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あしながおじさん の商品レビュー

4.3

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

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2026/02/08

裏表紙から 「最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。」 このエバーグリーンがとても気に入った、この話によく似合う言葉。 谷崎や三島には使いづらいけど。 その通り。みんな知っているエバーグリーンな話。 ただ拾った幸せでなく、一つの稀に恵まれたチャンス、それを...

裏表紙から 「最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。」 このエバーグリーンがとても気に入った、この話によく似合う言葉。 谷崎や三島には使いづらいけど。 その通り。みんな知っているエバーグリーンな話。 ただ拾った幸せでなく、一つの稀に恵まれたチャンス、それをきっかけにして掴んだ幸せな生活が快い。 苦労はしたけど、知らなかっただけで彼女の父は大富豪でした・・・小公女 男の子が欲しかった老夫婦は、間違って来たおしゃべりな女の子が気に入り深く愛するようになるのです。その子「アン」は夢見がちなおとめ時代を過ぎ愛する人を見つけ、家庭を築き、人生の苦楽を乗り越えていくのです・・・赤毛のアン 孝行娘は野獣の元に嫁ぎ、彼の悲しい過去を知って愛するようになるのですが、屈折した彼も実は心の美しい王子だったのです・・・美女と野獣 優しいお母さんの下で四人姉妹は大人になり巣立っていった。読者贔屓のジョーはニューヨークで独り立ちの苦労の末作家になった・・・若草物語 少女時代の夢をはぐくんでくれたお話はもっともっとたくさんある。 でも「あしながおじさん」の話は特に素敵だ。 こんなお話を読みながら、ありえないけれど、万に一つ身近にいないものだろうか「あしながおじさん」。 とチラッと思ったことはないだろうか。 それで読んでみた。 新潮文庫を見ていても気に留めなかった一冊だけれど、♯キュンタ大作戦2019に引っかかってめでたく読みなおした。 子供ながら相当気に入っていたらしいあまり間違って覚えてなかった。孤児院で育ったジェルーシャは成績がよく特別に高校に行かせて貰っている。 卒業の時期が来て進路を決めなくてはいけなくなる。そこに孤児院の後援をしている篤志家が大学の学費をだしてくれることになる。 「独創性」が気に入ったという。孤児院の憂鬱を遠慮会釈なく書いた作文が気に入ったのだ。 将来作家になる勉強をすること。一か月に一通秘書宛てに報告がてら手紙を書く、そんな願ってもない条件だが。 ジョン・スミス氏はいただけない「あしながおじさん」にするわ。 あなたの後姿は背が高く壁に写った影は細く長かった。あなたはおじいさん?デブ?髪薄い?ハゲ? 尋ねても答えは来ないけれど。・ 前向きなジェルーシャは大学生活を楽しみ、苦手な科目に苦しみ、休暇では旧家のお嬢さんの館に招かれ、縁のなかった外の文化にも馴染んでいく。 秘書宛てに書く手紙は時には長く長く、宛名のジョン・スミスさんあなたはいったい誰?としきりに訊いてみる。もちろん返事はない。 友達の兄と仲良くなるあたりで、ジョン・スミス氏、、ついに顔を出さないではいられない。 彼女は賢く美しく育っていく。休暇を過ごす牧場の持ち主として「おじさん」は少しずつジェルーシャの暮らしに加わり、変わり者の汚名を返上する。 ここからはさすがにエバーグリーン、紫の上式の育てる楽しみを持つ坊ちゃんの常套恋愛であっても爽やかに鮮やかに読むのが楽しい。 ジェルーシャの自立した生き方や、大学生活の生き生きとした描写で作者がしのばれ彩を添えていた。自然描写も生きていて深呼吸をしたくなるやはり面白かった。

Posted byブクログ

2026/01/09
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手紙を通して、主人公の世界が広がっていく様子がわかるのがいいな。 ただまぁ父親がわりに年上を好きになる、っていうのはあるあるかもしれないね…

