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ぼくの村は壁で囲まれた の商品レビュー

4.4

29件のお客様レビュー

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2024/10/18

母からのおすすめ。 面白かった。初めてパレスチナ問題をスッと理解できた気がする。だからこそどうしようもないモヤモヤが残る。基本情報は頭に入ったから今どうなってるのか、次は別の本を読んでみよう

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2024/09/04

パレスチナとイスラエルの問題 「聖地をめぐる宗教戦争」位に思っていたが その誤解を解くべく、1からわかりやすく教えてくれる 『知らないことは罪ではありませんが、知ろうとしないことや、見て見ぬふりをすることには問題がある』 「すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っている」...

パレスチナとイスラエルの問題 「聖地をめぐる宗教戦争」位に思っていたが その誤解を解くべく、1からわかりやすく教えてくれる 『知らないことは罪ではありませんが、知ろうとしないことや、見て見ぬふりをすることには問題がある』 「すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っている」ことを認めた「世界人権宣言」に基づいて、奪われた権利を守れるよう世界の一員としてまずは知ることから始めてみよう

Posted byブクログ

2024/08/27

中東の歴史に疎い私にもわかりやすく書かれててよりイスラエルパレスチナ問題が身近に感じられた。 シオニスト指導者が、ナチスと協力して、経済的に豊かなユダヤ人を、パレスチナに送ってたことに驚く。また、シオニストの中にも差別があって、ホロコーストを生き延びてイスラエルに渡ってきた人々...

中東の歴史に疎い私にもわかりやすく書かれててよりイスラエルパレスチナ問題が身近に感じられた。 シオニスト指導者が、ナチスと協力して、経済的に豊かなユダヤ人を、パレスチナに送ってたことに驚く。また、シオニストの中にも差別があって、ホロコーストを生き延びてイスラエルに渡ってきた人々を軽蔑していたとのこと。

Posted byブクログ

2024/09/23

最初に覚えたのは自分自身への怒り。 ”自分の町で起きている問題にも、自分自身が直接巻き込まれるまでは他人事であり、無関心になれるのではないか”(あとがき) 同じくあとがきに、来日したパレスチナの方が沖縄は「日本のパレスチナ」だと言っていたとあり心底ハッとしました。 わたした...

最初に覚えたのは自分自身への怒り。 ”自分の町で起きている問題にも、自分自身が直接巻き込まれるまでは他人事であり、無関心になれるのではないか”(あとがき) 同じくあとがきに、来日したパレスチナの方が沖縄は「日本のパレスチナ」だと言っていたとあり心底ハッとしました。 わたしたちの無関心の暴力によって、いったいどれだけの人たちが傷ついているんだろう。 コンパクトに冷静に事実を伝えてくれる、これほどよい入門書はないと思う。

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2024/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パレスチナについて学ぶための本2冊目。 内容も包括的で文体がとても読みやすく、入門として最適な一冊だと感じた。 実際にガザを訪問しNGOなどを通じて難民救助も行っていた高橋真樹さんが書いた本で、パレスチナに生きるさまざまなひとびとの声を受け取ることができる。こどもから大人まで幅が広い。中にはイスラエルで投獄された方もいた。実体験を語ってくださる方に感謝した。「ガザは天井のない監獄」という言葉がよりリアルに迫ってきた。 イスラエルの教育や政治の問題も扱っており、イスラエルとパレスチナの構図がわかりやすく示されていた。巻末にある「パレスチナ問題を知るための本&映画のリスト」から書籍や映画を選んで深く広く学びたい気持ちが強まった。

Posted byブクログ

2024/03/30

・圧倒的な自分の無知を突き付けられた。イスラエルとパレスチナのことを、何となく分かった気になってたけど、全然、判ってなかった。 ・現在(と言っても、この本が出たのは2017年だけど)の状況、そこに至る歴史ご分かりやすく解説されていた。 ・特にパレスチナ自治区に暮らす人々の現状を読...

・圧倒的な自分の無知を突き付けられた。イスラエルとパレスチナのことを、何となく分かった気になってたけど、全然、判ってなかった。 ・現在(と言っても、この本が出たのは2017年だけど)の状況、そこに至る歴史ご分かりやすく解説されていた。 ・特にパレスチナ自治区に暮らす人々の現状を読むと、日本のニュースで報道されてる内容とギャップを感じる部分も多かった。読んで良かった。

Posted byブクログ

2024/03/20

現地での当事者である子ども自身の声がメインかと思いきや、めちゃくちゃ丁寧な解説、歴史的経緯などが書かれており非常にわかりやすかった。先日読了した岡真理さんの著書(ガザとは何か)とどちらを先に読んでも非常に有益。まずは知ることから、ということが大切だと痛感。 こういうのって何で「...

現地での当事者である子ども自身の声がメインかと思いきや、めちゃくちゃ丁寧な解説、歴史的経緯などが書かれており非常にわかりやすかった。先日読了した岡真理さんの著書(ガザとは何か)とどちらを先に読んでも非常に有益。まずは知ることから、ということが大切だと痛感。 こういうのって何で「パレスチナ問題」って呼ぶの?問題なのはイスラエルじゃん。イスラエルを支持するアメリカであり、欧州の国々が引き起こしたことなんだから、そっちが問題だろ。二項対立に落とし込む気は全く無いが、とにかく白人という人種のやり方(人種差別の数々)にいろいろうんざりする。

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2024/02/29

2017年刊行の本書。ガザ地区の現状を知っているからこそ、パレスチナに生きる(しかない)人々が日々抱える問題がより切実に、ズシンと響いてくるし、「あとがき」でさらに身につまされる。分かったつもりになってはいけない。

Posted byブクログ

2024/01/13

パレスチナの現在、とはいってもいまのイスラエルによるガザ侵攻の前だけど、が描かれる。高橋和夫さんの著作を読んでいたので、おおよそは知っていることだったけれど、現地の人との接点が多いためかよりリアリティをもって記述されている。イスラエルの酷さは論をまたないけれど、それをアメリカが支...

パレスチナの現在、とはいってもいまのイスラエルによるガザ侵攻の前だけど、が描かれる。高橋和夫さんの著作を読んでいたので、おおよそは知っていることだったけれど、現地の人との接点が多いためかよりリアリティをもって記述されている。イスラエルの酷さは論をまたないけれど、それをアメリカが支援し続けているのが絶望的なところで、ナチスドイツを解放したアメリカやソ連のような国が存在しないところが先行きを暗くさせている。 戦前のシオニストの利害はナチスとも一致していたというのは衝撃的でユダヤ人をヨーロッパから追い出したいナチスとエルサレムの地にイスラエルを建国したいシオニストはその点で目的を共有していたという。 イスラエルはシオニストによる国家で、穏健的なユダヤ人はイスラエルに住んでいないというのも事態を悪化させている。 相変わらず希望が見えないパレスチナ問題だけど、できることからでも初めて行きたいと思わせる著作である。

Posted byブクログ

2024/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現地に住んでいる人々や現地で活動している人たちの実情を軸に話が進んでいくのでとても分かりやすく、深刻さも伝わってくる。 パレスチナ側に寄り添った内容で、そういう意味ではまったく偏りがないとは言えないかもしれないが、歴史の流れから現状までがよく分かるし、日本にいる私たちになにが出来るのかまで提示してくれているのがよい。 ニンゲン頭で考えるとろくなことしないな…という感想。建国の流れやその後の紛争はなんとなくわかっていたけれど、現地の実情がこんなに酷いものだとは。知れば知るほど解決のしようがない気がして途方にくれる。

Posted byブクログ