黄砂の籠城(上) の商品レビュー
読みやすい上に、ハラハラドキドキなところも始終あって かなり、かなーり面白かった。 こりゃ絶対おススメ。 もー絶対下巻読みたくなるのでセット買い必至。
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義和団に関してよく分かる。日本の攘夷論に近いのかな。映画があれば見てみたい。結末がどうなるか楽しみだ。
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1900年春、北京で起きた義和団事件での物語。 日本や米英など各国の公使館が立ち並ぶ東交民巷は、紅巾を巻いた義和団(敗戦国である清の反乱)に囲まれ、籠城戦を余儀なくされていた。 各国が協力しなくてはならない状況にもかかわらず、自国の尊厳や優越ばかり気にする他の国々。 初めは見下...
1900年春、北京で起きた義和団事件での物語。 日本や米英など各国の公使館が立ち並ぶ東交民巷は、紅巾を巻いた義和団(敗戦国である清の反乱)に囲まれ、籠城戦を余儀なくされていた。 各国が協力しなくてはならない状況にもかかわらず、自国の尊厳や優越ばかり気にする他の国々。 初めは見下されていた日本だったが、持ち前の勤勉さや謙虚さで難局打開に向け、各国を導いていく。 登場人物が多く、地名も漢字表記ばかりなため、読み方が分からないまま読み進めた。 後半だんだんと物語に引き込まれて面白くなってきたので、下巻に期待したい。
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めちゃくちゃ面白かった。久しぶりに、本を読みながら息を詰めていた。緊迫感のある内容はもちろんんこと、「歴史に立脚している」というか、作者もかなり調べたらしく、リアリティのある内容なのが刺さった。手に汗握る系、割と好きだわ!右翼が絶賛しそうな本でもあるなぁと思ったんだけど、石破茂氏...
めちゃくちゃ面白かった。久しぶりに、本を読みながら息を詰めていた。緊迫感のある内容はもちろんんこと、「歴史に立脚している」というか、作者もかなり調べたらしく、リアリティのある内容なのが刺さった。手に汗握る系、割と好きだわ!右翼が絶賛しそうな本でもあるなぁと思ったんだけど、石破茂氏、これを推してるのか〜(趣味としては合うけど政治家として推してるのか〜と思うとなんとも。だって黄巾側の意見は一切無い本だからね。黄巾側の視点の「黄砂の進撃」買った。)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
義和団事件を題材にした話。 中国の西太后の時代、紅巾を腰に巻いた義和団が、11カ国の公使館があるところにせめこむ。西太后もこれを取り締まらず、見て見ぬふりをきめこむ。当初は公使館がわも一つにまとまりきれなかったが、日本の柴五郎中佐の活躍でなんとかもちこたえる。決して日本人を美化するわけではないが、謙譲の心を持ち、正義心が強く、論理的に物事を考えながらも、心の部分も大切にする日本人の良さが描かれている作品だ。 最後も、決して中国のみを悪者にせず、中国を我が物顔で闊歩し、キリスト教の普及にあたっても、中国を蔑んだ対応しかしなかった西洋諸国だったために、義和団が憤慨して攻め込んできたのだと、西洋にも反省をうながすのであった。 全二巻
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1900年春、北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増し、外国公使館区域を包囲。足並み揃わぬ列強11カ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった…。世界から賞賛された日本の姿を描く。 義和団事件は世界史の教科書にも日本史の教科書にも写真付きで10行以上記...
1900年春、北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増し、外国公使館区域を包囲。足並み揃わぬ列強11カ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった…。世界から賞賛された日本の姿を描く。 義和団事件は世界史の教科書にも日本史の教科書にも写真付きで10行以上記述されるするほど歴史上の大きな事件。松岡圭祐にとって初めての歴史小説らしい。淡白な文体がこういう緊迫感のある出来事を描写するのには向いているようで、どんどんページを捲った。 (B)
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3.5 事実なのかは、わからないがハラハラドキドキ。きっと中国側から史実を描くと全く違う物語になるはず。リベラルな国民性を評価されるのは、悪い気はしない。
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圧倒的史実による、ノンフィクション。 明治33年春、北京で外国人排斥を叫ぶ義和団が勢力を増し、暴徒は街や教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲していきます。 包囲された区域には、列強11ヵ国が籠城しています。 足並みがそろわずバラバラの行動をしていた人々を先導したのは、駐在武官柴五...
圧倒的史実による、ノンフィクション。 明治33年春、北京で外国人排斥を叫ぶ義和団が勢力を増し、暴徒は街や教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲していきます。 包囲された区域には、列強11ヵ国が籠城しています。 足並みがそろわずバラバラの行動をしていた人々を先導したのは、駐在武官柴五郎中佐と、日本兵でした。 義和団と清国軍が敵に回り、壮絶な戦いが火ぶたを切ります。
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黄砂の進撃と同じ義和団の乱について対局的に描かれた小説(こっちが先)。お互いに背景や事情を理解できない状況で訳も分からず衝突に至る経過が興味深い。 また双方の犠牲者一人ひとりの人生、人の繋がりの中で、こういう選択を取らざるを得ないことを思うと儚く感じた。
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義和団事件とは何だったのか。日本人の叡智と勇気を知らしめた人々の物語。上巻は壮絶な戦いの始まりまで。これをエンタテイメントと言ってしまっていいのか、歴史小説の面白さを改めて感じる快作。
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