Posted byブクログ

2025/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分がしあわせであることがわからない女の子を、わたしは大勢知っています(たとえばジュリアがそうです)。 彼女たちはしあわせであることに慣れきって、しあわせに対して感覚が麻痺しています。 けれどもわたしはー生きてる瞬間すべてで、自分はしあわせだと完全に確信してしています。 そしてどんなに不愉快なことが起ころうと、ずっとしあわせでいつづけます。 不愉快なことは(歯痛でさえ)興味深い経験ととらえて、どんな感じかわかってうれしいと思うことにします。  バイロンのいうように「どんな空がわたしの上にあろうと、わたしはいかな?運命でも受け入れる覚悟がある」のです。 この文書がとても気に入りました。 孤児院で育った女の子のシンデレラストーリー

Posted byブクログ

2025/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジャケ買い、ジュディの文章が可愛くて、なんだか素敵なお話だなって思ってたんだけど、オチがどうにも腑に落ちなくて、というか恋のお相手がおじさんなのがどうしても、、共感できなかった。 良くも悪くも「時代のせい」としか評価する言葉を持ち合わせていない

Posted byブクログ

2026/01/04

&premium10 中村桂子さん書評より 敗戦のとき私は小学校4年生。先生から教科書に墨で線を引くよう言われました。昨日まで命より大事とされていた言葉が全部間違っていたので消しなさい、と。子どもだったけれど、以来、私は権力というものには絶対に近づきません。権力からい...

&premium10 中村桂子さん書評より 敗戦のとき私は小学校4年生。先生から教科書に墨で線を引くよう言われました。昨日まで命より大事とされていた言葉が全部間違っていたので消しなさい、と。子どもだったけれど、以来、私は権力というものには絶対に近づきません。権力からいちばん遠くにいる”普通のおんなの子”が『あしながおじさん』の主人公、ジューディです。彼女にあるのは、戦争につながる力ではなく、他人になり代われる想像力。日常を大切に生きる力です。現代は、情報を得ることも答えを出すことも、生物の経るべき時間を超えて早すぎる。読書する時間の長さと遅さこそ必要なのではないかしら。 再読するきっかけになりました。

Posted byブクログ

2025/08/01

タイトルが有名すぎて侮ってました。最初からめちゃくちゃ面白い!シンデレラストーリーではあるけれど、ジュディの活気あふれる生活とふとした時に手紙に現れる孤独に癒されました。

Posted byブクログ

2025/07/05

図書館の職員おすすめ棚に置いてあったので、手に取ってみた。 こうした有名な名作系の本はあまり読んだことがなかったので気になったのだが、想像していたストーリーとはだいぶ違っていた。いわゆる慈善活動のような内容かと思っていた。 あしながおじさんのように特定の人に寄付しているわけでは...

図書館の職員おすすめ棚に置いてあったので、手に取ってみた。 こうした有名な名作系の本はあまり読んだことがなかったので気になったのだが、想像していたストーリーとはだいぶ違っていた。いわゆる慈善活動のような内容かと思っていた。 あしながおじさんのように特定の人に寄付しているわけではないけれど、私もある団体に毎月少額の寄付をしているので、勝手に自分の行為と重ねて読むつもりだった。 しかし実際に読んでみると、受け取る側の視点で描かれているからか、想像とはだいぶ違った印象を受けた。 おじさんの行動だけを切り取ると、今の感覚で言えばストーカーやロリコンのようにも見えてしまう。 でもこの本をもっと抽象的に捉えるなら、「チャンスをつかむこと」「教育の大切さ」「自立」などのメッセージが込められているのかもしれない。 寄付している側の視点で考えたときに改めて感じたのは、「こう使ってほしい」「こんなふうになってほしい」と思ったとしても、実際の使い道や在り方は最終的に相手が決めるものだということ。 だからこそ、誰かのためというより、“自分のため”に寄付するマインドは大事だと思った。

Posted byブクログ

2025/05/19

私は電車もコンビニもないド田舎で生まれ育ったので、進学当初の世間知らずさ・焦燥感は痛いほどわかる。(苦い思い出…。) 想像力がテーマの一つに思った。 ジュディも言ってたけど、なんでもかんでも与えられると感覚が麻痺してしまう。 あしながおじさんがなかなか正体を明かさないのも、作家...

