東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 の商品レビュー
情報収集の目的は「既に誰かが行っておりオリジナルで無いもの」を確認する&それらを捨てて「何が行われてないのか」という新たな可能性を探すこと。情報収集に答えを求めてはいけない
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正解のある課題を解く「マニュアル力」と想定外、新しい課題にも答えを見出して行く「考える力」は異なるもの!との論旨。 ただし「考える力」の大切な要素である「問題を見つける能力」を発揮するためには、「マニュアル力」(情報収集能力とか)も大切。 - 私たちが取り組むべきなのは、周囲...
正解のある課題を解く「マニュアル力」と想定外、新しい課題にも答えを見出して行く「考える力」は異なるもの!との論旨。 ただし「考える力」の大切な要素である「問題を見つける能力」を発揮するためには、「マニュアル力」(情報収集能力とか)も大切。 - 私たちが取り組むべきなのは、周囲の流行とは関係なく、自分の頭で考え、見つけ出した課題。流行のテーマはおススメできない。大勢の研究者が取り組んでいる流行の分野は、既にあらゆる角度から奥深くまで研究し尽くされていて、新たに参入した人間が取り組むべきオリジナリティの高い問題が残っていることはめったに無い。 →とはいえ、会社での新規ビジネス構想立案では、流行りのテーマはやはり外せない・・・流行ったばっかり、つまり出来立てホヤホヤのテーマであれば掘る価値があるか・・・ - 考え続けるという事は、「ひらめき」を待つという事。画期的なひらめきは問題意識が煮詰まった時に訪れる。一生懸命に努力を重ね行き詰った時、ピンチの時にこそ、ひらめきは近い。苦しくても決して諦めてはいけないのです。 →そうだなあ~実際は日々、答えが出ない日々は苦しい・・・気晴らしとかしながら凌いでいるけど頭を悩まし続ける。が、この悩み続ける時間はきっと大切なプロセスなんだろうなあ。
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入試で培う能力はマニュアル力であり、それは考える力を支える基礎の一つであるという。いま日本の社会に必要な想像力は、その考える力を極めた末に得られることであるという考えだ。 何となく考えていたことを言語化してくれる本であった。筆者の覚えたことは思い切って捨ててしまうという行動は...
入試で培う能力はマニュアル力であり、それは考える力を支える基礎の一つであるという。いま日本の社会に必要な想像力は、その考える力を極めた末に得られることであるという考えだ。 何となく考えていたことを言語化してくれる本であった。筆者の覚えたことは思い切って捨ててしまうという行動は潔いが、私の生活感には合わない。ただ、集中すべきものを意図的に明示するという考え方は参考になった。今年はこの方法でやってみようと考えている。
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東大物理学者が生徒たちを見てきて、そして自ら気づいた考える力のノウハウ マニュアル問題でなく創造力大事 メモを取ろう、でも捨てよう 情報はため込まず捨てるのが大事。 著者も論文読んだら捨ててる。 時間かけて考え抜く。それは非効率ではない。 好奇心の赴くままに考えることが実は解決の糸口になるキュリオシティドリブン 最初に戻ってみるのも解決策 問題を見つける力 好奇心を大切にし、疑問に思ったことを、自ら調べ、要点ををメモして整理すること 1つのテーマを長時間考え続ける
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学生の頃、何故英語の語順に正解が一つしか存在しないのか教師に質問して怒られたことを思い出した 当時は試験に直結しない非効率な疑問を思い浮かべることは低質な考え方なのだと思い込んでいたが、本書を読んで気持ちが救われた -------- 大切なのは、学んだ知識ではなく学ぶことを通じ...
学生の頃、何故英語の語順に正解が一つしか存在しないのか教師に質問して怒られたことを思い出した 当時は試験に直結しない非効率な疑問を思い浮かべることは低質な考え方なのだと思い込んでいたが、本書を読んで気持ちが救われた -------- 大切なのは、学んだ知識ではなく学ぶことを通じて身につける知恵 問題課題に適用できる有効な方法は類型化、要素化、各要素の個別解決のモデル 自分の言葉でメモすることは、一度脳内で情報を処理する必要があるため、記憶が定着する
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いわゆる「頭の良さ」というのが「マニュアル力」「考える力」「創造力」となっている。 ちなみにこの3つの力は、それぞれ高校、大学、大学院で求められる力だと著者は述べている。 本書は主に考える力とその先の創造力の鍛え方について書かれている。 考える力のベースには、何が知りたいのか、何がわからないのかを明確にするために著者が行なっていることが紹介されている。 さらに、創造力を発揮して大きなことを成し遂げるための例として過去の偉人を例に「諦めない人間力」についても語られている。 大学入学を控える高校生から社会人まで幅広い層にとって収穫のある一冊になっていると感じた。
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何となく読み始めたが、「高校まで優秀だったのに大学に入って凡庸になるのは、深く考える力がないから」というフレーズで頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた。 まさに自分のことだったからだ。 大学に入ってからは、あまりにも勉強の種類、質共に違いがありすぎて、何をどうしていいかわからな...
