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花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION の商品レビュー

4.1

29件のお客様レビュー

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2021/07/31

ブレイディみかこさんの初期作品。自分の中の常識を覆してくれる。世界の多様性、不平等、差別や格差をパンクな語り口で一刀両断してくれる。

Posted byブクログ

2021/03/23

6-7ページでひとまとまりになっているので、読みやすいエッセイ。ディープなイギリスの生活が垣間みえて面白い。ぶった斬る感じの言い回しも含めてダメな自分と向き合った諦観があり、落ち込むこともなく開き直ってるのがいいんだなと思う。僕はイエローで、、から読み始めましたが、すっかりファン...

6-7ページでひとまとまりになっているので、読みやすいエッセイ。ディープなイギリスの生活が垣間みえて面白い。ぶった斬る感じの言い回しも含めてダメな自分と向き合った諦観があり、落ち込むこともなく開き直ってるのがいいんだなと思う。僕はイエローで、、から読み始めましたが、すっかりファンです。

Posted byブクログ

2021/03/21

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者ブレイディみかこさんのエッセイ集。 良い意味でかなり弾けまくっている。 一つ一つが6〜7ページで完結しており読み易い。 ケンジントン辺りの、所謂表向きのロンドンしか知らなかったけれど、もっともっとディープな、リアルなロンドンの生...

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者ブレイディみかこさんのエッセイ集。 良い意味でかなり弾けまくっている。 一つ一つが6〜7ページで完結しており読み易い。 ケンジントン辺りの、所謂表向きのロンドンしか知らなかったけれど、もっともっとディープな、リアルなロンドンの生活実態が露呈していた。 ブレイディみかこさんの15年以上前のブログなどを寄せ集めたエッセイなので、文体もくだけていたり、会話口調のような面もちらほらあり、著者の人物像がはっきり分かる。とても面白い人だという印象。 小さな衝撃を得るストーリーもあるが、どんな輝かしく見える国も実際こんなもんなんだろうなぁと読み耽る。 ワーキングクラス・キッズ アイリッシュ・ブラッド 精神高揚剤としてのミュージック オーヴァー・ザ・レインボウ LOVEとFANCYのあいだ 限りなくどどめ色に近いグレー 上昇しない螺旋階段の怪

Posted byブクログ

2021/03/20

2021/03/20 イギリスのブライトンという街で暮らすブレイディみかこさんの視点から見たイギリス人の日常を描写したエッセイ集みたいな感じ。 前にもこの人の本を読んだことがあるのですが、学校で習うイギリスだけじゃない、さらに奥深いイギリスの人々の様子がよく分かる内容です。 一個...

2021/03/20 イギリスのブライトンという街で暮らすブレイディみかこさんの視点から見たイギリス人の日常を描写したエッセイ集みたいな感じ。 前にもこの人の本を読んだことがあるのですが、学校で習うイギリスだけじゃない、さらに奥深いイギリスの人々の様子がよく分かる内容です。 一個一個のエッセイを集めた感じになっていて、それぞれの話にはイギリスで暮らす日本人から見たイギリスの人の人間味あふれる描写がありありと伝わってきます。 日本人とイギリスの人々を比較して、もちろん違うところも多々あるけど、結局同じ人間なんだなーだと思うこともあれば、やっぱり外国人は考え方のスケールが全然違う…と思わされるような内容もたくさんあって、面白いし、ディープなイギリスについて知ることが出来るんじゃないかと思います。

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2020/11/30

「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」の著者のずいぶん前のエッセイ集。 「僕は…」よりもう少し過激で、「イギリスってそんな国なの?」って驚きです。 ここから、どうして子を持つことになったのか、興味が湧きました。 世界にはそこに住んでみないと分からないことが溢れています。

Posted byブクログ

2024/01/16

どちらかといえばガテン系な仕事を生業にしているんだけれども、全く本書を読んでいると本当にイギリスの話なのか、自分の身の周りの話なのか分からなくなってくる。国は違えどワーキングクラスの生活はいずこも同じだなーと思う。もちろん著者のフィルターを通して、親しみやすく書いてくれてるんだろ...

