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捨てられる銀行(2) の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2017/06/30

「株主はバンガードの米国籍の各ファンドだ。」 今話題のフィデューシャリー・デューティーの観点から書かれている。

Posted byブクログ

2017/06/11

捨てられる銀行2 非産運用 2017/4/19 著:橋本 卓典 15年9月に公表した「金融行政方針」で「企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成」を最重要テーマに掲げた。 本書で取り上げるのは、「国民の資産形成」である。この国は、どうして、売り手も書い手もよくわからない金融...

捨てられる銀行2 非産運用 2017/4/19 著:橋本 卓典 15年9月に公表した「金融行政方針」で「企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成」を最重要テーマに掲げた。 本書で取り上げるのは、「国民の資産形成」である。この国は、どうして、売り手も書い手もよくわからない金融商品を売買するようになったのか。 キーワードは「フィデューシャリー・デューティー」 日本語では、「受託者責任」と訳されてきたが、金融庁は「真に顧客本位の業務運営」と敢えて定義を見直し、金融行政の最重要施策とした。 本書の構成は以下の6章から成る。 ①動き出した資産運用改革 ②ニッポンのヒサンな資産運用 ③フィデューシャリー・デューティーとは何か ④年金制度の変化と資産運用改革 ⑤改革の挑戦から何を学ぶか ⑥「売らないあなた」になるために 企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成 グローバルな目線と今後我が国が直面する現実を見据えれば、どちらも重要であり、金融機関に求められるべきことは当然のことであるという理解も出来る。 当たり前のことであるが、出来ていないこと、知らなかったこと、気づいていなかったことも多いのは事実。言葉だけを受け入れるのではなく、しっかりとその本質を理解し、自分の立ち位置ではそれに対して何をすべきか何ができるかを一人ひとりが意識して前を向いて真摯に取り組んでいくしかない。 目の前にいるお客様に「ありがとう」と言ってもらい、それを10年20年という長いスパンで言ってもらい続ける関係性の構築が何よりも大切。当たり前のことを当たり前にやっていきたい。

Posted byブクログ

2017/06/05

何度も繰り返されるフィデューシャリー・デューティーの大切さがよく分かったし、銀行で販売する身としてはいろいろ反省するところも多かった。ナチスの戦術云々は書かないほうがいいと思った。

Posted byブクログ

2017/06/01

森長官との距離が近すぎる。 最後に、資産運用を宗教になぞらえて説明していたが、差し詰め、森長官が教祖様ですか、と突っ込みたくなる。

Posted byブクログ

2017/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み物としては面白いが、内容は今さら感がある。 金融機関は民間企業だから、顧客の意にそぐわなければ、いずれ淘汰される。行政がようやく追い付いてきたのではないか。 フィデュシャリー・デューティーも、目新しい言葉ではない。ただ、求められる概念の適用範囲が広がっているのは、その通りだろう。

Posted byブクログ

2017/05/06

タイトルでは「銀行」とあるが運用会社のあり方を論じた本。森金融庁長官、JPB佐護氏、HCA森本氏、AM1西氏、TMAM大場氏らへの取材、ヴァンガード本社への訪問により構築される筆者の洞察は至極まとも。 フィデューシャリーという責務をテーマにした本を、資産運用業界の外側のジャーナ...

タイトルでは「銀行」とあるが運用会社のあり方を論じた本。森金融庁長官、JPB佐護氏、HCA森本氏、AM1西氏、TMAM大場氏らへの取材、ヴァンガード本社への訪問により構築される筆者の洞察は至極まとも。 フィデューシャリーという責務をテーマにした本を、資産運用業界の外側のジャーナリストが記してくれることは素晴らしい。 良本。同僚たちにも勧めたい。

Posted byブクログ