、移植をしようとは思わないけれど、それが家族のことになると、のぞみがあるならそれに賭けてみようと思ってしまうな。 助けたいと思う医師の気持ちはどんな場面であっても変わらないものだと思うけれど。

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2018/10/02

肝臓移植のパイオニア達がピッツバーグで培った技術を後進国の日本で苦労しながらも端緒を切り開く話。作者の母校 北大が実は道を拓く母体だったことを知り、さまざま学習の末に臓器移植の小説を通して実態を広く伝えたい思いで書いたらしい。折しも今日2018ノーベル医学.生理学賞に日...

肝臓移植のパイオニア達がピッツバーグで培った技術を後進国の日本で苦労しながらも端緒を切り開く話。作者の母校 北大が実は道を拓く母体だったことを知り、さまざま学習の末に臓器移植の小説を通して実態を広く伝えたい思いで書いたらしい。折しも今日2018ノーベル医学.生理学賞に日本人が選ばれたニュースに接したばかり! なんか因縁があったのでしょうかね♪

Posted byブクログ

2021/12/17

日本に外科医達が移植医療の最先端アメリカ、ピッツバークへ渡った。 彼らはそこでの経験を携えて、日本での臓器移植を北海道の地でスタートさせる。 素晴らしい話でした。 モデルとなった人、出来事があり、調べながら読みましたが、先駆けとなる人達の苦労は計り知れないと思います。 彼らが...

日本に外科医達が移植医療の最先端アメリカ、ピッツバークへ渡った。 彼らはそこでの経験を携えて、日本での臓器移植を北海道の地でスタートさせる。 素晴らしい話でした。 モデルとなった人、出来事があり、調べながら読みましたが、先駆けとなる人達の苦労は計り知れないと思います。 彼らが自分の命をかけるかのように、医療に向かい合う姿に頭が下がります。 今は縁がない臓器移植ですが、我が家では家族みんなで、いざと言う時はドナーとなる心づもりでいますので、改めてその気持ちを強く持つ機会を得たと思いました。 2021/12/17 高い志を持った医師たちが、海を渡り、移植の先進国アメリカでその医療技術を学ぶ。 その過程には様々な苦悩や葛藤がありながら、確実に前を向き、繋がる命を繋いでいく。 そんな彼らの思いが、今度は母国日本で次のステージへと繋がった。.... 再読。移植医療に対する知識は少ないものの、テレビドラマ等で興味を持っていました。 登場する医療関係者達の思いに胸を打たれます。 毎度思うことですが、いざと言う時には、自分はドナーとなるという思いを強くさせられます。

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2018/08/21

決して派手さはないが、数人の医師が地道に地道に積み上げていった道を辿るような作品。 突然行間もなくシーンが変わってることがありそれだけが戸惑ったが、出て来る人たちがどれもなかなか魅力的で、かつ開拓者みたいで良かった。 2018.8.20

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2018/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近、医師作家モノを読んでいるせいか、この筆者が非医師なため、少し緊張して読み始めた。 すみません、充分楽しめました。 米国とこの日本での移植に対する考えがここまで違うのはなぜなんだろう? 儒教のせい? それではアジア諸国ではどうなの? 私の免許証の裏には、移植希望の意志を示してあります。

Posted byブクログ

2018/04/09

内容(「BOOK」データベースより) 情熱、野心、そして愛―すべてを賭けて、命をつなげ。1985年、まだ実験的段階にあった臓器移植。最先端の医療を学ぶため渡米した3人の日本人医師を待ち受けていたのは、血の滲むような努力も崇高な理想をも打ち砕く、シビアな命の現場だった。苦悩し、葛藤...

内容(「BOOK」データベースより) 情熱、野心、そして愛―すべてを賭けて、命をつなげ。1985年、まだ実験的段階にあった臓器移植。最先端の医療を学ぶため渡米した3人の日本人医師を待ち受けていたのは、血の滲むような努力も崇高な理想をも打ち砕く、シビアな命の現場だった。苦悩し、葛藤しながらも、やがて彼らは日本初となる移植専門外科を立ち上げるが…。命を救うための最終手段である臓器移植。限界に挑む医師たちを支える想いとは。命と向き合い、生きていくことの意味を問う傑作長編。 臓器移植が自分の身近なことではないのですが 臓器移植に関する本を読んだ時にドナー登録に関して考えた事がありました。迷った結果、臓器提供の意思表示カードの記入をしないまま今日に至ります。残された家族がどういう思いになるかと考えると記入が出来ませんでした。 この作品を読んで 移植手術を確立してゆくまでの大変さがとてもよくわかりました。 臓器移植でしか助からない命もあるのだと...移植手術よりもその後の拒絶反応との戦いなのだと... 人それぞれ考え方の違いはあるでしょうが 人様の臓器を提供してもらってまで生きてもいいのかと葛藤する気持ちもわかるような気もします。 そして移植医たちは未知の世界を確立するために並ならぬ努力をしているのだなぁと思いました。

Posted byブクログ

2018/03/22

壮絶。ここまで全身全霊を注ぎ込めたらどんな風になるだろうか。どんな社会になるだろか。未来を変えられるのだろうか…と考えさせられた。 あまりにもドラマが多くて、ずっとメインディッシュばりのコースメニューでした。やっぱり、小説はエネルギーチャージに必要。 2018/3/7読了

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2018/01/21

臓器移植と移植医療に奮闘する医師たちがアメリカへ渡った時、日本都の温度差に痛感し、日本で移植医療が進まない現実を目の当たりにし、移植によって多くの人の命を救いたい一心で研究や治療に邁進していく姿、臓器移植に関する法律が施行され、アメリカでの研究や実績等を生かし、大学病院で移植治療...

臓器移植と移植医療に奮闘する医師たちがアメリカへ渡った時、日本都の温度差に痛感し、日本で移植医療が進まない現実を目の当たりにし、移植によって多くの人の命を救いたい一心で研究や治療に邁進していく姿、臓器移植に関する法律が施行され、アメリカでの研究や実績等を生かし、大学病院で移植治療を命を救うことを第一に治療していく姿と、日本で臓器移植できる環境作りに、医者や移植コーディネーターが日々精進していく姿が良かった。現在の医療の発達に奮闘し続け、今もなお発展に尽くし、後継者へ伝えていると感じた。

Posted byブクログ

2017/11/20

谷村志穂さんと言えば、恋愛小説。そんなイメージがあるが、北海道大学で動物のことを学んだ人がなぜ?と思っていた。その意味がわかるような最高の傑作だった。

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2017/10/28

移植医たちの思い 患者さんやその家族、ドナーの思いに ただただ頭が下がる。 脳死状態とはいえ、まだ温かい身体から 臓器を取り出す恐怖、 拒絶反応との闘い、 失敗すればさも犯罪者のように責められ 心身共に追い詰められる。 それでも一人でも多くの命を救うため 奮闘する医師たちのこと教...

移植医たちの思い 患者さんやその家族、ドナーの思いに ただただ頭が下がる。 脳死状態とはいえ、まだ温かい身体から 臓器を取り出す恐怖、 拒絶反応との闘い、 失敗すればさも犯罪者のように責められ 心身共に追い詰められる。 それでも一人でも多くの命を救うため 奮闘する医師たちのこと教えてくれた この本に感謝したい。

Posted byブクログ