ジョブ理論 の商品レビュー
息子へ) どうするれば、ものが売れるのか? その答えは、買い手のジョグを解決するかどうかと本書は解く。 メタファーとして分かりやすく紹介されていたのが、これ。 「客は、3cmの穴を空けられるドリルが欲しいのではない。3cmの穴が欲しいのだ。」 当たり前のように読め...
息子へ) どうするれば、ものが売れるのか? その答えは、買い手のジョグを解決するかどうかと本書は解く。 メタファーとして分かりやすく紹介されていたのが、これ。 「客は、3cmの穴を空けられるドリルが欲しいのではない。3cmの穴が欲しいのだ。」 当たり前のように読めるが、会社に所属して売り手の立場に立つと、どうしても忘れがちになる。 また、商品を売ろうと事業化段階では、客のジョブを見つけようとするが、それなりに軌道に乗ると忘れがちになる。 今、お父さんは2つの事業を軌道に乗せようと頑張っている。 本書のこのジョブ理論を、ど真剣に考えるべきだ。 今、まさしく読むべき本に出会えてよかったと思う。 お父さんは、ジョブという言葉を使わず顧客価値という言葉を使っていた。かなり近いが、ジョブのほうが、より解像度が高い。 客は、客がこなすべきジョブを解決するために雇うのかどうか? イコール、お金を使って、その商品を買うのかどうか?なのだ。 さらに、 事業の中心にいつもジョブを置くべきと筆者。 ジョグを解決できているかどうかを示す指標を目標としているか。 ジョグを解決するためのプロセスに競争力があるか。 ジョグを解決するための組織になっているか。 ジョグを解決する意識が従業員全員に行き渡っているか。 本書を読めば、誰もが、企業が取るべき当たり前の動きに感じるかもしれないが、99%の企業が、そうなっていない。 99%の従業員が顧客のジョグを解決するための活動をしていない。 お父さんは今、商品企画の仕事に従事している。 顧客のジョグとは何かをつかみ、ジョグを解決できる商品を企画したいと思う。 ジョグが何なのかは、お客も把握していない。 一般的なマーケティングの本に載っているセグメンテーションをしてもみつからない。 ジョグの本質を、商品とジョグ解決の因果関係を、明確に深掘りしないといけない。 ジョグ解決の視点を書いておく。 ・生活に身近なジョグは? ・その商品は無消費にも勝てるか? ・できれば避けたいことを仕方なくしていることを解決できないか? ・意外な使われ方はないか? ・感情面に配慮しているか? 難しいが、やりがいのある仕事だ。 お父さんの本の買い方) 大田区図書館 読め、もしくは、読むな) 読め 君が・・・歳のころに) 社会人3年目のころに
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作者曰く、「顧客が進歩を求めて苦労している点を理解し、顧客の抱えるジョブ(求める進歩)を片付ける解決策とそれに付随する体験を構築する」ための本とのこと。 個人的には「"ユーザーに対する深い洞察をどこから学ぶべきか"をエピソードベースで伝えてくれる」本だと感じている。 本書の中で語られている「ミルクシェイクの逸話」がこれを最も表現していると思う。 ----- とあるファーストフードチェーンでは、ミルクシェイクを売るためにユーザーのデモグラフィック情報や意見を徹底的に収集し、改善を図っていた。 しかし売上は一向に変わらず。 「どんな状況で、何のためにその商品が雇われているのか」というジョブ理論の視点に切り替えて観察した結果、「平日の朝には"退屈な通勤時間をやり過ごす"というジョブを片付ける存在」としてミルクシェイクが選ばれていたことが見えてくる。 ----- ビジネス本ではあるものの、上流のデザインにおける考え方に通ずる点が面白い。 「課題を解決するために、どこにフォーカスすべきか」という観点を授けてくれる点では、良書だと思う。 ただあくまで「理論」の本で、ノウハウ本ではない点には注意。
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プロダクトアウトからマーケットインの考えにするには、顧客が何に悩んでいて、その悩み=ジョブをどう解決するか考えるべきかを考えるべきであることを学んだ。 平均はニーズではないことは気づきになった。
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顧客提供価値を高めるために、多くの人が考えるのは機能的な価値をどう付加するか考える、蓄積したデータだけを信じて改善を考えるなど、顧客を分かったつもりになってしまっている。イノベーションを生み出すようなサービスを考えるのは、人がなぜある特定の商品やサービスを購入するのか、という因果...
