探偵が早すぎる(上) の商品レビュー
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事件が起こる前に解決できる探偵。 ミステリーはともかく、現実世界でこれ以上に頼もしい探偵はいないだろう。 推理の糧にされちゃ困るよこっちは。 膨大な遺産を相続し、その命を強欲な一族に狙われるお嬢様。お嬢様にしては言動は一般のJKだが。 家政婦橋田に紹介されたのは「トリック返し」の探偵。仕掛けられたトリックをそのまま相手に返すという。 子どもたちの分はなー、計画が最低すぎていい気味って思った。
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父の遺産を狙う叔父伯母7人に命を狙われる女子高生。頼りは、身の回りの世話をしてくれる家政婦と事件を防止してくれるという探偵。小麦アレルギー、毒蜘蛛、ハロウィーンイベント、空気砲、ホテルの仕掛けなど、トリックをいかに見破ったか。 事件が起きなければ探偵の出番もない、はずが、周到な...
父の遺産を狙う叔父伯母7人に命を狙われる女子高生。頼りは、身の回りの世話をしてくれる家政婦と事件を防止してくれるという探偵。小麦アレルギー、毒蜘蛛、ハロウィーンイベント、空気砲、ホテルの仕掛けなど、トリックをいかに見破ったか。 事件が起きなければ探偵の出番もない、はずが、周到なトリックとその準備・いかに発覚するか、が語られる。人が死なないミステリーっていいですね。
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文字通りの探偵が早すぎる複数のエピソードで構成される。人物や語り口はコミカルに描かれるため、主人公が命を狙われている話の割にはかなり明るい雰囲気。さすがに探偵が早すぎて読者が置いていかれそうにも思うが下巻はどうなるか。
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上巻からもう探偵が早すぎです! 遺産相続絡みのお話で、狙われる女子高生 それを事前に阻止する探偵 こんな探偵見たことないです 下巻も楽しみです!
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2018年に連ドラになったものの原作で、ドラマは見たけど原作は読んでなかった。この春(2022年)に第2シーズンが放送されるので改めて読んでみたが、読み易くてなかなか面白い。こうやって読み返すとうまくドラマ化されてたのに感心する。前半はドラマにもなってた話が続く。千曲川、面白いわ...
2018年に連ドラになったものの原作で、ドラマは見たけど原作は読んでなかった。この春(2022年)に第2シーズンが放送されるので改めて読んでみたが、読み易くてなかなか面白い。こうやって読み返すとうまくドラマ化されてたのに感心する。前半はドラマにもなってた話が続く。千曲川、面白いわ!
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前々から気になっていたので。読みやすく面白く一気読みだった。 内容は非常に斬新で、文字どおり探偵が早すぎる(優秀すぎる)ので犯人は事件すら起こさせてもらえず、探偵にトリック返しをされてリタイアしていく。それが鮮やかすぎて、命を狙われている少女は自分に危機が迫っていたことに気づかな...
前々から気になっていたので。読みやすく面白く一気読みだった。 内容は非常に斬新で、文字どおり探偵が早すぎる(優秀すぎる)ので犯人は事件すら起こさせてもらえず、探偵にトリック返しをされてリタイアしていく。それが鮮やかすぎて、命を狙われている少女は自分に危機が迫っていたことに気づかないほど。
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「事件が起こる前に事件を解決する」というのが目玉で、それ自体はとてもおもしろいが、やはり事件が起こらないので緊張感に欠ける。 推理もそれは流石に無理やろ…みたいな論理で解決するので腑に落ちず、探偵の素性があまり明かされないので探偵が好きにもなれず、解決編も微妙に感じてしまった。 ...
「事件が起こる前に事件を解決する」というのが目玉で、それ自体はとてもおもしろいが、やはり事件が起こらないので緊張感に欠ける。 推理もそれは流石に無理やろ…みたいな論理で解決するので腑に落ちず、探偵の素性があまり明かされないので探偵が好きにもなれず、解決編も微妙に感じてしまった。 でも評価が高いのは間違い無いので、これからの大きな展開に期待しつつ下巻を読む。 一華と橋田はかわいいし。
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'21年11月19日、上巻読了。 「その可能性は〜」をよんで、井上真偽さんに注目し、次はこれを。Tvドラマ化されたらしいですね。 上巻を読み終わった時点では、面白いです。ロジックに、ちょっと無理を感じますが…それはそれで、いいかな、と。一風変わった倒叙もの? 図書...
'21年11月19日、上巻読了。 「その可能性は〜」をよんで、井上真偽さんに注目し、次はこれを。Tvドラマ化されたらしいですね。 上巻を読み終わった時点では、面白いです。ロジックに、ちょっと無理を感じますが…それはそれで、いいかな、と。一風変わった倒叙もの? 図書館で借りて読んでいますが…地元の図書館では、「ジュニア文庫」の分類になってました。なぜ?「講談社タイガ」って、ジュニア文庫?まあいいけど…。 さあ、下巻へ!
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挑戦的・実験的な作品はその精神を賛美こそすれ、エンタメ的な面白さとの両立は難しいものだと思っていたが、井上真偽はそれをいともたやすく成功させてしまう。 著者の作品の魅力を5つ挙げるなら、 1.文章の巧さ、2.ケレン味(大風呂敷)、3.衒学趣味、4.ユーモア、5.いきすぎたキャラク...
挑戦的・実験的な作品はその精神を賛美こそすれ、エンタメ的な面白さとの両立は難しいものだと思っていたが、井上真偽はそれをいともたやすく成功させてしまう。 著者の作品の魅力を5つ挙げるなら、 1.文章の巧さ、2.ケレン味(大風呂敷)、3.衒学趣味、4.ユーモア、5.いきすぎたキャラクター造形 だろうか。 既存の探偵小説では名探偵らが登場したあとも連続殺人事件は発生しがちだが、本作の探偵はタイトルどおり「早すぎる」わけで、事件を未然に防止するばかりか、その相手に「倍返し」ならぬ「トリック返し」てしまうのだから(笑)。 倒叙の連作短編。 下巻も楽しみ。
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①導入部として構成が伝わりやすく秀逸 ②どこで気づいたかは分かりやすく、どうするつもりだったかが主題 ③実行犯()がどうなってしまうのかというハラハラが楽しい 殺人者VSそれを防ぐ探偵という楽しい構図だけでなく、読ませ方が豊富なのが面白かった。あからさまな伏線とそうでない部分の使い分けに騙されることもしばしば。
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