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捨てられる銀行(2) の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2022/09/27

フィデューシャリー・デューティーってはじめて聞いた。資産運用のマクロな話。業界の仕組みが、問題点含めよくわかった。

Posted byブクログ

2021/01/02

捨てられる銀行シリーズ第2弾。金融機関が顧客本位ではなく自分本位で金融商品を勧めている実態を鋭く切り込む。 今作も豊富な事例がある点はプラス。著者が説くように、我々が最低限のリテラシーを武装することが大切なのは全面同意。ただし、同じ主張が冗長に繰り返されている印象を受けたことに加...

捨てられる銀行シリーズ第2弾。金融機関が顧客本位ではなく自分本位で金融商品を勧めている実態を鋭く切り込む。 今作も豊富な事例がある点はプラス。著者が説くように、我々が最低限のリテラシーを武装することが大切なのは全面同意。ただし、同じ主張が冗長に繰り返されている印象を受けたことに加え、手数料の高い商品を一概に悪と解釈している節がある点がマイナスだと思った。運用成績がよく、手数料以上の収益を上げていれば問題はないはず。

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2020/02/24

本書の内容は、至極正論だと思う。日本の金融機関ももっと顧客本位に変わっていく必要があるなと改めて思いました。個人的なは、筆者がバンガードまで取材に行ったことは、このテーマに関して本気度を感じて特に素晴らしいと思います。

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2019/04/14

フィデューシャリーデューティーの実践のために。 手数料に見合った顧客利益をもたらすことができるか。 税制優遇制度を使えているか。 商品がわかりやすいか。 長期運用できるものか。 為替リスクを考慮しているか。 フィデューシャリーデューティーを考えているか。 これに尽きると感じた。

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2019/02/03

前作「捨てられる銀行」の続編であり、特に銀行及び金融機関の「資産運用」についての取材を通じて、現状の問題点について述べられている。「フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty、顧客本位の業務運営)」がキーワードなのはわかったが、全編を通じてこのキーワードの連呼...

前作「捨てられる銀行」の続編であり、特に銀行及び金融機関の「資産運用」についての取材を通じて、現状の問題点について述べられている。「フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty、顧客本位の業務運営)」がキーワードなのはわかったが、全編を通じてこのキーワードの連呼なのがいささか煩わしい。この「フィデューシャリー・デューティー」を理解し、実践する金融機関だけが市場と顧客から評価され生き残るというのは、著者の希望的結論に思える。旧態依然の業務運営でも、今のメガバンクはおそらく生き残れるに違いない。必要なのはメガバンク(金融機関)の変容ではなく、むしろ我々一般投資家のリテラシー向上であろう。

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2018/11/06

大手銀行や証券会社の勧める投資信託やファンドラップが、いかにセルサイドの立場しか考えていない商品であるかが、その歴史的背景から理解できた。 IFAの可能性を感じつつも、変わらぬ金融業界、日本を感じ、このままズブズブ沈んでいく日本を感じてしまうのは私だけではないはずだ。ただ、本人...

大手銀行や証券会社の勧める投資信託やファンドラップが、いかにセルサイドの立場しか考えていない商品であるかが、その歴史的背景から理解できた。 IFAの可能性を感じつつも、変わらぬ金融業界、日本を感じ、このままズブズブ沈んでいく日本を感じてしまうのは私だけではないはずだ。ただ、本人はまったく勉強もせずに、アドバイスや知見、リターンにフィーも払わずに文句をいう民度の低い人が多過ぎる。そんなひとは大概たいした資産は持っていないものだが、空気もサービスも決して無料ではなく、ましてや自分の資産を守り、なかんずく増やしていくために本当に努力してくれるなら、それ相応の対価を払って当然である。社内闘争や人事の事しか考えない高級取りの銀行幹部の給与になるよりよっぽど実りある。

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2018/06/21

話題になった、そして金融機関の人間としては読まないわけにはいかなかった「捨てられる銀行」の続編ということで、見つけて即購入。 そしたら何とも偶然、最近興味のあった株式投資、運用についての話。実際に始める前にこれを読めて良かった。 そしてこれも読めば読むほど、銀行ってこれからどうす...