どちらかといえばガテン系な仕事を生業にしているんだけれども、全く本書を読んでいると本当にイギリスの話なのか、自分の身の周りの話なのか分からなくなってくる。国は違えどワーキングクラスの生活はいずこも同じだなーと思う。もちろん著者のフィルターを通して、親しみやすく書いてくれてるんだろうけれど。 「she's got balls 」 と、とある女性政治家の事を筆者は評していたけれども、読者から言わせればそれはアンタの事じゃ、とつっこまざるを得ない。本書がデビュー作だからなのか、全編から「なめんじゃあねーぞ」という気概、パワーが感じられる。 あとコレは自分だけだと思うんだけれど、男女関係の話や、サブロー北島ジャケットのくだりあたりはなんとなく吉田秋生イズムを感じてしまった。「あーはっはっは」の脳内再生は我知らず完全に吉田秋生のエッセイ漫画になってしまった。 ぜひとも挿絵書いて欲しかったわ。

Posted byブクログ

2020/10/22

図書館にて。 息子さんのエピソードのエッセイから入って夢中になり、軒並み図書館で注文しては読んでいるブレイディさんの本。 この本はまだ息子さんの生まれる前のはなし。 飲んだくれる様がとても他人とは思えない。 考えろ、周りを見ろ、生き方について、社会について、政治について、自分の...

図書館にて。 息子さんのエピソードのエッセイから入って夢中になり、軒並み図書館で注文しては読んでいるブレイディさんの本。 この本はまだ息子さんの生まれる前のはなし。 飲んだくれる様がとても他人とは思えない。 考えろ、周りを見ろ、生き方について、社会について、政治について、自分の足で歩くことを教えてくれる気がする。 文庫になる前に出会いたかった。 現在ハードカバーの本は超高額になっててびっくり。 ブレイディさんの本はこの先絶対全部買う。 読めて良かった。

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2020/08/13

『ブレイディみかこ幻のデビュー作』と文庫版の帯に書かれている。 たしかにオリジナル版が出た後、版元が倒産したというところを踏まえると幻なのではあるが、文庫版、相当おもしろい。「ぼくはイエローで…」からすっかりはまってしまったわけで、いろいろ読み続けているのだが原点に回帰できてよか...

『ブレイディみかこ幻のデビュー作』と文庫版の帯に書かれている。 たしかにオリジナル版が出た後、版元が倒産したというところを踏まえると幻なのではあるが、文庫版、相当おもしろい。「ぼくはイエローで…」からすっかりはまってしまったわけで、いろいろ読み続けているのだが原点に回帰できてよかったという印象、なるほど十数年前だからこそ、なのか、パンクな口調がキレキレで、文庫版まえがき、にもあるが「若書き」という表現で荒々しくて生々しくて、おもしろい。 このあたりの考え方・感じ方があって、後々、親となったり保育士となったり、緊縮財政への提言があったりしていくんだな、と。 まぁ、飲んだくれとしては、飲んだくれている内容での書きっぷりにおもわず笑ってしまっているのもある。 幻のデビュー作という考え方を踏まえながら「後日談」として文庫版で追加された解説なども面白い。 ブレイディみかこ節のベースとなる部分を抑えるとともに、文庫版特有の面白さもあるエッセー集。 今回は、解説から抜粋 ======= P303 もともと本書は、2005年に碧天舎から出版されたもので、ブレイディさんにとっては初の単行本になる。エッセイ集だ。今回のは、それに未収録エッセイとかかきおろし原稿をくわえて文庫化したものだ。しかし、ちょっとまえの文章というのはいいもんで、ほんとうに三十代のころの荒々しい、そして繊細なブレイディさんの心がむきだしのまんまあらわれている。じゃあ、その心はというと一目瞭然である。パンクだ、セックス・ピストルズだ、ノーフューチャーだ。 =======

Posted byブクログ

2020/07/29

ブライトンでの著者の日常が、フェアに、軽妙に、綴られたエッセイ。 デビュー作+10年以上経った後日談を増補された構成が過去を覗きこむ感覚になっていて、おもしろい。時間の経過は思いもしない展開をもたらすんですね。

Posted byブクログ

2020/05/25

著者の名前を知ったのは、「子どもたちの階級闘争」を目にしたときだった。本書はデビュー作とのことであるが、一読の印象は、「ハマータウンの野郎ども」の世界を、ごく近いところにいる人間が、その肌感覚で書いたというものであった。イギリスの労働者階級の暮らしぶり、医療制度の問題その他政治、...

著者の名前を知ったのは、「子どもたちの階級闘争」を目にしたときだった。本書はデビュー作とのことであるが、一読の印象は、「ハマータウンの野郎ども」の世界を、ごく近いところにいる人間が、その肌感覚で書いたというものであった。イギリスの労働者階級の暮らしぶり、医療制度の問題その他政治、経済、社会状況が、そのブロークンな筆致で生き生きと活写されている。 文庫版は何編かの増補が加えられているが、前に出てきた登場人物のその後に、思わずホロリとさせられる。

Posted byブクログ