何となく読み始めたが、「高校まで優秀だったのに大学に入って凡庸になるのは、深く考える力がないから」というフレーズで頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた。 まさに自分のことだったからだ。 大学に入ってからは、あまりにも勉強の種類、質共に違いがありすぎて、何をどうしていいかわからなかったというのが正直なところ。 社会人になって今さら、深く考える力が養われてなかったからかと腑に落ちた。 大学時代にもっと読書をして、この本に出会えてればよかったなとも思うが、悔いても仕方ないので、この本で読んだことを実践していきたい。 特に、ニワトリとヒヨコの話は、これもまた、自分のことを言われているようで、深く刺さった。 効率化が大好きだし、それこそ正義と言わんばかりに、取り組んでたけど、そればかりに気を取られてると、遊び心や柔軟な発想を失ってしまうと知って、目から鱗だった。 私の凝り固まった脳味噌は、ゴール一直線すぎたんだ、それこそ高校までの思考で止まってるからだ、と気づけた。 これからは、仕事でも、私生活でも、キュリオシティ・ドリヴンを意識して、少し関係のなさそうなことにも関心を払っていきたい。 そんなことに気づかせてくれた読み応えのある一冊でした。
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考えるとはどういことなのか。改めて考えたいと思って手にした本。少し自分が思っていたのとは違うかな…理系の研究に取り組む人向けの本だな。でも、参考にしたいところはたくさんあった。高校まで学んできたことは、問いに対して一つの正解がある、いわばマニュアル力。これからの時代は正解が一つと...
考えるとはどういことなのか。改めて考えたいと思って手にした本。少し自分が思っていたのとは違うかな…理系の研究に取り組む人向けの本だな。でも、参考にしたいところはたくさんあった。高校まで学んできたことは、問いに対して一つの正解がある、いわばマニュアル力。これからの時代は正解が一つとは限らない創造の時代。考える力がとても大切。疑問をもつことが重要。その際、自分が何をわかっていないのかを明確にすることが考えるための第一歩。日常のなかで、疑問がたくさん浮かぶように意識していきたい。 著者が本文の中で、現代は情報を集める方法ばかりが発達した時代。だからこそ、捨てるスキルはますます重要になっていると述べている。これはとても印象に残っている。知識太りにならないよう、本質を理解したら、その情報は捨てる。それを意識して頭のなかをゴチャゴチャにならないようにしていきたい。
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考える力を鍛えてこれまでになかったイノベーションを起こすための手法が語られている。 内容としては、企画などを仕事としている人であればこれまでの経験上、そのような思考回路で物事を考えていることが多いように思う。 それを明文化してくれている分、改めて自分の思考回路の整理や反省、見...
考える力を鍛えてこれまでになかったイノベーションを起こすための手法が語られている。 内容としては、企画などを仕事としている人であればこれまでの経験上、そのような思考回路で物事を考えていることが多いように思う。 それを明文化してくれている分、改めて自分の思考回路の整理や反省、見直しに役立った。 考え方の事例に筆者自身や偉人のエピソード多く取り入れてくれているが、その話が少しくどく感じ、私の読解力の問題なのかもしれないが、そのエピソードの多さゆえに要点を整理するのになかなか骨が折れた。 考え続けること。 諦めない人間力が必要。 ハードルを下げて、できますよね!と言ってくれているが、それがなかなか凡人には難しい。。。 兎にも角にも、思考を伸ばしたい人の背中を押してくれる一冊です
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大学入学直後でこれからの大学生活に不安を抱いている人や大学で研究を進めようとしている人におすすめの本 本当の意味での考える力と困難な状況に直面しても諦めない人間力を身につけたいと思った。 社会に出るに当たって社会構造の変化や自然災害に柔軟に対応し考えることのできる人になりたいと...
大学入学直後でこれからの大学生活に不安を抱いている人や大学で研究を進めようとしている人におすすめの本 本当の意味での考える力と困難な状況に直面しても諦めない人間力を身につけたいと思った。 社会に出るに当たって社会構造の変化や自然災害に柔軟に対応し考えることのできる人になりたいと思った。
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