彼女の色に届くまで の商品レビュー

似鳥鶏(著者)

2017/06/15

絵画をめぐるミステリ部分は軽く流して読んだけれど、才能を欲しながら得られない少年が類い希な才能を持つ少女に出会い、その才能をサポートしていながら、自分の＜才能＞に向き合っていく姿がとてもよかった。
amazonレビューにのだめ美術バーションと書かれているのがあって、まさにそうだわ！と納得。
楽しい脚注やポイントになる作品にはカラー図版もあり、美術に疎くても楽しめるように書かれているのもありがたい。
高校、大学、社会人と進みながら、最終章でさまざまなつながりが明らかになる・・・・とても楽しめました。

2017/05/28

ラノベ風ライトミステリ、初めての似鳥鶏。
「王様のブランチ」で紹介されてたの観て購入。米澤穂信の世界観に近く、楽しく読み進めました。ま、ミステリとしてどーかは別として、気軽に読める感じですかね・・・

2017/05/27

画家を目指す凡人の少年と不思議な雰囲気の非凡な少女の物語。
四章まで読んで物足りなく感じましたが、終章「そして君になる」まで読んですっきりしました。

気になっている方がいれば、主人公が彼女の色に届くのかを見届けてほしいです。

2017/05/16

美術ミステリ。絵がたくさんでてきて楽しい。ひとつひとつのトリックより、物語全体の構造の方が好き。才能を羨みながらも嫌いになれない感覚は人間くさくて好き。
2017/5/16

2017/05/08

絵画をヒントに謎を解き明かす連作短編。
天才的な画力を持つ彼女と画家を目指す主人公が
高校から大学、社会人とそれぞれの年代で事件に遭遇します。
こういう繋がっている話好きです。
絵画からの謎解きのつながりがわかりにくい。
主人公が市立高校シリーズの葉山くんとかぶる。

2017/05/04

画家志望の主人公は、高校生になったある日、一人の少女と出会う。
彼女は紛れもない天才だった。

絵にまつわる謎を巡る連作。見事だった！