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仕事と家庭は両立できない? の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2023/05/27

女性の働き方を考える上で参考になる本 仕事をしながら、家庭のことも頑張らなきゃいけない女性と それを支える男性に読んでほしいです。

Posted byブクログ

2023/03/19

キャリアを大事にしている女です。結婚や出産も考えていて、バランスをどのように取るのかがわからず、この本を読んでみました。 ・出産すると、ビジネスを優先したくても、母親としてパーフェクトになりたいと思う義務感や介護(ケア) を優先せざるを得ない状況になってしまう。 ・「母親」は、...

キャリアを大事にしている女です。結婚や出産も考えていて、バランスをどのように取るのかがわからず、この本を読んでみました。 ・出産すると、ビジネスを優先したくても、母親としてパーフェクトになりたいと思う義務感や介護(ケア) を優先せざるを得ない状況になってしまう。 ・「母親」は、家庭を大事にすると思いこみが強く、会社は母親になった女性をキャリア路線から外してしまう。 など、想像できる内容が多く、日本だけの問題ではないんだと理解した。 そういった状況の中で、夫が全面的に家事や育児をしてくれてキャリアのトップに立った女性もいるし、家族を優先して仕事を辞めた人もいる。そこを筆者は、そもそも母親の問題だったり、男女の問題ではないと指摘。 育児というケアがどこまで大変かを周りが理解し、サポートできるインフラが必要と言うのを唱えている。 キャリア、育児、家庭をどのようにうまくするかを教えてくれるハウツー本ではないが、この本を読むことで1人では悩まず、周りに相談をしながら、自分なりの道を作っていくのが大事なんだと思った。

Posted byブクログ

2023/01/25

必死に仕事に打ち込んでいれば全てを手に入れることができる。 協力的な相手と結婚すれば全てを手に入れることができる。 順番を間違えなければ全てを手に入れることができる。 これらは、著者が学生時代から持っていた信念であり、実際そのとおりに実行してきて、全てを手に入れてきたように思え...

必死に仕事に打ち込んでいれば全てを手に入れることができる。 協力的な相手と結婚すれば全てを手に入れることができる。 順番を間違えなければ全てを手に入れることができる。 これらは、著者が学生時代から持っていた信念であり、実際そのとおりに実行してきて、全てを手に入れてきたように思えていた。 しかし、ワシントンで政府の中枢で働くようになり、息子達が思春期を迎えた頃に状況が変わる。 それまで自分でスケジュールを組めていた大学教授のライフスタイルからは生活が一変。 著者は週末しか自宅に帰れなくなる。 家族全員で国に奉仕しているのだと息子達には言い聞かせていたが、やがて息子の問題行動が目立ち始め、母親を必要としていることが明るみになってくる。 著者はもう2年、本当はワシントンで働きたかったが、家族のために大学教授の仕事に戻ることを決断する。 今までだと、昇進を投げ売って家庭に戻る女性を軽蔑していた著者だったが、自分がした決断に満足していた。 仕事と家庭の両立について、改めて見直してみようと思い、執筆したのが本書。 著者の体験が赤裸々に綴られていて、大変参考になった。 冒頭にあげた、著者の理念は決して間違ってはいない。 しかし、それは全てが自分の計画通りに進めばの話。 計画通りにいかないのが人生。 著者が経験したとおり、思春期の子供が問題行動を起こすこともある。 子供が病気になることもある。親の介護が必要になることもある。配偶者が何らかの理由で働けなくなる可能性だってある。 仕事も家庭も、男性も女性も、太いまっすぐな道を突き進むような人生よりも、臨機応変に柔軟に進む道を変更することができる。 そんな生き方がこれから必要ではないかと著者は指摘する。 高教育を受けた女性がキャリアを途中で断念して家庭に入ったとしてもその受けた教育は決して無駄にはならない。 教育とは自分を支えると同時に他者の人生を豊かにするためのもので、その他者とは自分の子供、配偶者など家族も含まれるから。 子育ては子供を通じての社会貢献であり、それは稼ぐこと、競争に勝つことを求められている仕事と比べて劣るものではない。 本書は、仕事と家庭の両立について、具体的なハウツーを教示してくれる内容ではないが、競争とケアについて、考え直すことを提示している。 なにより、これからの若い女性が人生に希望を持てるようにという著者の願いが伝わってくる一冊。

Posted byブクログ

2022/10/08

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント。アン=マリー・スローター先生の著書。女性が輝く社会を実現するには女性が輝くための基盤を整えないといけない。仕事と家庭を両立したいと思う女性を社会全体でしっかりサポートすること。仕事と家庭を両立したいと思う女性がすべてで...

