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にじいろガーデン の商品レビュー

3.6

143件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2020/09/10

初っぱなからの展開に少し戸惑ってしまったけど、こんな家族のあり方もいいのかもと読み進められた。 病に冒され逝く者が残すもの。 残された者がこれから進むもの。 ほっこりして、じーんときて そうそう、前に進まなけゃとの感想になりました。 著者、やはり食が欠かせませんね。

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2020/08/15

電車に飛び込み自殺をしようとする少女を助けた泉。 なんだか駅で見かけるようになってから気になっていた少女だった。 泉は7歳の息子を持つ離婚協議中の母親。同性なのに、どうしてこんなに気になるんだろう。 つなぎ止めたい一心に、そのまま自宅に呼んで、屋上で一緒に...

電車に飛び込み自殺をしようとする少女を助けた泉。 なんだか駅で見かけるようになってから気になっていた少女だった。 泉は7歳の息子を持つ離婚協議中の母親。同性なのに、どうしてこんなに気になるんだろう。 つなぎ止めたい一心に、そのまま自宅に呼んで、屋上で一緒にご飯を食べる。少女の名は千代子。歳は16も違うが、二人は徐々に打ち解けていく。 そういう生活が何日か続いたある日。 千代子から突然キスをされて、好きだと告白をされる。 それからの展開は早かった。 二人は気持ちを確かめ合い、泉の息子、草介を連れて山の中にある家に暮らすことを決める。 彼女たちはそこをマチュピチュ村と呼んだ。 のち、千代子は過去に関係を持った男性との間に命を授かったことを知る。 彼女を宝と名付け、家族4人でゲストハウスを経営しながらスローライフを送る。 4章からなり、泉→千代子→草介→宝と主人公が変わり、時が流れるのも早い。 女性同士の同性愛が大きく描かれているが、それが物語のメインテーマではない。 家族には様々な形がある。そして、時に周りから祝福、理解されない場合も。 主人公たちのたくましさには感心せざるを得ない。 終盤は怒涛の展開。 この後どうなったんだろう…。 小川糸さんは意外にも読むのは初めてだった。この他、どういう作品を描く方なんだろう。

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2020/07/31

思いがけずLGBTの物語。 最初の描写に正直嫌悪感を抱いたけれど、その後の何十年を見てきて応援せざるを得なくなった。 子どもを育てることということは、自分の実の子どもであろうとなかろうと尊い。 悩んだり共に喜んだり、他者と真剣に向き合うことで人は内面が成長する。 子どもたちは...

思いがけずLGBTの物語。 最初の描写に正直嫌悪感を抱いたけれど、その後の何十年を見てきて応援せざるを得なくなった。 子どもを育てることということは、自分の実の子どもであろうとなかろうと尊い。 悩んだり共に喜んだり、他者と真剣に向き合うことで人は内面が成長する。 子どもたちはごく普通の家庭を知ることはできなかったけれど、誰にも味わうことのできない幸せを与えられた。 彼女たちのスローライフはとても魅力的だ。 愛が一瞬でも迷えば崩壊する危なっかしさがあった。

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2020/07/26

胸が何度も何度も苦しくなった。 人間の弱さ、優しさ、儚さ… 苦しいけど、読んだ後、心から湧き出てくるものがあった。 プロローグの意味がわからなかったけど、読んだ後もう一度読み返した。泉ちゃんと千代子さんだけの関係じゃない、草介と千代子さんとの関係も描かれているような気がした。

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2020/07/24

先が読めてしまう本だった この次はもしかして、ドラマとかにでてきそうなパターン? と思ったらまさにそれ ジェンダーレスには理解あるほうだと思っていたけど、この結末はちょっとね… 何が正解かと言われると答えられませんが。

Posted byブクログ

2020/07/04

世界優しさ選手権 上位入賞常連の草介と タカシマ家を優しく照らす虹になった千代子が 泉と宝がきっと作り上げる 丘の上にある虹色ガーデンに 月夜の晩に掛かる虹の架け橋を 4人で眺める夢 叶いますように… 小川糸さんの紡ぎ出す 人と人の絆に僕の心はいつも震える

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2020/06/07

人生って何があるかわからない、 血が繋がっていなくても、家族であることは真実だ。 草介が家族の中では1番好きだった。

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2020/05/30

LGBTの当事者としては夢物語でしかなかった。 偶然出逢って、一目惚れして、両想いになって、駆け落ちして、子どもを育てて、周りの人に認められて受け入れられて、そして最期まで一緒にいられる。 そんな上手く進むはずない。 そう思うのに、なんだか自分自身もタカシマ家の一員になった...

LGBTの当事者としては夢物語でしかなかった。 偶然出逢って、一目惚れして、両想いになって、駆け落ちして、子どもを育てて、周りの人に認められて受け入れられて、そして最期まで一緒にいられる。 そんな上手く進むはずない。 そう思うのに、なんだか自分自身もタカシマ家の一員になったような気持ちで読み終えてしまった。 泉の気持ち、千代子の気持ち、草介の気持ち、宝の気持ち、どの人の気持ちも理解できて、切ない気持ちになってしまったな。 これを読んでムーンボーを見たくなった。 読み終えた後、もう一度全員が揃っているタカシマ家に戻りたくなって読み返したくなった。 千代子の椅子を戻した泉。 コーヒーを飲もうと言った泉。 草介と宝と、これからも生きていってほしい。

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2020/05/12

ラズビアンカップルのじーんとくるやわらかいお話。 「世界がすべね同じ一色なったら、つまらないじゃない。でも、どんなに数が少なくても、ちょっとそこに色彩があるだけで、世界がグッときれいに見えるでしょう」

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2020/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前半は読みにくいと思っていたが 後半からの展開はヤバし。 非常にテンポも速く、のめり込んでしまった。 怖さのベクトルは違うけど、下手なホラーより全然怖い。不条理。

Posted byブクログ