探偵が早すぎる(上) の商品レビュー
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使用人の橋田がイメージよりガラが悪いのが笑えたがまだ上巻。ここから下巻にかけて知らない面がどんどん増えていきそうな予感。 反面、主人公の一華は普通すぎて影が薄い。 ありえない金持ちだが本人にその実感はなく、今のところギプスをして車椅子に乗っているくらいしか特徴がないが、作者があえてそうしているのならこちらもまた、新たな一面が見えてくるのか。 でもなんとなく、探偵も橋田もキャラが濃いから、バランスを取って一華は薄いままなのかなとも思う。 本作は遺産を狙う側との攻防が見もので、事件を未然に防ぐのが売りのミステリなのだが、ひとつ目の未遂事件のアイデアを考えた人はちょっとかわいそうに思えた。 だって、アイデア考えただけじゃん? 未遂でも無関係の幼い子供ごと爆発させようとかいう鬼畜の所業ではないし。 とはいえ、実行されていたら無辜の女子校が一人亡くなってしまうわけで。 しかも犯人は過去にも殺人を? それならしょうがないかー 現実には、アイデアだけ出すというのはどれくらいの罪になるんだろう。 みんな未遂で終わって良かったな。
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事件発生を防ぐ、という点が面白い。トリック返しはなかなかキツイ場合もあって、やりすぎではと思うことも。 主人公がとんでもないお金持ちなので嫉妬に狂いそう……下巻はいつか読むかもしれない。
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「その可能性は…」ほど周りくどくない。相変わらず非現実的だがそこが作者の個性だし、テンポ良く読みやすい。
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事件の犯人を解明するのではなく、事件が起きる前に推理によって予想して未然に防ぐという、探偵の定義を根底から覆す作品。 おまけに犯人?の使おうとしていた手段を逆手に取って反撃に使うとは、二重の驚きを感じる設定です。 関係者の背景や名前など、行き過ぎていて漫画的なところはご愛敬として...
事件の犯人を解明するのではなく、事件が起きる前に推理によって予想して未然に防ぐという、探偵の定義を根底から覆す作品。 おまけに犯人?の使おうとしていた手段を逆手に取って反撃に使うとは、二重の驚きを感じる設定です。 関係者の背景や名前など、行き過ぎていて漫画的なところはご愛敬として、後半に続く闘いに注目したい。
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ある財閥の隠し子の一人娘、一華。 彼女は7億の資産を受け継いだ。 そのため親戚筋から命を狙われるはめに。 父の教育の元普通の娘に成長した一華はお嬢様オーラないままに 唯一の味方である家政婦の「橋田」とともに闘うことを決意する。 孤立無援の一華のために橋田が手配したのは「探偵」 初...
ある財閥の隠し子の一人娘、一華。 彼女は7億の資産を受け継いだ。 そのため親戚筋から命を狙われるはめに。 父の教育の元普通の娘に成長した一華はお嬢様オーラないままに 唯一の味方である家政婦の「橋田」とともに闘うことを決意する。 孤立無援の一華のために橋田が手配したのは「探偵」 初顔合わせの日探偵は来なかった。それはー。 なんかね、とても面白かったです。 ミステリー作家さんなら思いついたトリックは使いたくなるでしょう。 紙の上の話なんだから、そのトリックで殺人を犯し、皆の首をひねらせて、 満を持して名探偵に解決させちゃったりしてトリックを味わうでしょう。 それなのに! なんとぜいたくな本なんだって思いました。 この辺ちょっと「可能性はすでに考えた」を髣髴とさせます。 どこがって言われたら・・・書かないでおこう・・・(*´艸`)ウヒョ こんなに薄くて上下巻に分かれてるってなんで?って思ったけど この「探偵」さん、上巻の最後にやっと登場するんです。 下巻がものすごく楽しみなんですけどぉぉぉぉぉぉ!!! ってことで下巻読みます。ヌン
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千曲川光さんが、どんどんトリックがえしをするのが、気持ち良かった。いちかさんの、きずいてないときにも、トリックがえしするのがかっこいいと思った。
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急に話が解決しちゃって ちょっとついていけないところがあるけど それなりに面白かった‼︎ さぁつづきを読みましょうか☆
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思ったより面白かったな。 ライトノベル系かと思いきや意外にトリックはしっかりしている……探偵の設定自体は清涼院流水じみてるけど。 途中までは、毎回車の前を横切る婆さんが探偵でモールス信号かなんかでやりとりしてんのかと思ってたわ。
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荒唐無稽な設定&キャラさえ受け入れれば、あとは軽妙なエンターテインメント。 来るべきあの日と、正体もきっと...下巻も期待。
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事件が起こる前に探偵が解決してしまうので、誰も死なない。この着想が新しい。 父の死により莫大な財産を相続した女子高生の一華。何兆円よ。一族が彼女を狙い、殺害しようとする。使用人の橋田は、ある人物を雇った。 一華、すでにギプスして車いすだし。 最初は長女朱鳥(あけどり)の長女麻百合...
事件が起こる前に探偵が解決してしまうので、誰も死なない。この着想が新しい。 父の死により莫大な財産を相続した女子高生の一華。何兆円よ。一族が彼女を狙い、殺害しようとする。使用人の橋田は、ある人物を雇った。 一華、すでにギプスして車いすだし。 最初は長女朱鳥(あけどり)の長女麻百合(まゆり)。昔の彼氏を頼って、アナフィラキーショックで殺そうとしたが失敗。昔の彼氏が突発アレルギーでやられて入院。 次は次男六強(りくごう)がスカウトしたリストラサラリーマン(コンビニと居酒屋でバイト。娘に大学にも行かせられないのかと罵られてる)。毒蜘蛛で殺そうとしたが失敗。リストラサラリーマンがやられて入院。 このあたりから、長男亜謄蛇(あとうだ)登場。 長女朱鳥(あけどり)の次女芽瑠璃(めるり)。施設を飛び出した兄妹(子供)を使って殺そうとしたが、それが子供もろとも爆弾で吹っ飛ばす作戦なもので、怒った探偵に爆弾で吹っ飛ばされた。死なない程度に。 誰も死なないし、ケガもしないから一華気づかない。 けどめるりの事故で、一華も気づく。誰かが私を守っている。戦わなければ。 伝説の殺し屋トールマン。成田について捕獲され。これで終わりなのかな。 長女朱鳥(あけどり)の長男次男登場。 次女三男四男も登場したが、それぞれの事情でこの件には関わらなそう。稀代の人たらし三女が関わりそう。 って、長男65歳、三女28歳って、なんなの。 いちいち破天荒。 名前も難しいので、家系図見ながら読む。それが苦痛でない。新しい楽しそうな世界に連れてってくれそうな小説。下巻もわくわく。じゃんじゃん読み進めたいけど、じっくり丁寧にも読みたい。久々ですな。
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