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント。アン=マリー・スローター先生の著書。女性が輝く社会を実現するには女性が輝くための基盤を整えないといけない。仕事と家庭を両立したいと思う女性を社会全体でしっかりサポートすること。仕事と家庭を両立したいと思う女性がすべてであると決めつけないこと。仕事だけに集中したい女性もいれば家庭重視の女性もいる。仕事だけに集中したい女性へのサポートだって必要なこと。それが女性が輝く社会への第一歩。

Posted byブクログ

2022/09/29

仕事に関する記述についてはある意味強者の理屈だと感じる部分もあったが、男女平等を考える際には必ず読んでほしいと思った一冊だった。 同ジャンルのその他の本と本書の違いは、男性の視点についても触れられていること。男性側(私も男だが)から言いづらいことも著者が述べていることで、双方の視...

仕事に関する記述についてはある意味強者の理屈だと感じる部分もあったが、男女平等を考える際には必ず読んでほしいと思った一冊だった。 同ジャンルのその他の本と本書の違いは、男性の視点についても触れられていること。男性側(私も男だが)から言いづらいことも著者が述べていることで、双方の視点が得られると思う。 企業や自治体、団体といった組織内における男女共同参画に向けて構想や企画を練っている人には特に読んでほしい。仮に私がそのような立場で事情が許せば、検討を進める前に参加者にこの本を読んでもらうと思う。

Posted byブクログ

2022/07/01

仕事と家庭の問題を競争とケアの問題として捉え直す視点は面白かった。ただ「どちらも大事」とはいいつつ、お金を稼ぐためには競争の世界で頑張る以外、なかなか選択肢がないのが現状かなと思う。ケアがきちんとマネタイズできればよいのだろうが、そうなるとケアが競争の世界に巻き込まれてしまう。ケ...

仕事と家庭の問題を競争とケアの問題として捉え直す視点は面白かった。ただ「どちらも大事」とはいいつつ、お金を稼ぐためには競争の世界で頑張る以外、なかなか選択肢がないのが現状かなと思う。ケアがきちんとマネタイズできればよいのだろうが、そうなるとケアが競争の世界に巻き込まれてしまう。ケアが本当に認められるためには、お金以外で回る世界が必要なのかもしれない。

Posted byブクログ

2022/03/06

一番心に残ったのは、金融業界で25年間働いてきたという筆者の弟の言葉。 「1番大変な時に、仕事を辞めるという決断をするな。家庭でも仕事でも、自分が世界一ダメな人間のように感じてしまう時期がある。そんな時期が必ず来ることを覚悟して、そのタイミングで決して人生の決断をしてはいけない...

一番心に残ったのは、金融業界で25年間働いてきたという筆者の弟の言葉。 「1番大変な時に、仕事を辞めるという決断をするな。家庭でも仕事でも、自分が世界一ダメな人間のように感じてしまう時期がある。そんな時期が必ず来ることを覚悟して、そのタイミングで決して人生の決断をしてはいけないと肝に銘じておいた方がいい。家庭でも仕事でも、支えてくれる人の輪を作り、その人たちに助けてもらって難しい時期を乗り切り、その間の中の人を大切にしよう。その人たちは仕事の邪魔ではなく、長い人生の中であなたの仕事を助け、あなたをより強くしてくれる存在だ。」

Posted byブクログ

2022/02/12

二度目の読了。女性がケア労働(育児・介護)から開放されることはないと…改めて思ってしまった。 高学歴女子のモヤモヤが消える日は、残念ながら来ないことを予感… 例えばこのセミナーに出ている様な方々は完全にケア労働から開放されているし、ソレがあったらこの様な仕事振りは決して出来ない...

二度目の読了。女性がケア労働(育児・介護)から開放されることはないと…改めて思ってしまった。 高学歴女子のモヤモヤが消える日は、残念ながら来ないことを予感… 例えばこのセミナーに出ている様な方々は完全にケア労働から開放されているし、ソレがあったらこの様な仕事振りは決して出来ないと思うの… https://note.com/ruly_yasuka/n/n5fadd620d99b

Posted byブクログ

2022/02/11

女性が仕事を両立させるためにはやはり声を上げるという膨大なエネルギーが必要。 そして自分も男性に家事を期待していないマイナスの意味の期待をしてしまいそれが差別につながっているのでは?と考えさせられた。

Posted byブクログ

2022/02/09

・作者がアメリカの超エリート白人女性なので、日本には必ずしも当てはまらないかもしれないが、女性が育児と仕事を両方する時の障壁や、それらを生み出す社会について改善点を書いている。 ・読んでいて自分も気付く部分が多かった。夫より家事や育児が得意だと思い込んでしまっているのは確かに良く...

・作者がアメリカの超エリート白人女性なので、日本には必ずしも当てはまらないかもしれないが、女性が育児と仕事を両方する時の障壁や、それらを生み出す社会について改善点を書いている。 ・読んでいて自分も気付く部分が多かった。夫より家事や育児が得意だと思い込んでしまっているのは確かに良くないと反省した。妻が必ずしも得意とは限らない。 ・あと、大変でないときにキャリアを計画して、夫とどちらが家庭に比重を置くかは本当に大切。 ・仕事と家庭は両立する、両立できることではなく、家庭に比重を重く置くタイミングが来たとしても、それによって仕事がなくなってしまうような社会ではよくない。ケアに対して、価値を見出す時代になるべきと感じた。

Posted byブクログ