私は電車もコンビニもないド田舎で生まれ育ったので、進学当初の世間知らずさ・焦燥感は痛いほどわかる。(苦い思い出…。) 想像力がテーマの一つに思った。 ジュディも言ってたけど、なんでもかんでも与えられると感覚が麻痺してしまう。 あしながおじさんがなかなか正体を明かさないのも、作家となるべく励むジュディの想像力を奪わないのに一役買っている。 とすると、現代のスマホ一つでなんでも調べられちゃうのって、一時的な知識の詰め込みには良いかもしれないけど、実は人間の内面的成長にとっては非常に貧しい行為なんじゃなかろうか。 進学を機に孤児院の外を知ったジュディは、勉強して、本を読み、書いて、遊んで、働いて、恋をして、時に失敗しながら世界との接点を増やしていく。 体験を伴った成長ぶりがすごく健全で、気持ちの良い一冊だった。

Posted byブクログ

2025/02/20

たまたま図書館で見かけて読んでみた。 『あしながおじさん』って有名だけど、ちゃんと読んだことないしストーリー知らないな…。 海外作品(登場人物のカタカナが覚えにくい)ので苦手なのですが、重要な登場人物は意外と少なめなのでさらっと読めた。 日記感覚なので、合間にも読みやすかった。...

たまたま図書館で見かけて読んでみた。 『あしながおじさん』って有名だけど、ちゃんと読んだことないしストーリー知らないな…。 海外作品(登場人物のカタカナが覚えにくい)ので苦手なのですが、重要な登場人物は意外と少なめなのでさらっと読めた。 日記感覚なので、合間にも読みやすかった。 ―――――――――――――――――――――――― ●基本ストーリー 孤児院の女の子(ジュディ)が、ある男性(あしながおじさん)からの支援により女子大学へ行く話。 おじさんからは、毎月小切手が送られ、ジュディは大学生活の様子を手紙に書いて送るという約束。(おじさんからの返信はない)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ジュディが普通の女の子だったら面白みもないが、なかなか破天荒な行いをしたり、下手くそな挿し絵があったり、失言、過剰気味な自己評価などツッコミどころ満載で面白い。 また資金を出して貰ってるわりに、おじさんへの減らず口…海外映画と同じようなテンポ感。 手紙だけど、かしこまってない話し言葉。 失礼な言葉遣いも書き直さないし、自問自答していたりする。今でいうLINEの文章に近い。 最後に、あしながおじさんの正体が分かるのだけど…。近くでジュディを見つつ、内心どう思っていたかも手紙で知れるし、自分は返信しない。 ストーカー話って言われてたのは、この事か! ジュディが好きになったから良かったけど、好きでもなんでもない人だったら確かにヤバイ話だ(^_^;)

Posted byブクログ

2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

星5にしたかった⋯。ジュディの「おじさまは禿げていますか?」のしつこさや、質問はもう金輪際しないと書いてからの次の行の質問など、ふふっと笑えるユーモアが良かった。絵が下手くそなのも好き。 なのに、やっぱそうだよね。あしながおじさんキモすぎるよね。ジュディが楽しみにしていたサリーの家に行くことを頑なに許さなかったところからキモさの片鱗が出てきた。理由を言わずに束縛するのは最低。サリーの兄のジミーに取られたくなかったからだと思っちゃうけど? 最初はジュディに言われてちゃっかり会いに行くことに可愛らしさを感じたけど、相手には知らせずフェアじゃない。 そもそも、女の子が嫌いだと言うのになぜジュディにだけお金を出したのか、なぜその見返りが毎月手紙を書くことなのか、なぜ自分のことを隠すのか、謎に包まれている。結末を知ると、やっぱり14歳も年下のジュディに好意を持っていたからという卑下的思考が理由ではと思ってしまう。好きになってほしいけど、お金を出している評議員だとバレれば好意的に見られないとでも思ったのだろうか、とか。 ジュディの良さについてだけ書くつもりだったのに、なぜ同じ女性でありながらこんなキモ男を作り上げちゃったのウェブスターさん!ジュディが喜んでるから無理やりハッピーエンドになるけど、まだ子供の孤児院の女の子に目をつけ、金を出していることを良いことに相手の意見を捻じ曲げ自分の思い通りにし、プロフィール詐欺をして本人に何度も会いに行っているのは、純粋とは捉えられません。 これを幸せな結婚エンドと思える人は、よほど古い人間か、男に洗脳された成れの果てです。感想を見ていると、女性がキュンを感じてて、男がストーカーと捉えてて、逆だと思ってたので意外。 もうほんと、ジュディめっちゃ良かっただけに惜しい⋯!

Posted byブクログ