男ともだち の商品レビュー
年齢を重ねるごとに難しくなるしもどかしくなる男女の友情、男ともだち、はぁ、私にはわからない。 分かり合えないと知っている人といる方が気が楽、は本当にその通りだな、と。
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なんだか釘を刺されているみたいで、ドキドキするお話でした。 「この本すごく共感して、大好きな本なんです!」なんて言えないような、笑 お腹の中を、ゆっくり触られているような気持ちで読んでました。魅力的な本です。
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大学生くらいまでは男ともだちというカテゴリは存在するのかもしれないけど、それ以降男ともだちという関係性を作り維持することって難しすぎるし、ましてや自分に恋人や配偶者ができるともうそれは不可能の域。恋人や配偶者がいるのに、異性の友達と仲良くするのを許さないのは当事者たちではなく、世...
大学生くらいまでは男ともだちというカテゴリは存在するのかもしれないけど、それ以降男ともだちという関係性を作り維持することって難しすぎるし、ましてや自分に恋人や配偶者ができるともうそれは不可能の域。恋人や配偶者がいるのに、異性の友達と仲良くするのを許さないのは当事者たちではなく、世間。という風潮を個人的に感じる。 男ともだちという感覚を忘れてしまったので、この本を読み始めたのだが、思っていたよりもストーリーはドロドロしておらずサッパリ。スカッとするところもあり、面白い。 ハリオ(男ともだち)はやっぱり幻想だな〜と思うけど、自分の生活にハリオがいたら楽しそうだなと空想した
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『しろがねの葉』が良い作品だったので読んだ。あらすじを読んだ時、ドロドロした話なのだろうかと思ったが違かった。私は男女間の友情は存在しないと思っていたのでその価値観が少し覆る話であった。私的には一本の映画を観ているかのようで続きが気になり一気読みした作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
辛くなったら慰めてくれて、遠くからでも駆けつけてくれて、腕まくらしてくれるヤリチン男友達とヤリマン絵本作家の話。最初ハセオは主人公のこ好きなのかな、だからこそ大切にしたくて抱かないのかな?って思ってたけど、似たもの同士で大切な存在だからって理由だった。愛憎どろどろあまあまが好きだから、なーんだ、って気持ちはあるけどこれはこれでありか、って思う。主人公が絵本作家だから創作とはなんぞやって描写がちょいちょいある。「真っ白な空間に、虚構を描く私の仕事は嘘つきの仕事だ」。この言葉好き。
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千早茜先生の本を読んでみたくて、立ち寄った近くの図書館で借りることの出来た一冊 出てくる人はとりあえずみんなクズ やってることはどれもこれも不貞だから世間一般では肯定はされない でも、恋愛の苦い所、ライフステージの変化で変わる恋愛観、創作の苦しみ 分からないでもない ただ、自分...
千早茜先生の本を読んでみたくて、立ち寄った近くの図書館で借りることの出来た一冊 出てくる人はとりあえずみんなクズ やってることはどれもこれも不貞だから世間一般では肯定はされない でも、恋愛の苦い所、ライフステージの変化で変わる恋愛観、創作の苦しみ 分からないでもない ただ、自分の身には起こらないし、周りで起こっていたら引いてしまう気がする でも最後まで読み切ってしまうのはどこかでやはり、分かる気がするから ハセオは、本当に女の幻想だなとおもいました 少なくとも私の周りにハセオはいない でもいるのかもしれない いて欲しい これは女ともだちでは成立しないから、尚更に恋い焦がれるような気がします
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読み終わった直後は、強烈な引力を感じて、なかなか現実に戻って来られない痛みとか切なさでヒリヒリした。 でも冷静になってみると、 京都に住んで、おしゃれなお店で飲んだり食べたりして、芸術家として創作の苦しみもありつつ海外の賞をもらったり目立つ仕事もして有名になったり、優しくて賢い恋...
読み終わった直後は、強烈な引力を感じて、なかなか現実に戻って来られない痛みとか切なさでヒリヒリした。 でも冷静になってみると、 京都に住んで、おしゃれなお店で飲んだり食べたりして、芸術家として創作の苦しみもありつつ海外の賞をもらったり目立つ仕事もして有名になったり、優しくて賢い恋人がいる上に、イケメン医師の愛人を虜にできていて、絶世の美女が特別扱いしてくれる行きつけのバーがあって、美人でおしゃれで話のわかる女友達や、いつでも優しく見守ってくれる、周囲から一目置かれる男ともだちがいるなんて。 出来すぎじゃないか!! これはフィクションだったんだ。しかもみんなが憧れるような、手に入れてみたいものを並べて、キラキラしたものに囲まれてうっとりするような擬似体験をさせてくれている。 まず主人公の、才能があるくせにガツガツしてない感じ。羨ましすぎる。どうやら見た目も悪くない様子。 それから主人公の周りの登場人物がみんなルックスが良く、周囲が振り返る存在感がある。ハセオに真司に優美に露月さん。そんな人がみんな、主人公を好きになる。編集者とか、ギャラリーのオーナーとかも。 行きつけのお店は隠れ家的なバーで、SMの女王様をしている美人ママに可愛がられ、可愛いゲイのアキラくんになつかれ、もうみんなが欲しいキラキラアクセサリー満載という感じ。 そう、これはフィクションです。 こんな風な生活素敵!憧れちゃう、って、まんまと騙されるところだった。 これが千早茜の筆力ということなんだな。
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見事に屑です。 なのになぜか愛おしい、登場人物たち。 読めばわかります。愛おしい、屑。 生き方に共感できるような登場人物は残念ながらいません。 でもそれが逆に良かったです。 「見ててやる」ことで愛を示してくれるハセオの存在が、少しだけ羨ましい。
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主人公を取り巻く様々なタイプの男性との関係性を描く。 同棲している彼や不倫関係の彼、そして男友達。 何が大切で、なぜ求めるのか、本当に愛しているのは誰なのか。
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女遊びなところはともかく、ハセオがめっちゃいい奴だった。友達以上の関係だけど、恋人ではないし体の関係もない2人。『男ともだち』というタイトルに対するイメージが、読み始める前と後では大きく変わった。 家族でもない、恋人でもない男性で、困ったときにここまでそばにいて見守ってくれる人が...
女遊びなところはともかく、ハセオがめっちゃいい奴だった。友達以上の関係だけど、恋人ではないし体の関係もない2人。『男ともだち』というタイトルに対するイメージが、読み始める前と後では大きく変わった。 家族でもない、恋人でもない男性で、困ったときにここまでそばにいて見守ってくれる人がいるって良いなと思った。
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