ある日うっかりPTA の商品レビュー
PTA関連の本は、半分以上が今のPTAを批判していて、それに対してこんな改革をした、こんないいことがあってみんなに喜ばれた、とこれまた半分以上が自慢話みたいな本が多いのだけど、この本はとっても読後感が良かった。おかしいことは徹底的におかしいとしながらも、楽しめるところは楽しみ、会...
PTA関連の本は、半分以上が今のPTAを批判していて、それに対してこんな改革をした、こんないいことがあってみんなに喜ばれた、とこれまた半分以上が自慢話みたいな本が多いのだけど、この本はとっても読後感が良かった。おかしいことは徹底的におかしいとしながらも、楽しめるところは楽しみ、会長としていたらなかったところは素直に認め、嫌なことはやらない。確かにほんとに不思議で不気味で浮世離れしてる組織だけど、ドラマはある。気づきもある。こんなに無理せずに気の持ちようでどうにかなる組織も珍しいのかもしんない。
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あの杉江松恋氏がPTA会長に!その体験談が面白くないはずがない。いろんなことにぶつかりながら奮闘した日々の記録を興味深く読んだ。 PTA、しかもその会長をするなんて、煩わしくうっとうしいことだらけであることは間違いない。あれ?と思ったことをそのままにせず、正面から向き合っている...
あの杉江松恋氏がPTA会長に!その体験談が面白くないはずがない。いろんなことにぶつかりながら奮闘した日々の記録を興味深く読んだ。 PTA、しかもその会長をするなんて、煩わしくうっとうしいことだらけであることは間違いない。あれ?と思ったことをそのままにせず、正面から向き合っていることに敬服。ほんと、PTAにまつわることって、なんかヘンだなーって思うことが多かった。自分は深入りせずテキトーに受け流してきて、まあそれで仕方がないやと思ってきたけれど、今になって考えれば、あれはやっぱり良くなかったなあ。 だって、PTAもやっぱり「民主主義の現場」だもの。忙しいからとか、すごくめんどくさそうだからとか、いろいろ言い訳はあったけれど、自分の日常できちんと「生きた民主主義」の石を積めなかったのは痛恨。じゃあもう一回やって見ろと言われたら…、むむむ、これが難しいんだよねえ。杉江さんは立派だ。
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ラジオで紹介されていて興味を持って読んでみた。 ちょうど妻がPTAの役員になっていることもあり、興味深いことが多く書かれていた。 身近なのによく分からないPTA、役員がどんどん変わることと前例踏襲が大きな要因と見た。
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3年前に「是非お願いします」と私も頼まれたPTA。 「どうしてみんなそんなに嫌がるのか」実際やってみて判断しようと飛び込んでみた。この本の通り、組織としては改善するべき点はたくさんあるし、無駄も多いと思う。受け身ではなく主体的に、何かを変えていく意思があるのならもっとPTA活動に...
3年前に「是非お願いします」と私も頼まれたPTA。 「どうしてみんなそんなに嫌がるのか」実際やってみて判断しようと飛び込んでみた。この本の通り、組織としては改善するべき点はたくさんあるし、無駄も多いと思う。受け身ではなく主体的に、何かを変えていく意思があるのならもっとPTA活動に参加する意義は出て来ると思う。仕事量に対して、達成感が少しでも上回ればきっと「やって良かった」と思えるはず。あくまでも強制ではなく、自発的に。そんな組織づくりができれば理想。全ては子供たちのために。
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身近なようで、縁遠いPTA。 漠然と、めんどくさそう…と思ってしまう。 読んでみて思った。 やっぱり面倒そうだ。 それを3期も勤め上げた杉江さんは、えらいと思う。 知らない世界を垣間見させてくれた。 面白かった。
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これはやたらと面白かった。おすすめ。なんとなく波風立てず回してる日本的組織の典型でも人のめぐりに恵まれるとここまでできるんだなあ、という組織変革本にも読めるし、ゆるゆると物珍しい世界を眺めることもできる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
PTAには全く興味がなかったけど、もしかしたら自分も携わる機会が訪れるかもしれないと思って興味深く読んだ。 いつか分からない未来の事を気にしたり、その場にいない人に対して大いに配慮したり、そんなことが行動の基準になる場合があり、そういったことに対して「違うだろ」とビシっと言っているところがよかった。 著者の杉江さんが反骨心旺盛なところも読んでいて楽しかった。遠足で無駄な挨拶が長い事に対する意見の手紙がとくによかった。政治的な場面での駆け引きの参考になった。
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