豆の上で眠る の商品レビュー
終盤の怒涛の真相部分が詰め込み過ぎて、考えながら読む必要があったが良かったかな。 途中まではうーんあんまり面白くないかなって感じだったが。
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小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。――お姉ちゃん、あなたは本物なの? 辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。 ------------------------ これはお勧め!かなりおもしろくて、あっという間に読みました。 ミステリアスで不気味・・・
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トリックのために「取り違え」や「失踪」が安易に利用されている気がして違和感があった。ミステリー小説として純粋に楽しめたら良かったのかもしれないけれど‥‥。
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結末と真実には驚かされるし、読後のゾワゾワ感は湊かなえさんの作品らしさを感じた。家族とは何か、本物とは何か。俯瞰して見ていた作品がラストで自分が作品の中に取り込まれていってしまうような悍ましさがある。
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血の繋がりってなんだろうって思った。 行方不明の姉が帰ってきた。その姉に対する違和感、血縁関係が家族への感情に影響がないことを示している。それよりも自分が見たもの、聞いたこと、その人との対話で生まれた感情で家族のような関係や絆は作り出せるんだと、この本を読んで感じた。
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面白い終わり方!! 後半はテンポも良いしやっぱり好きだな〜 でも内容はすごく考えさせられる それぞれがいろいろ考えただろうし それぞれの想いを これからも抱えて生きていくんだろうな 湊かなえさんは 女性の繊細な感情を描くのがやはり上手い! 嫌な女の登場率ハンパない気がする笑
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人から勧められて読んだ本。シンプルなストーリー性ながら引き込まれる世界観。もやっとしつつも楽しめた一冊。
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2024.10.21 読了 湊かなえの、どこか他人事のような主人公の独白がヒンヤリと冴えて、背中に違和感があることをずっと共有しているような感覚は、唯一無二でした。おもしろかった。 表面上は淡々としてみえるけれど、結衣子は違和感を放っておかない熱い気持ちをずっと持ち続けていたが、周囲の妨害(?)と思惑の交錯にあって、最後まで真相にたどり着けないでいた。万佑子と遥に選ばれたはるかママは幸せだったかもしれないが、真相を知らされず苦しんできた結衣子と、真相を知ってなお隠さざるを得なかった、選ばれなかった母と父が可哀想すぎないか? 犯罪がそうでなくなる関係(と心情)をうまく突いた本作の落としどころは、途中から薄々感じ取れるが、最後まで通した筆力は、さすが。
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湊かなえ初読です。 誘拐された姉が2年後に帰ってきた。でも...? 自分が感じている違和感は何なのか。確たる証拠がないときの、自分が違っているのか周りが違っているのかのモヤモヤがすごく伝わってくる。どうにもできなくて地団太踏むようなやり場のない気持ちの行き先を探す感じが素晴らしい。 掲載時に連載物ということで1話ごとに飽きさせないように工夫された展開が、読了を助けてくれた。 湊かなえは読後感が良くないと聞いていたけど、本作も読後感が悪いわけではないのだけど、感情を揺さぶられるのはたしか。
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色々と腑に落ちない感じはあるけど 結局、家族になるってことは味方であるってことなんじゃ無いかなと思う。DVや虐待をしている人が家族と見做せないなんて例もあるけど、これもそのケースなのかなと。 個人的には、ブランカが救いになった気もするけどなぁ。。。
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