宮辻薬東宮 の商品レビュー
人気作家によるリレー形式のミステリーアンソロジー。 リレー形式も新しい試みだし、これだけの作家さんが揃ったら、ミステリー好きには放っておけない1冊。 最初の3人はもちろん、東山彰良は「僕が殺した人と僕を殺した人」がいまいちで、今回も台湾が舞台で、一瞬引いたけど、「僕が~」の話と一...
人気作家によるリレー形式のミステリーアンソロジー。 リレー形式も新しい試みだし、これだけの作家さんが揃ったら、ミステリー好きには放っておけない1冊。 最初の3人はもちろん、東山彰良は「僕が殺した人と僕を殺した人」がいまいちで、今回も台湾が舞台で、一瞬引いたけど、「僕が~」の話と一部繋がっていて、読み進めるうちに、すっかり魅了された。 ラストの宮内悠介は初読み。最初は物語の趣旨が読めなくて、何が言いたいのか、少しじれったい感じもしたけど、最後はストンと落ちて、きちんとリレーを完結させているところに感心した。 コンセプトも面白いし、作品の最後に作者のコメントが入っているところもなかなか凝っている。普段は書かない作者が初めて臨んだホラー作品って言うのも興味深い。 ただ、基本的にホラー作品が好きじゃないので、星は3つ。 普通にミステリーが良かった…
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人気作家のリレー式アンソロジー。ホラー的要素が多いが作家それぞれの違った持ち味があるのでどれも楽しく読めてなかなか贅沢な1冊だったと思う。作者のあとがきにある記念撮影コメントリレーも作者それぞれの性格が見えるようで楽しかった。
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宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介 それぞれ短編のミステリで、かつそれぞれの話がちょっと づつつながっているリレー方式です。 それぞれのミステリーは少し物足りないものかと思いました。
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やっぱり宮部さんは短編が上手い 他のはリレーの関連性があるような、ないような… 気付かなかった伏線があるのかな
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表紙のデザインもアンソロジーの趣向もいまっぽい感じ。宮部みゆきと辻村深月が目当てで読んだけど、薬丸岳も面白かった!今度この人の長編も読んでみたい。どの話もちょっと不思議で怖い。
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ホラーアンソロジーと聞いていたのですが、あまり怖くなくてホッとしました。ちょっと毒のあるファンタジーミステリーという感じで、どの話も面白かったです。宮内悠介氏は初読みでしたが、淡々とした読み口が好みでした。「あとは野となれ~」を予約中なので楽しみになりました。宮部さんがあとがきで...
ホラーアンソロジーと聞いていたのですが、あまり怖くなくてホッとしました。ちょっと毒のあるファンタジーミステリーという感じで、どの話も面白かったです。宮内悠介氏は初読みでしたが、淡々とした読み口が好みでした。「あとは野となれ~」を予約中なので楽しみになりました。宮部さんがあとがきで「記念写真を撮りたい」と書いたら、メンバー全員がそのコメントもリレーしていて微笑ましかった。表紙の題字にも短編それぞれのツールをデザインしていて素敵です。アットホームな編集が心地よいリレーアンソロジーでした。
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5人の作家たちの連作。 やっぱ、最初の2編が不気味でホラーっぽくて良かった(宮部さんと辻村深月氏) 最後の宮内悠介氏のは途中でリタイアと思ったら、なんと最初の宮部さんの”人・で・なし”にバトンタッチされるらしい。(朝日の書評で知った) それならば読まなくてはね。
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リレー形式による書き下ろし短編アンソロジー♪ しかも、宮部みゆきさん、辻村深月さん、薬丸岳さんと続くとあっちゃ、ほっておく手はないw そして、ミステリーかと思って読み始めたら、なんとホラー!w(これは最初の宮部さんのせい?ww) ラストの宮内悠介さんは、なーんかイマイチ~?と...
リレー形式による書き下ろし短編アンソロジー♪ しかも、宮部みゆきさん、辻村深月さん、薬丸岳さんと続くとあっちゃ、ほっておく手はないw そして、ミステリーかと思って読み始めたら、なんとホラー!w(これは最初の宮部さんのせい?ww) ラストの宮内悠介さんは、なーんかイマイチ~?と思いながら読んでたんだけど・・・いやー、すんばらしい!w うわー!すげー!!と感嘆して読了。 侮りながら読んでて、すみませんでしたー!ww 各編の作者のあとがきもgood♡
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ホラー色は軽いので、ホラー苦手な私でも大丈夫だった。 1番よかったのは先頭の宮部さん。さすがの面白さ、途中までは怖いのは家と思わせておいて、まさか、そんなことになろうとは。 リレーということで、バトンもあって、ちょっとしたつながりを探すのも楽しかった。
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あまり怖くないホラー、そして少しのミステリー。豪華な執筆者に期待しつつ、そして裏切られることのない面白さ♪薬丸さんが夏目刑事を登場させてくれたのはファンとしては嬉しい♥辻村さんはさすが、の一言。私が今実母を拒否する理由がそのまんま書いてあって、怖くなったくらい。バトンだけあってリンクも無理のない程度にあってそれもまた面白い。タイトルは著者の頭文字を並べてあるのだけど、それだけなのにホラーの香りがするのが不思議。それぞれの感想を書いたら字数がいくらあっても足りない。ただ一言、面白かったです。
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