仕事と家庭は両立できない? の商品レビュー
前半は女性の社会進出の現実が中心。その流れで、育児に対して社会が価値を見出していないことも論じています。 後半は「ケアの重要性」が中心かな。育児などのケアを通じて人間的にも成長して貢献してくれるのに、企業などは十分な報酬を与えていない。 全体的に女性の話だけではなく、男性から見た...
前半は女性の社会進出の現実が中心。その流れで、育児に対して社会が価値を見出していないことも論じています。 後半は「ケアの重要性」が中心かな。育児などのケアを通じて人間的にも成長して貢献してくれるのに、企業などは十分な報酬を与えていない。 全体的に女性の話だけではなく、男性から見た話 (育児をあきらめている、育児に注力すると特異な目で見られる現実)も十分に考慮されています。 個人的には、日本も同じような状況から抜け出せていないと思うので、こういう現状認識が全世代で広まってくれるといいなと思いながら読んでいました。良書でした。
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大企業の平社員として最低限のことだけやって働く(自分)のと、アメリカのエリートらしく「全てを手に入れる」気概を持って上りつめようとする(筆者)のでは、「仕事」の定義に差があるので、あまり現実的な話はなかったが、両立って簡単じゃないよねと素直に認めていることには意義があると思う。
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えらい。強欲っていうか高い野望や志は大事だ。なんか、働き方っていうのがぜんぜんちがう感じね。70年代から4,50年ちかく集団的にがんばって来て成果出してる感じ。
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もうすぐ生後1ヶ月になる娘を膝の上であやしかながら読了。これからの妻と娘との人生に対する問題提起そのもの、自分のUnfinished Businessでもあった。
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