話題になった、そして金融機関の人間としては読まないわけにはいかなかった「捨てられる銀行」の続編ということで、見つけて即購入。 そしたら何とも偶然、最近興味のあった株式投資、運用についての話。実際に始める前にこれを読めて良かった。 そしてこれも読めば読むほど、銀行ってこれからどうするの?っていう感想。金融庁に振り回されて可哀想な面もあるけども、商品のことを知らずにノルマのために売るなんて持っての他……。これから無くなっていくところは、淘汰されるべくしてされるのでしょう。 世の中、そうは簡単に儲けられる話は転がっていないということを肝に銘じなければならないなぁ。勉強あるのみだ。

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2018/04/04

先日紹介した「捨てられる銀行」の続編。 前回は「地域金融」についてでしたが、続編はぐっと身近になって個人の「資産管理」の現状についてです。日本の個人に対する資産管理を憂いて「非産運用」というサブタイトルが。。。笑 日本人のサラリーマンは「年末調整」「源泉徴収」などの制度により...

先日紹介した「捨てられる銀行」の続編。 前回は「地域金融」についてでしたが、続編はぐっと身近になって個人の「資産管理」の現状についてです。日本の個人に対する資産管理を憂いて「非産運用」というサブタイトルが。。。笑 日本人のサラリーマンは「年末調整」「源泉徴収」などの制度により「確定申告」をする人が少ないことから「税」に対する意識が低いと言われています。 確かに自分がどのくらいの税金を納めているのか?どうなると税金があがって、どうすれば節税できるのか?ということを意外と知りませんよね。「そんなことない!」とおっしゃる方は相当意識されています。 でも、「老後の蓄えは重要だ!」なんてことだけ言われるから、何かはしなければ!?という気持ちはあるのに「How=どうすれば?」が分からず、結局塩漬け。。。笑 金融庁長官に森さんがなったことから、個人の資産運用に関する制度も格段に改善されていますが、正直複雑すぎて活用できる人は限られていると思います。(「NISA」「つみたてNISA」「個人型確定拠出年金iDeCo」と横文字だらけで意味不明!?) ということで、ちょっと気になっていて、何かしたいなあという方が手にする入門書としてオススメです。かく言う私も塩漬けにしていたので、早速手続きしようと動き出しました。笑

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2018/02/11

捨てられる銀行2 非産運用 橋本卓典が森金融庁長官の改革を追った前作の続編。今回は銀行ではなく資産運用について。人口減少・高齢化社会において、医療と同等に成長産業であり、このままでは瓦解する公的年金を補助するものとして考える資金運用が、なぜ日本人に未だに受け入れられていないかと...

捨てられる銀行2 非産運用 橋本卓典が森金融庁長官の改革を追った前作の続編。今回は銀行ではなく資産運用について。人口減少・高齢化社会において、医療と同等に成長産業であり、このままでは瓦解する公的年金を補助するものとして考える資金運用が、なぜ日本人に未だに受け入れられていないかという問題を探る。自分自身、先日内定先の確定拠出型年金の資料を読んだが、年率2%で36年運用すれば、元本は二倍になる。これは時間によって生み出された利益であり、さすがにキリスト教会も何百年も禁止していただけあるインパクトだ。資金運用に関して、日本とアメリカでは大きな隔たりがある。アメリカでは7割が確定拠出型、2割が証券会社に対して、日本では証券会社が4割、銀行窓口が4割を圧倒的に証券・銀行の割合が大きい。その上、日本の運用は手数料が高く、かつ投資信託会社が銀行などの子会社や系列であることが多く、企業が売りたいものを売っており、資産を持っている人にとって最適の決断が下されているとはいえない。これに対して、橋本はアメリカやヨーロッパのフューディシャリー・デューティーという概念を対峙させる。これは、売る人と買い手に情報の非対称性が明らかにある場合に、売る人が買い手にとって最適のサービスを提供しなければならないという不文律である。例えば、医者は医学的知識において、弁護士は法的な知識において、明らかに患者やクライアントとの非対称性がある。この状況で医者や弁護士が彼らが設けたいようにでたらめな診断や相談をすれば、たちまち世の中は立ち回らなくなる。これが、殊に資産運用の世界では軽視される傾向が強い。運用をするものは明らかに知識では資産を持っている者より上回っており、さらに今後の日本の年金問題を考えればフューディシャリー・デューティーに則って投資商品を売り、運用しなければたちまちに老後資金が瓦解していく。この異常な環境への危機感を、橋本は懸命に訴えている。さらに、なぜこのような形態になってしまったかといえば、金融ビッグバンにより不良債権の解消のみに重点を充て、メガバンクが誕生させたことを挙げ、これらの巨象の存在がこのような悲惨な運用を促進しているとしている。

Posted byブクログ

2018/04/26

金融庁(森長官)による金融機関のオープン化第二弾。今回は資産運用にフォーカス。 続きはこちら https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/02/2-3.html

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