顧客提供価値を高めるために、多くの人が考えるのは機能的な価値をどう付加するか考える、蓄積したデータだけを信じて改善を考えるなど、顧客を分かったつもりになってしまっている。イノベーションを生み出すようなサービスを考えるのは、人がなぜある特定の商品やサービスを購入するのか、という因果関係を明らかにしなければいけない。人はどんなジョブを片付けたくて、そのプロダクトを雇用するのか?私たちが商品を買うということは基本的に何らかのジョブを片付けるために何かを雇用するということである、ということ、この問いを考えることが、考え方のアプローチとして学びとなった。 ジョブを起点に考えられる組織とそうでない組織にどのような違いが出てくるのか、多くの事例からジョブ起点に考えることの重要性、その考え方を学ばせてもらえる本。 データについて、そもそも人の手が介在して出ているもので、必ずしも鵜呑みにしてはいけないということ、データがどういう形で出されたものかを押さえることや、感情や社会的側面など定性による要素も含めてジョブを捉える必要があることが学びとなった。
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モノを売る、ということに携わる人には必読いただきたい名書です。 ⚫︎冒頭にある問い とあるアメリカのハンバーガー屋さんでシェイクをもっと売り込みたい。ある方法で成功したのだが、どう成功したのでしょう? ↓ 以下ネタバレ ↓ ⚫︎不正解 ・値段を変える ・味を甘くする ・量を増やす 。。。etc ⚫︎正解 ・シェイクを溶けにくくした ⚫︎正解の背景 シェイクを買う顧客の多くは、アメリカ国内を移動する長距離ドライバーたち。彼らは移動中ヒマになるため、シェイクを飲んで気晴らしをしていた。シェイクが溶けにくくなることで、シェイクが長持ちし、気晴らしに使える時間が長くなった。 このように、顧客というのは『モノを買う』のではなく『困りごと(ジョブ)を解決する』というのがジョブ理論。 たしかに昔、任天堂の山内組長が『みんなゲームをやりたくて、仕方なくゲーム機を買うんだよ。』と言うておられた気がします。 モノを買ってもらうことに携わる人は知っておくべき考え方が満載、ぜひ読んでもらいたい名書籍です!
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この本は、私のデザイン観、特にUXデザイン領域の考え方に最も強い影響を与えた一冊となりました。 世界的に成功しているプロダクトが、この「ジョブ」というシンプルかつ普遍的なメカニズムに当てはまっている事実に驚いたし、面白かった。 この本を読んでから、「ジョブの眼鏡」をかけて世界...
この本は、私のデザイン観、特にUXデザイン領域の考え方に最も強い影響を与えた一冊となりました。 世界的に成功しているプロダクトが、この「ジョブ」というシンプルかつ普遍的なメカニズムに当てはまっている事実に驚いたし、面白かった。 この本を読んでから、「ジョブの眼鏡」をかけて世界を見るようになりました。SNSで人気なコスメとか便利グッズとか、話題の映画とかカフェとか。売れていそうなモノを見た時、「これは何のジョブを片付けているんだろう?」と考えてしまうのですが、それがまた面白いのです。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 この記事をきっかけに、興味のきっかけや新しい発見に繋がれば幸いです。
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印象に残ったことは「何も雇用していない人からも学ぶことがある」。 「ジョブ」という視点で考えれば、競合する相手は競合他社の製品ではなく、一見全く異なるもの・ことかもしれない。あるいは無消費かもしれない。 これは手段と目的と近い考え方かもしれない。 「子どもが両親を雇用して片づけるジョブは何か?」にハッとした。 子どもが私を雇用して片付けようとしているジョブは、抱っこしてくれる。自分を見てくれる。甘えさせてくれる。であって、スマホでクリスマスプレゼントを探すことではないと気づいた。
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解決するジョブは何か。 ここを見ていくと競合は無数にあるし、ここが定まってないと売れる商品にはなりにくい。 とても面白い。
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• 彼らの生活に発生した具体的なジョブをマックシェイクを雇用して片付けている ◦ 朝通勤の時に買うマックシェイク ▪ 時間潰しとして他より優れている ◦ 夕方息子に買う時のマックシェイク ▪ 他のおもちゃの代替 ◦ 一つの意味ではなくいろんな意味があって良い • マ...
