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発酵文化人類学 の商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2024/02/14

会社で腸活に力を入れていく動きがあり、ちょうど発酵について知っておくと良いかな〜という軽い気持ちで読み始めた。結局腸活ではなく本当に発酵に関する内容だった。 筆者の肩書きは「発酵デザイナー」で全国各地のメーカーなどを訪れて学んだり、ワークショップで味噌作り体験を行っていたり、とに...

会社で腸活に力を入れていく動きがあり、ちょうど発酵について知っておくと良いかな〜という軽い気持ちで読み始めた。結局腸活ではなく本当に発酵に関する内容だった。 筆者の肩書きは「発酵デザイナー」で全国各地のメーカーなどを訪れて学んだり、ワークショップで味噌作り体験を行っていたり、とにかく発酵にまつわることに携わっている。 発酵というと味噌やヨーグルトなどをイメージするが、その2つは違う発酵をしていて味噌や醤油は麹菌が働いているが、ヨーグルトは乳酸菌によって発酵したもので全く違うものだということが驚きだった。 冷静に先祖は腐らせているものをよく食べたなと思ったし、日本に納豆を定着させた人もすごいなと感じた。 読みやすい書き方だったので知識がなくても入り込める。 とにかくお酒の話になった途端に興味がなくなってしまい後半失速してしまった…

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2023/11/11

大学で一番面白かった講義は東洋文化人類学だったことを思い出す。「マスターキートン」を読んだ時と同じ知が揺さぶられた。

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2023/03/15

発酵に関して平易に記載。 ただしサイエンス的な話は極めて少なく、文化人類学的な話が主体。 したがって流し読みで完了。 読了30分

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2022/07/17

タイトルどおり「発酵」を基点に人類がどのように進化して、どんな文化を作り、自然と共存してきたのか、面白楽しい語り口調の文体で読んでいてとても面白く興味が掻きたてられる。 自然の流れで土地と人と文化が混じり合った結果生まれるものがあるということがよく分かる。人が「おいしいもの」は...

タイトルどおり「発酵」を基点に人類がどのように進化して、どんな文化を作り、自然と共存してきたのか、面白楽しい語り口調の文体で読んでいてとても面白く興味が掻きたてられる。 自然の流れで土地と人と文化が混じり合った結果生まれるものがあるということがよく分かる。人が「おいしいもの」は人が作るのではなく、自然が「おいしいもの」を作る。人はそれを貰い受けているに過ぎないというのを、この書籍からも感じられた。 個人的には気になっていた「すんき」のところや醸造家や味噌蔵の方の話が面白かった。。

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2023/11/21

一度知り合いに勧められてこの本を読んだが、その時は全然ピンと来なかった。 それから数年経ち、腸内細菌と発酵食品に興味を持つようになり、改めて読んでみるととても発見が多かった。 特に4章の「ヒトと菌との贈与経済」はオススメ。 菌が提供する「気前の良さ」が世界に平和と秩序をもたら...

一度知り合いに勧められてこの本を読んだが、その時は全然ピンと来なかった。 それから数年経ち、腸内細菌と発酵食品に興味を持つようになり、改めて読んでみるととても発見が多かった。 特に4章の「ヒトと菌との贈与経済」はオススメ。 菌が提供する「気前の良さ」が世界に平和と秩序をもたらしいるっていい話だな。 反対に「憎しみ」と「ずる賢さ」が世界に争いと混沌を生み出してることは、今現実に起きてる戦争を見ていると誰もが頷ける真理だと思った。

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2022/03/05

日本酒好きで発酵に興味をもって小倉ヒラクさんを知って、面白い人だなと思っていたけどほんとに発酵愛いっぱい✨発酵がますます好きになった本

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2022/01/09

すごく素敵なテーマの本だけど、文体が苦手でサーっと読んでしまった。読んだ後にAmazonのレビューも確認したら「文章の端々に『俺』が透けて見える」と書かれていて、わかるな〜と思った。

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2021/09/04

予想以上に面白い本でした。著者の説明が物凄く分かりやすい。ドンドン楽しく頭に入ってきます。発酵という微生物を通じた化学反応の贈り物を人間が頂いてる。空気中に漂っている微生物の恩恵を頂いている。微生物も人間も同じ環の一部分。発酵と「冷たい社会」のお話は、先日読んだ斎藤幸平さんの議論...

予想以上に面白い本でした。著者の説明が物凄く分かりやすい。ドンドン楽しく頭に入ってきます。発酵という微生物を通じた化学反応の贈り物を人間が頂いてる。空気中に漂っている微生物の恩恵を頂いている。微生物も人間も同じ環の一部分。発酵と「冷たい社会」のお話は、先日読んだ斎藤幸平さんの議論に通じる点も感じました。兎に角、日本酒と甲州ワインを探しに酒屋さんへ立ち寄りたくなりました。良い本でした。

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2021/08/05

文化人類学と美術を学びバックパッカーとなり、就職してデザイナーとなったのち、独立してさらに発酵を研究、現在は発酵専門のデザイナーとして発酵文化の伝道師として活動、というユニークな経歴を持つ著者の哲学が詰まっている。著者に影響を与えた本の紹介が随所でされているので、次に読みたい本が...

文化人類学と美術を学びバックパッカーとなり、就職してデザイナーとなったのち、独立してさらに発酵を研究、現在は発酵専門のデザイナーとして発酵文化の伝道師として活動、というユニークな経歴を持つ著者の哲学が詰まっている。著者に影響を与えた本の紹介が随所でされているので、次に読みたい本が沢山みつかった。文化人類学の古典的なテーマだという「交換」と「贈与」の話が特に興味深かった。 「みんなみんなで一つの和」 未知の世界への扉を開いてくれた素敵な本。

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2021/03/16

カビや酵母といった微生物の働きを利用した「発酵」を、文化人類学的な面から考える本。内容は深いんだけど、「~であるよ」なんていう軽い語り口で、比喩も面白いので楽しく読める。紹介されている「手前みそのうた」もYoutubeで聞いてみた。読んでいるうちに手前みそ作り、すごくやりたくなっ...

カビや酵母といった微生物の働きを利用した「発酵」を、文化人類学的な面から考える本。内容は深いんだけど、「~であるよ」なんていう軽い語り口で、比喩も面白いので楽しく読める。紹介されている「手前みそのうた」もYoutubeで聞いてみた。読んでいるうちに手前みそ作り、すごくやりたくなって味噌作りセットを購入。作るのが楽しみだ。みそみそみそ手前みそ♪

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