1,800円以上の注文で送料無料

男尊女子 の商品レビュー

3.4

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2018/04/01

いわゆる男尊女卑ではなくタイトルは男尊女子。これは自ら男性に傅きたい欲求がある女性の話。だってその方が生きるのに楽だもん。 女性は「好きな相手から強引に何かをされるのが好き」なのであり、誰彼構わず強引にされたい訳ではない。その通りよね…。と、至って普通の事が近代の歴史を振り返りつ...

いわゆる男尊女卑ではなくタイトルは男尊女子。これは自ら男性に傅きたい欲求がある女性の話。だってその方が生きるのに楽だもん。 女性は「好きな相手から強引に何かをされるのが好き」なのであり、誰彼構わず強引にされたい訳ではない。その通りよね…。と、至って普通の事が近代の歴史を振り返りつつ書かれている。

Posted byブクログ

2018/02/20

男尊女卑な女子を男尊女子と命名。世の中に対する洞察というか、もやもやっとしたものを明瞭に言語化するあたりがスゴイと感じた。少々きわどいネタもあって意外な一面も。

Posted byブクログ

2018/02/05

「男尊女卑」ならぬ「男尊女子」ね。あるある~って感じで読めました。結局、男子を立てる「男尊女子」の方が、賢く世の中を渡っている感じ。 酒井さんの「男尊女子」を冷めた目で見つつも、女子扱いされて少しうれしい気持ちも、うまく書いているな~っておもしろく読みました。

Posted byブクログ

2018/01/03

久々に酒井順子さんの作品を読みましたが、相変わらずタイトルが秀逸で、辛辣な中にも愛のあるエッセイだなと思いました。 私は、曲がりなりにも男女平等教育を受けた世代ですし、なにより女子校出身ゆえ若い頃は男女差を感じたことなどなかったように思いますが、そんな私でさえ、アラフォーになり、...

久々に酒井順子さんの作品を読みましたが、相変わらずタイトルが秀逸で、辛辣な中にも愛のあるエッセイだなと思いました。 私は、曲がりなりにも男女平等教育を受けた世代ですし、なにより女子校出身ゆえ若い頃は男女差を感じたことなどなかったように思いますが、そんな私でさえ、アラフォーになり、自分の中の『男尊女子』度が年々上がっているのを感じます。 社会の中で、男尊女子プレイなるものをした方が自分にとってお得なことがあるという経験則が積まれてきたことや、三つ子の魂なのか、家庭環境・教育の影響が今になって出てきているのかもしれません。 平成も終わりに近づいていますが、昭和の価値観から脱却できていない日本。世に男尊女子がいなくならない限り、男女平等やワークライフバランスはなかなか進まないように思いました。

Posted byブクログ

2018/01/03

いるなー、確かに男尊女子σ^_^; 旦那や息子に何もさせないのがむしろ自慢♪( ´θ`)ノって人。

Posted byブクログ

2017/12/15

男女平等がいわれる世の中になって(つまり第二次大戦後)そこそこの年がたってはいる。それまで本当の意味での男女平等が達成されるよう女性もまた政治もがんばってきた。 そして男女雇用機会均等法が成立し、社会でも仕事でも同等に扱われるようになった。女性が自分のやりたいことを周りにはばかり...

男女平等がいわれる世の中になって(つまり第二次大戦後)そこそこの年がたってはいる。それまで本当の意味での男女平等が達成されるよう女性もまた政治もがんばってきた。 そして男女雇用機会均等法が成立し、社会でも仕事でも同等に扱われるようになった。女性が自分のやりたいことを周りにはばかりなくやれるようになってきた。 ところが近年、「それはしんどい」「わたしは結婚したら専業主婦になりたい」という願望をもつ女性が増えているという。 この本は女性の中にある「男尊」感覚をいろいろな場面、状況を駆使し描いている。どの事例も「なるほど」と思わせるものである。「男女平等が当然だ」と思いつつも自分にとって都合の悪いときは「男尊」を持ち出す感覚は私自身の中にもある。本書は現代日本の男女感覚を、そして多くの女性が持っている本音を痛烈に書いている。しかし堅苦しいものではなく、クスリと苦笑いする読みやすいエッセイである。 苦労して男女平等を勝ち取ろうとした時代、勝ち取った権利を謳歌した時代、そしてそれが当然としながらも自分にとって一番都合の良い選択をする現代。その歴史をふまえながら現代日本におかれた女性の状況を真正面から捉えた作品だ。

Posted byブクログ

2017/12/15

男尊女卑をささえている女子もたしかにいる。適応力が高いだけであって彼女たちが悪いわけではない。でも世の中を変えるのは「適応力のない人」なんだなーって思った。

Posted byブクログ

2017/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人?夫? 夫婦別姓? など、自分自身気になることがたくさん載っていて面白い。 私は、オットと呼んでいました(過去形)。 主人と言いたくなかった。

Posted byブクログ

2017/12/09

作者より少し下の世代だけど、同じ昭和に生まれて平成に生きる女の一人として、この男尊女子の感覚はよくわかる。それを否定せず、矛盾をわかって生きていこうとするこの本の姿勢には共感がもてた。 酒井さんは女性特有のモヤっとした感情を言葉で表すのがうまいですね。

Posted byブクログ

2017/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あるある」を連発しながら、面白く読めました。 日本人のDNAなんでしょうね~。 表面的には、バリバリのジェンダーレスの人でも、DNAの奥の方に宿った「男尊女子」思考が、無意識に顔を覗かせるのでしょうね。 酒井順子氏、今回も鋭い視点で切り口も面白かったです。

Posted byブクログ