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黄砂の籠城(上) の商品レビュー

3.7

45件のお客様レビュー

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2024/07/22

「義和団の乱」は名称だけは知っていた。でも芝五郎のことは全く知らなかった。これは面白すぎる。下巻まで読み終えたら、色々調べてみよう。

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2023/12/23

清朝末期、1900年北京。「扶清滅洋」の旗印のもと、外国人と清国キリスト教徒を殲滅せんとする義和団と清国軍が、紫禁城東南にある外国公使館区域(東交民巷)の外国人ら4000人を包囲した。足並み揃わぬ列強11カ国の公使や武官たちは、籠城戦を余儀なくされ、援軍の到着まで持ちこたえる他な...

清朝末期、1900年北京。「扶清滅洋」の旗印のもと、外国人と清国キリスト教徒を殲滅せんとする義和団と清国軍が、紫禁城東南にある外国公使館区域(東交民巷)の外国人ら4000人を包囲した。足並み揃わぬ列強11カ国の公使や武官たちは、籠城戦を余儀なくされ、援軍の到着まで持ちこたえる他なしの切羽詰まった事態に追い込まれていく・・・。尊王攘夷、明治維新、日清戦争を経て、大陸での覇権を目論む列強に肩を並べんと、国際社会に躍り出た日本が、北京籠城で如何なる役割を果たしたのか? 松岡圭祐サンの歴史エンタテインメント大作。

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2022/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松岡さんの小説は「探偵の探偵」シリーズを読んだことがあるのですが、話の盛り上がり・殺伐さの描き方が上手くて色んな意味でドキドキするなあと思いました。 今回「黄砂の籠城」では義和団の人たちがクリスチャンを襲う残虐でドキドキするシーンが最初の方に持ってこられたので、一気に世界に引き込まれました。怖い、でも見たい。そんなスリルを味わいながら読み進めました。 そしてエンタメ性はバッチリな中でも、それぞれの人物に対しての心情の変化などがとても良かったです。皆さんが感想で言及されているように、柴五郎さんは本当に立派な人ですね…。生き様がカッコ良すぎる。 加えて杉山さんも本当に素敵なお方。日本と中国がいがみ合っている中、仲良くしたいと考えることができるなんて、あの時代ではなかなか奇特な考えだと思います。そんな人が…。

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2022/10/02

義和団の乱の歴史事実は知っていましたが、その内容を知って更に柴五郎という英雄を知りました。冷静で勇敢な指導者だったんですね。

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2022/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界史で習った義和団の変。ブラピのWWZのゾンビのごとく紅巾の賊10万が襲い掛かる。100年前の清国のルンペンプロレタリアート(p300)が徒党&残虐に襲い掛かってくる描写を読むと、つい昨今の中国の野望と人権侵害の信憑性を想起してしまう。列強側で味方のはずのロシア人も見栄だけの無能として描かれている。p304の柴の言葉が格好良く、このままだとあまりに日本礼賛、中は残虐、露は低脳という描写が過ぎる本に思えるので、冒頭登場したチョウさんのように理知的な中国人が下巻以降で活躍するかな?展開が早く先が気になる。

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2022/06/14

柴五郎がかっこいい。 世界史の中における日本の、その関わり方の規範というか何というか。 こう誠実に屹立しうる誇りが、あのころあった。 その精神的支柱にいたのが会津人で、凄惨な戊辰戦争の生き残りの子だった彼だと思うと、とても嬉しくなる。

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2021/11/04

冒頭、「この小説は史実に基づく」「この物語の登場人物は実在する」との記載に緊張 義和団の乱は世界史の教科書で名前は知っていたけど、これほどまでの大事件だったとは知らなかった 最初から最後まで緊張しっぱなし(・・;) でも面白かった(^^)

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2021/07/10

2021.07.09.上下巻読了。 清朝時代の中国、北京。列強各国の公使館が集まる東交民巷が舞台。 主人公の櫻井伍長、実在した駐在武官柴五郎。 扶清滅洋を叫ぶ義和団。 最後の皇帝溥儀と西太后。 学校の教科書の中でだけ覚えた単語がここに繋がった! 教科書よりためになる歴史書 起承...

2021.07.09.上下巻読了。 清朝時代の中国、北京。列強各国の公使館が集まる東交民巷が舞台。 主人公の櫻井伍長、実在した駐在武官柴五郎。 扶清滅洋を叫ぶ義和団。 最後の皇帝溥儀と西太后。 学校の教科書の中でだけ覚えた単語がここに繋がった! 教科書よりためになる歴史書 起承転結。とにかく承、転、が長い。飽きる。 ミステリーとして描かれた内通者の顛末もイマイチだった。 内通者が誰か?を知りたい力のみで最後まで読んだ感が否めない。 もっとギュッとまとめてくれていればよい作品だったと思う。 櫻井が、この時代、留学もしないで何ヶ国語しゃべるんだよ!とツッコミたくなるスーパーリンガルっぷりが現実離れ。

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2021/04/17

歴史に残る義和団事件を取り上げたエンターテイメント小説。外国公使館区域を包囲する義和団に対し籠城戦で挑む列強各国の兵士の中で日本人兵士櫻井伍長の活躍が光る。

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2021/04/17

面白かった 史実を下書きとしたアクションエンターテイメントストーリ 義和団事件をベースに実在の人物芝五郎の活躍を描く物語 上巻では 日清戦争後の1900年の北京において、外国人を排斥しようとする義和団の勢力が拡大し暴徒化 外国公使館区域を包囲します。 そして、日本を含む列強11...

面白かった 史実を下書きとしたアクションエンターテイメントストーリ 義和団事件をベースに実在の人物芝五郎の活躍を描く物語 上巻では 日清戦争後の1900年の北京において、外国人を排斥しようとする義和団の勢力が拡大し暴徒化 外国公使館区域を包囲します。 そして、日本を含む列強11か国は援軍が来るまで、籠城し義和団に立ち向かうことに。 結果的にその11か国を指揮することになるのが芝五郎 という構成です そして、ここで芝五郎の部下として登場する桜井伍長がスーパーマン 各国語に堪能で戦闘能力も高い! 義和団の猛攻を押しとどめます。 彼らは、自分たちも含め民間人を守り切ることができるのか? 援軍は間に合うのか? といった展開です 当初、芝五郎は軍人らしからぬ態度でしたが、徐々にそのリーダシップは各国の行使、軍人たちに認められていきます。 ここで描かれている日本人軍人像、その対比として描かれる各国の姿は、日本人として誇らしく感じます。

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