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9プリンシプルズ の商品レビュー

3.4

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2023/04/30

書店で目に入ったので購入しましたが、まず他の方も指摘しているように全編通して感じたのは翻訳の質の低さ・・・。原文の英語も固有名詞や人名などが多く出てくるので、わかりづらいのかもしれませんが、それにしてもこの翻訳の質は低い。読んでいてフラストレーションが溜まりましたので、相当赤入れ...

書店で目に入ったので購入しましたが、まず他の方も指摘しているように全編通して感じたのは翻訳の質の低さ・・・。原文の英語も固有名詞や人名などが多く出てくるので、わかりづらいのかもしれませんが、それにしてもこの翻訳の質は低い。読んでいてフラストレーションが溜まりましたので、相当赤入れしたほうが良いと思います(誤字脱字もありました)。肝心の中身はどうかというと、申し訳ないですがこれもある意味「ありがち」だと思いました。インターネット黎明期からこういうテイストの本は山ほどあって、メッセージも正直目新しさはありませんでした。自分たちがユニークだということをアピールしたいのかもしれませんが、正直「あなた方こそ型にハマったありがちな人々ですよ」という印象も受けてしまいました。ブラックスーツとネクタイのエスタブリッシュメントをかなり揶揄していますが、あなたがたも実は自分で気づいていないかもしれませんが相当型にハマっていますよ、と第三者的には思ってしまいます。

Posted byブクログ

2022/12/30

伊藤穣一が未来を予測する9つのキーワード。どれも鋭い切り口なのだが、MITなどでの研究事例がベースになっていて少し馴染みが薄いのと、やや自分には翻訳が読みづらいところがあり、消化しきれない感じであった。

Posted byブクログ

2022/09/29

1895年、パリのグランカフェ前。人類史上初の活動写真を見るために集まったパリジャン。地下室でリネンに映写された50秒のフィルム。工場の陰から出てくるぼやけた女性の画像、そよぐスカート。列車のフィルムには満員の観客が逃げ出そうとする事件も。『映画化の創設神話」は、華々しく開かれた...

1895年、パリのグランカフェ前。人類史上初の活動写真を見るために集まったパリジャン。地下室でリネンに映写された50秒のフィルム。工場の陰から出てくるぼやけた女性の画像、そよぐスカート。列車のフィルムには満員の観客が逃げ出そうとする事件も。『映画化の創設神話」は、華々しく開かれたが、これを企画したリュミエール兄弟は成功しなかった。単一視点、単一場面から、つなぎやカットを駆使した今の映画に仕上げる可能性に到達せず、発明した技術を充分に活かせなかったからだ。 人間は適応性を持ちながらも、生産性に注目した社会を築き上げた。生物として、種の保存を本能に、個体数を拡大する事が望まれるならば、生産性向上とは、生命の根源的な欲求にも繋がるのだろう。発明し、学び、発展させる。そしてこのサイクルは活発化し、より加速する。本著には、これに対処するための原理が綴られる。 ー権威より創発、理論より実践、プッシュよりプル、能力より多様性、地図よりコンパス、強さより回復力、安全よりリスク、モノよりシステム、従うより不服従ー 目次だけでも十分に思想が伝わる。つまり、既成概念を乗りこなす再現力よりも、新たな世界を創造する新規性こそが、我々の存続を確かなものとする蓋然性が高まる、という素朴なプリンシプルズだ。 言われた通りにしているだけでノーベル賞を受賞できた人はいない。アメリカの公民権運動は、市民の不服従なしには起こらなかった。大事なのは完璧な繰り返しなんかじゃなく、変化を起こす事、変化に備える事なのだろう。

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2022/05/05

MIT伊藤穣一先生の、現代から未来を見通す著書。新世界で取り残されないための根本原理とも言える価値観の変換について。さすが多方面多分野の研究を参照しながら、9つの原理を紹介されています。タイトルはそれぞれ端的でとてもわかりやすいのですが、具体例が凡人からみると高貴すぎて頭に入って...

