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楽しく学べる「知財」入門 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2024/03/29

「普通の新書」みたいな知的財産法の本。 学問の特性上、法学、特に実定法には新書が少ない。たまにある新書も、神田秀樹『会社法入門』や水町勇一郎『労働法入門』、そして本書の類書といえる小泉直樹『知財法入門』など、教科書の章立てを抜粋したような無機質な本が多く手に取りづらい。 その...

「普通の新書」みたいな知的財産法の本。 学問の特性上、法学、特に実定法には新書が少ない。たまにある新書も、神田秀樹『会社法入門』や水町勇一郎『労働法入門』、そして本書の類書といえる小泉直樹『知財法入門』など、教科書の章立てを抜粋したような無機質な本が多く手に取りづらい。 その中にあって、通勤通学の行き帰りに読んで数日で読み終わるような、無類の手軽さを誇る本書は貴重といえる。もちろん教科書のような体系だった知識が身につく訳ではないが、一定のイメージを得られるところにまず意義がある。 そして内容についても、著作権と特許権に加えて商標権についても扱っており、意外とカバー範囲は広い。 個人的な感想としてはすごく面白かったという訳ではないが、それでも非法学徒に向けた入門書としては充分だと思う。

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2024/03/01

著作権・特許等の実例を用いて、分かりやすく、面白い内容だった。エッ~!そうやったんや~と、ちょっとビックリな事も満載。タイトル通り「楽しく学べた」一冊。

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2023/03/02

題材は入りやすかったが読みやすいところとそうでないところがあり全体的には入門としては難しかったと感じました。楽しく学べはしませんでした。自分にとってあまり興味のある分野ではなかったのか?諦めずに他の知財入門書も読んでみようと思います。その後、読み直したい。

Posted byブクログ

2022/07/23

せっかく知財の勉強も力を入れてきたところだったのに異動先は全然違う部署。 でも、知財の知識は決して無駄じゃない。 勉強し続ける、これって、とっても大事なこと。なぜなら。 著作権で多くの場合に問題になるのは、依拠性、類似性。 アイデアだけでは著作性はない。 例えば、未来から来たロ...

せっかく知財の勉強も力を入れてきたところだったのに異動先は全然違う部署。 でも、知財の知識は決して無駄じゃない。 勉強し続ける、これって、とっても大事なこと。なぜなら。 著作権で多くの場合に問題になるのは、依拠性、類似性。 アイデアだけでは著作性はない。 例えば、未来から来たロボットが男の子を助ける話と言うだけなら法律的には問題ない。 だが、多分、いや、今の世の中間違いなくパクリと言われるだろう。 シャーロック・ホームズも「相棒」もみんなエドガー・アラン・ポーのパクリになっちゃうだろ、 と説いたところで、炎上は間違いない。 法律上のOKと、感情論(一般的な心情)でのOKにはだいぶ乖離がある印象だ。 また、著作権侵害と言っても、実損害が出ていなければ、いくらTwitterで騒いでいたって意味をなさない、のだが。 企業としては「やっちまった……」のであれば経営上の問題が大きい。 だから知財は皆が知っておくべき知識なのだ。 簡単でいいからね。 知財もどきと著者が言う、建物やパブリックドメインとなったはずの絵画。 これは本当に難しい! 契約上の問題なので、と言われてしまうとどうにもならない。 守りたい側の気持ちもわかるし、使いたい側の気持ちもわかる。 うーむ… 私は建物に著作権は一般的に発生しないが、使用方法を定めているところがあるので安易に使うな、と社内に知らせてきた。 訴訟リスクや金銭支払いリスクを考えての対策だ。 法律上は問題なくても、と言うことはザラにある。 だから複雑で、面白くて学び続ける必要がある。 巻末の参考図書も役立ちそう。知財に関心のある方はぜひ。

Posted byブクログ

2022/04/05

知的財産についてほとんど知識を持っていなかったので、全体像を知るにはとてもわかりやすい本だった。 一度読んだだけでは理解しきれないけれど、なんとなくわかったような気になれた。 とはいえ、何かトラブルに巻き込まれそうになったりしたらしっかりと調べる必要があることは理解できたし、何...

知的財産についてほとんど知識を持っていなかったので、全体像を知るにはとてもわかりやすい本だった。 一度読んだだけでは理解しきれないけれど、なんとなくわかったような気になれた。 とはいえ、何かトラブルに巻き込まれそうになったりしたらしっかりと調べる必要があることは理解できたし、何か戦略的に必要性があるときは専門家を頼ることがベストだとも思った。

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2022/01/25

誰でも見たことのある商標やキャラクターなどをネタに、知財価値を争う場合の論点が、どういうところにあるのか、さりげなくわかるように書かれている。

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2022/01/05
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正直あまり期待せずに読み初め、面白い!と最初から最後まで思えた一冊。 知財に関して何も知らない人でも、冒頭から著作権、商標権、特許権など分類から分かりやすく説明してくれ、その後も例をふんだんに入れながら展開していく。(所々、筆者のギャグパートが入るのも面白い) 商標権、だと同じ名前でも、違うサービスなら登録出来たりと全然知らないことも多いなと痛感。アイドルのSMAPだけじゃなく、不動産とかの会社がSMAPを登録してるのも驚いた。 最後にまとめてくれていたが 確かに財産を守る意味で必要な権利が、クレーマーなどの武器に使われるのは良くないなと思う。 法律等に準じて、何もおかしくないのであればおかしくないと主張出来る知財世界でなくてはなと思った。

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2021/08/24

知財に関して事例を用いたわかりやすい解説で、全体像がわかる良書。 事例も馴染みのあるもので、読みやすかった。

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2021/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2021-07-30 2h) 著者が活発に動いて調査しているところが、とても楽しそうで好感を持てる。一匙の茶目っ気は著者の朗らかな人柄が表れているようにも思う。 入門書の名にふさわしく、著作権などについて分かりやすく著され、かつ豊富で身近な事例をもって解説されているので、より理解も深まる。 企業において、知財への理解を深めたいときなど役立ちそう。

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2018/10/21

知的財産権について説明した本。知的財産権には、著作権をはじめ、特許権や商標権、肖像権などがあるが、これを体系的にまとめ、わかりやすく説明している。適当に例をあげているし、分析も深く、正確で学術的な記述が心地よい。参考となった一冊。 「メディアなどで注目を浴びた人が、いったん「パ...

知的財産権について説明した本。知的財産権には、著作権をはじめ、特許権や商標権、肖像権などがあるが、これを体系的にまとめ、わかりやすく説明している。適当に例をあげているし、分析も深く、正確で学術的な記述が心地よい。参考となった一冊。 「メディアなどで注目を浴びた人が、いったん「パクリをする人物」というレッテルを貼られると、再起不能なまでに叩き潰される傾向にある。パクリは不倫と並んで、血祭りに上げられた人間が、その一生を棒に振ってしまうかもしれないリスクファクターと認識されつつある」p6 「ほとんど同じにしか見えない中央大学の「C」マーク、広島東洋カープの「C」マーク、米大リーグのシンシナティ・レッズの「C」マーク、智弁学園野球部の「C」マークについても、おそらく著作物性はない」p36

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