いのち愛しむ、人生キッチン の商品レビュー
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無理してまで頑張らなくていいんだな。 食べることって、やっぱり大切なんだな。 と、しみじみ思う一冊でした。 「心と体の養生」と言う言葉が、なんだかとても心に残りました。
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いいなー、ほんと、そうだなー、と思う。 嫌な感じなく、ひっかかりなく、スっと入ってくるのは、やはり根っこがある人だからだろう
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御年90歳を越える料理研究家である桧山タミさんが、生きる力になるお守りのような本になればと著した作品。健康に生きるための秘訣や、自然に寄り添った食の大切さ、調味料や調理器具の知恵、子育てや家族のつながりへのアドバイス等、迷いや悩みを救ってくれそうな一冊。 日本の料理研究家の草分けとして知られていた江上トミさんの愛弟子として、戦前戦後を過ごし、20代だった戦後には料理旅行としてヨーロッパで料理を学び帰国。その後も世界中の料理の歴史や食材を研究し、料理教室を始めることに。 日本では馴染みのなかった海外の料理ということもあり、料理教室は人気になるが、素材へのこだわりや愛情、自然の恵みを大切にする心を全面に出し、昔ながらの日本の家庭料理教室に転向する。 当初は生徒が激減してしまうが、現在も20代から70代まで幅広い層が通う「桧山タミ料理塾」で今日も台所にたっている。 本文中に「女性はもともと強く、男はもともとやさしい。だから、強さを学ぶために男性は生まれた。女性は強いからこそ、やさしさを学ぶために生まれてきた。やさしくなるというのは、ただ他人任せに甘えるのではなく、人にやさしくするためには自分の心身の強さを持って、そばにいる大事な人たちを温かく応援できるということ。」とあった。 そのために、目には見えない思いを日々「料理」にこめることで、命を愛おしむことことが大切で、楽しく豊かでいつもおいしい匂いのするキッチンから健康や愛情が生まれてくるのだと思った。
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もうなんていうか、ほんとに読めてよかった。 お年寄りの方とどんどん触れ合う機会がなくなり、昔はひとからひとへ受け継がれたにんげんとして大事なものを受け取れたような気がします。 大事なものがたくさんつまった、素晴らしい本です。
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Kindleで読みました。 この本を読むと、野菜にもお魚やお肉にも命があることを教えられます。 私たちは、その命をいただきながら、日々を生かされている…そのことを感じずにはいられません。 食べることは生きること、料理するという過程もまた尊い行為であると思いました。
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家族においしいと言ってもらえる。それだけでも、私が生きている意味がある。 と、思うことができた。大切な一冊。
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【私たちが生きる拠りどころは「台所」にあります】92歳の現役料理家が命を育てる台所を暮らしの起点として、食・生き方・健康法・処世術を語る。迷える女性の人生を好転させる一冊。
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