MIT伊藤穣一先生の、現代から未来を見通す著書。新世界で取り残されないための根本原理とも言える価値観の変換について。さすが多方面多分野の研究を参照しながら、9つの原理を紹介されています。タイトルはそれぞれ端的でとてもわかりやすいのですが、具体例が凡人からみると高貴すぎて頭に入ってきませんでした。

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2021/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 修士課程卒で博士課程を経てはおらず学術的な業績がないにも関わらずMITメディアラボの所長になったという稀有な存在である筆者の行動原則が分かる。翻訳を山形浩生さんが行うという安定の布陣。  訳について評価が低いがインターネットや最先端技術について「知っている」ことが前提になっている本だということだと思う。そういうリテラシがないと何のことやらさっぱりという感じなのだろう。  異なる価値観や専門分野の人を結びつける能力にとにかく長けている。そこに気づく柔軟な発想力はどいういう原理に基づくのかという観点で綴られている。確かにそうなのだが、超大な量の対象を相手にし、その知識・知見がたくさんあるが故にできているということは忘れてはいけない。  プリンシパルズだけでは結果はでない。

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2021/05/08

絶え間なく変化する現代は「非対称性」、「複雑性 (1)異質性、(2)ネットワーク、(3)相互依存性、(4)適応性」、「不確実性」の3つが起こるので、これらにどうやって対応していくのか? それを9つの原理(プリンシプルズ)にまとめたのが本書になります。 テクノロジーの話から細胞の話...

絶え間なく変化する現代は「非対称性」、「複雑性 (1)異質性、(2)ネットワーク、(3)相互依存性、(4)適応性」、「不確実性」の3つが起こるので、これらにどうやって対応していくのか? それを9つの原理(プリンシプルズ)にまとめたのが本書になります。 テクノロジーの話から細胞の話にいったり、歴史の話になったりしますが、いかにも早川書房な本という感じで内容は非常に深いです。

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2021/03/28

「結論」にある次の記載と:  [...]あるいは14世紀のペスト並の規模で伝染病が広まるかもしれない。人類絶滅事象は、みんなが思うほど可能性が低くはない。 「訳者あとがき」にある次の記載から:  [...]未来のことなんかわからない、と彼らは言う。[...]繰り返し主張されている...

「結論」にある次の記載と:  [...]あるいは14世紀のペスト並の規模で伝染病が広まるかもしれない。人類絶滅事象は、みんなが思うほど可能性が低くはない。 「訳者あとがき」にある次の記載から:  [...]未来のことなんかわからない、と彼らは言う。[...]繰り返し主張されているのは、多様な可能性をどうやって現実のものとするか、という話だ。  この本が書かれた当時から、今はまた違った状況にあるのだろうが、この本に書かれた9つの原則は、まだ有効であるように思った。「訳者あとがき」は有用。

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2020/03/23

イノベーションを起こすために必要な要素9つについて解説している書籍。9つの要素について事例を交え解説。直訳でやや読みづらい

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2019/10/31

ネットワーク優位の世界にあって、社会にどう適応していくかを考えた本。旧来の生産性的価値観との相性は悪く、そこをどう混ぜていけるかが鍵と思われる。未来に向けて必読の書。 以下、備忘用メモ。 1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うよ...

ネットワーク優位の世界にあって、社会にどう適応していくかを考えた本。旧来の生産性的価値観との相性は悪く、そこをどう混ぜていけるかが鍵と思われる。未来に向けて必読の書。 以下、備忘用メモ。 1.権威より創発 2.プッシュよりプル 3.地図よりコンパス 4.安全よりリスク 5.従うより不服従 6.理論より実践 7.能力より多様性 8.強さより回復力 9.モノよりシステム

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2019/09/25

MITはどのような理念で運営されてるか? 結果として、外部の変化に適応するプロジェクトを運営できるのか? その実現のための指針が記述されています。 これらの指針は、会社そしてそこで働く私たちの行動指針、価値にも再考の余地を与えてくれるはずです。 地図よりもコンパス 記載され...

MITはどのような理念で運営されてるか? 結果として、外部の変化に適応するプロジェクトを運営できるのか? その実現のための指針が記述されています。 これらの指針は、会社そしてそこで働く私たちの行動指針、価値にも再考の余地を与えてくれるはずです。 地図よりもコンパス 記載されていた指針の一つです。 組織には、方角があれば、あとは自律的に機動的に対応ができるということ。 私は私の行動を振り返る書籍となりました。

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