量子論はなぜわかりにくいのか の商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/02/26

本署の謳い文句は、「量子論の具体的なイメージが描けず、くじけがちな初学者へ向け、リアルなモデルを使ってていねいに解説する、今度こそわかりたいあなたのための量子論入門」である。これは出版社の売らんがためのウソ、詐欺トーク、いや違う、キャッチコピーだと思う。残念ながら、吉田伸夫先生の...

本署の謳い文句は、「量子論の具体的なイメージが描けず、くじけがちな初学者へ向け、リアルなモデルを使ってていねいに解説する、今度こそわかりたいあなたのための量子論入門」である。これは出版社の売らんがためのウソ、詐欺トーク、いや違う、キャッチコピーだと思う。残念ながら、吉田伸夫先生の著書全般に言えることだが、やはり、私のような物理初級者には難しい。 上記の話と矛盾するようだが、本署を難しいと感じる向きにおかれては、吉田先生の『量子で読み解く生命・宇宙・時間』(幻冬舎新書、2022)を読むのも、あるいは一法かもしれない。その著書の結末部で、吉田先生は、ややこしいコペンハーゲン派解釈、超難解な超弦理論などに対する痛快な裁断を下している。あのにっくきクソ・ボーアめが。私は溜飲が下がる思いがした。

Posted byブクログ

2022/11/20

量子理論は、面白いけど深く知ろうとすると 難しくて理解不能です。 でも、量子についての粒子と波の両方の性質 についての説明はとても面白いと思った。

Posted byブクログ

2019/04/10

難しいけど、他の教養書にはあまり書かれてない視点からの話が書いてあるので吉田伸夫先生の方は分からないなりにもおもしろいです。 場の波動をリアルにイメージすること。場の量子論を理解すること。 デコヒーレンス、EPR相関。

Posted byブクログ

2022/02/05

量子論について、巷の「位置や運動量が確定しない」とか「粒子であると同時に波である」といった説明がその理解の害にすらなっているとして、よりわかりやすい説明を提示する、というのがこの本が行う試みである。著者に言わせれば、「常識的な立場から」量子論を理解しようとするものである。 その...

量子論について、巷の「位置や運動量が確定しない」とか「粒子であると同時に波である」といった説明がその理解の害にすらなっているとして、よりわかりやすい説明を提示する、というのがこの本が行う試みである。著者に言わせれば、「常識的な立場から」量子論を理解しようとするものである。 その心として、まず次の二つのことが理解される必要がある。 ・位置や運動量が確定しないのは、粒子の量子論で粒子と見なしたものが、実は、エネルギー量子という波であることに由来する ・粒子の量子論が、「場のリアルな波動によって引き起こされる現象を近似したもの」だと考えられる つまり、粒子というものの理解を変えれば、何も不思議なことはないということが著者の主張である。 そのためには「量子論を真に理解しようと思うならば、場の量子論を勉強する必要がある」というので、実際問題としては理解できないことに代わりはないのだが、確かに場の量子論からすると何も矛盾するものはない、という方がシンプルである。 EPR論文に関しても粗雑な議論と切り捨てて、それほど常識外れなものではなく、「単に、人間が識別できるような終状態が互いにデコヒーレントであることを指摘すれば充分である」とする。 要するに場の量子論をきちんと理解しないと、量子論の世界は理解できないんだなということは理解した。

Posted byブクログ

2017/06/09

ほとんど数式は使われず、言葉による説明。対象は場の量子論も含んだ量子力学を一通りまなんだ者向けか。 思いの外手強い。それは量子論の手強さなのだが、原理的な問題なので、応用上はあまり関係がないだろう。理論の意味とイメージをより根源的に考えたい人向けだ。

Posted byブクログ