イノセント・デイズ の商品レビュー
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一気読み。 実際は日本の警察の捜査能力は高いからこのように冤罪で死刑になるなんてないだろうと信じつつも、考えさせられました。 主人公の幸乃はもちろんのこと、中学校時代に出てくる理子、幼ななじみの慎一が受けたイジメがあまりにもひどい。 報道に出てくる偏った、切り取られた一面、わずかな一文の裏には長い物語があるのかもしれないと考えさせりれる1冊でした。
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再読。たまに思い出しては手に取ってしまう作品。 読むたびにずっと苦しい。幸乃に抱く印象は、過去を知るほど揺らいでいく。 幸乃はずっと、自分を必要としてくれる人に寄り添って生きてきた。だからこそ、幸乃を必要とする人のために、最後まで生きてほしかった。 それでも、幸乃はあの最期を選ん...
再読。たまに思い出しては手に取ってしまう作品。 読むたびにずっと苦しい。幸乃に抱く印象は、過去を知るほど揺らいでいく。 幸乃はずっと、自分を必要としてくれる人に寄り添って生きてきた。だからこそ、幸乃を必要とする人のために、最後まで生きてほしかった。 それでも、幸乃はあの最期を選んだ。その選択は、彼女にとって生き続けることよりも救いだったのかもしれないと思うと、どうしようもなく切ない。
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死刑囚になった田中幸乃の人生が次第に顕になっていく過程から目が離せなかった。 哀しさが残る結末だけど、少しの救いもあるラストだった。
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本書を読んで、目に見えているものだけが真実とは限らないのだと強く感じました。世間で騒がれるニュースや噂の裏側には、さまざまな出来事や誤解、語られない背景があるのだと思います。 優しく生きるとその優しさを利用され、正しく生きようとすると搾取されてしまう。そういう現実には、強い苦し...
本書を読んで、目に見えているものだけが真実とは限らないのだと強く感じました。世間で騒がれるニュースや噂の裏側には、さまざまな出来事や誤解、語られない背景があるのだと思います。 優しく生きるとその優しさを利用され、正しく生きようとすると搾取されてしまう。そういう現実には、強い苦しさを覚えました。その中で「自分を大切にすること」「自分を守ること」とは何なのか、分からなくなってしまう感覚にもなりました。 物語のラストは苦しく悔しさが残る一方で、どこか安堵するような不思議な余韻があり、読後の感情を簡単には言い表せません。自分が抱いたその苦しさや悔しささえも、傲慢なのかもしれないと考えてしまいました。 この作品を読んでからは、これから目にする報道や噂に対して、その裏側にあるかもしれない物語を想像するようになると思います。一見して悪そうに見える人や、直感的に苦手だと感じる人に対しても、ただ受け入れるのではなく、一度立ち止まって自分で考えることの大切さを改めて実感しました。 簡単に答えを出せないからこそ、深く考え続けたくなる作品でした。
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死刑囚となった田中幸乃。 彼女はなぜ死刑囚となってしまったのか、幼少期からずっと辛い環境で我慢して自分を殺してでもすごく優しくて…そんな彼女を誰も救えない。最後彼女は、自分が生きてきた中でかかわってきた人へ思いを伝えることよりとの方が死ぬことよりも嫌だと、最後まで孤独で人生を終える。 胸がざわざわしながら、読みました。 ミステリーではあるが、ミステリーが苦手な人も読みやすい作品だと思う。
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死刑囚の過去を丁寧に掘り下げていく構成で、読み始めは「理解不能な恐ろしい殺人者」と感じていたが、読み進めるうちに印象は大きく変わっていく。田中幸乃を助けたい、見守りたいという感情が生まれてくる。 でも、結局のところは、死にたい人を生き長らえさせることはできないし、沈黙して語らない人を語らせることもできない。そうしようとすることは傲慢なのかもしれない。 魅力のある女性として描かれながらも、誰からも大切にされない田中幸乃の存在は不思議であり、どこか現実的でもある。人との関係性を築けない性格や、周囲とのすれ違いが、彼女の孤独を際立たせているように感じた。 そしてラスト。死ぬために生に執着するシーンは圧巻で、物語のすべてがこのシーンに集約されていくような力強さを感じた。周囲の思いなどはどこかに吹き飛び、最後は彼女の独壇場となる。 読み手の感情を揺さぶる、すごく満足度の高い作品だと感じました。
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想像を超えてこなかった。想像したほどの悪意も絶望も私には分からなくてかわいそう!って気持ちもあまり湧いてこなかった。 ふつーの人が何も変えられず決められた裁きを受ける…って感じ。
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良かった。 物語の裏表というか、多角的な視点を見せてもらうことができた。 心をえぐられるような小説だった。 しばらくは引きずりそう……
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死刑の判決を受け、死刑囚となった1人の女性の 人生を振り返る物語。 彼女がなぜ凶悪な犯行に及んだのか。 どのような幼少期を過ごし、どこから歯車が狂い始めたのか。 読み進めるスピードが止まらず、どんどん続きが気になる作品でした!
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やっぱり「タイトル」! 何故?凄く違和感を、保身や欲望。 そこに巻き込まれ抗う事をせずに… 胸糞悪い連中に翻弄される 更に巻き込まれて行く 一方で!違和感や償いをする人々? 読むスピードが加速する
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