• 彼らの生活に発生した具体的なジョブをマックシェイクを雇用して片付けている ◦ 朝通勤の時に買うマックシェイク ▪ 時間潰しとして他より優れている ◦ 夕方息子に買う時のマックシェイク ▪ 他のおもちゃの代替 ◦ 一つの意味ではなくいろんな意味があって良い • マーガリンの雇用理由 ◦ 飲み込みやすいようにパンの耳や皮を湿らせる何かが欲しい • セグウェイ ◦ いつ?なぜ?どのような状況で?何が問題?などが解決されないまま発売されたプロダクトアウトな商品だったので誰のジョブも解決しなかった
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イノベーションにおいて「顧客課題から始めるべき」という誤った論説が流布しているせいで、その誤った宗教に染まっている人も多い。そんな人たちにせひ読んでほしいのが「ジョブ理論」だ。 この本の中核をなすのが「人は製品やサービスを“ジョブ(やるべきこと)”のために雇う」という視点だ。「...
イノベーションにおいて「顧客課題から始めるべき」という誤った論説が流布しているせいで、その誤った宗教に染まっている人も多い。そんな人たちにせひ読んでほしいのが「ジョブ理論」だ。 この本の中核をなすのが「人は製品やサービスを“ジョブ(やるべきこと)”のために雇う」という視点だ。「ジョブ」とは願望や欲求そのものではない。それは、“不完全な現実”において、“仕方なく”選んだ手段であり、「本当はこうしたい」が実現できない文脈にこそ宿る。 たとえば、あの有名なミルクシェイクのエピソード――朝の通勤時、子どもを静かにさせたい父親が、粘度の高いミルクシェイクを“雇う”という話。ここには、「子どもがジュースを好きだから」という表層ではなく、「静かにしてほしい」という背景の“仕事”がある。この視点の転換がまさに「顕在化された課題」とその先で行き着く「矮小なアイデア」から脱却する鍵になる。 ジョブ理論を応用した「ジョブ・ストーリー」の構文はぜひ参考にしたいフレームワークだ。 ・When(状況) ・I want to(やりたいこと) ・So I can(目的) ・But(阻害要因) ・Therefore I have to(雇われた手段) これを活用して顧客理解を進めることで、「非言語のインサイト」に光を当ててくれる 。単なる課題解決ではなく、「この人がなぜこの選択肢を選ばざるを得なかったのか」という現実の葛藤に向き合うことで、より強いプロダクトコンセプトを生みだすことができる。 多くのマーケティングやペルソナ分析が見落とすのは、「顧客は論理的に意思決定をしているわけではない」という点だ。ジョブ理論は、合理的なニーズではなく、“文脈における衝動”を扱うフレームである。 「顧客課題から始める」とこうした“無意識の圧力”を見落としたまま、仮説検証を進めてしまうことで、イノベーティブさから程遠い「矮小なアイデア」に行き着いてしまう。 顧客のインサイトとは、とどのつまり「課題は“感じていない”が、困っている」という矛盾だ。そして向き合うべき"Pain"は、「それでも現状維持する理由」である。ジョブ理論は、まさにこの違和感に名前を与え、構造として抽出してくれるツールだ。 ただし、あえて一石を投じるなら、ジョブ理論の危うさは“個別性”への過信にある。最初の一歩としてN=1に向き合うことで、それを浮き彫りにすることは当然すべきである。一方で、「ジョブは状況ごとに異なる」と言い切ると、スケーラビリティの視点が抜けがちになってしまう。 事業において重要なのは、「どこまでが個別性で、どこからが共通性か」を見極める設計力である。N=1のインサイトを、どうN=1000に拡張可能な言語に変換するか。この「編集力」こそ、ジョブ理論の“次の地平”として持つべき観点であり、これを「グランドデザイン思考」と名付けた。 『ジョブ理論』は、マーケティングでも、事業開発でも、「顧客理解とは何か」を再定義する思想書である。単なる手法ではなく、「どの視座で顧客を観察するか」という根底の“問い”に迫る。この本を読んだ後、誰か一人の顧客に深くインタビューしてみてほしい。きっと、あなたの見ていた「顧客像」が、音を立てて崩れていくはずだから。
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