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楽しく学べる「知財」入門 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2017/04/18

オリンピックエンブレムのパクリ問題は記憶に新しいが、世の中の知的財産はどのように守られているのか。 非常に興味深い内容でネット社会の今だからこそ知っておきたい情報だと思います。 とても面白かったです。

Posted byブクログ

2017/03/29

身近であったり、興味を持ちやすい話題、裁判例をもとに、知財関係の権利や諸問題を易しく解説している。 珍しく、繰り返して読みたいと思える新書に出会えた。オススメです。

Posted byブクログ

2017/03/28

著作権をもっと積極的に活用すれば、経済活性化につながるだろう。著作権の目的は、その利用と保護のバランスの両方に配慮したものだからだ。模倣が許されない範囲を規定することで、ホワイトなゾーンを明確にして、権利者以外にも利用できるようにする。より制度設計を変えたら、知的財産を活用できる...

著作権をもっと積極的に活用すれば、経済活性化につながるだろう。著作権の目的は、その利用と保護のバランスの両方に配慮したものだからだ。模倣が許されない範囲を規定することで、ホワイトなゾーンを明確にして、権利者以外にも利用できるようにする。より制度設計を変えたら、知的財産を活用できるだろう。

Posted byブクログ

2017/03/13

大変わかりやすいし、過不足なく問題を網羅していると思う。知財系の法律は改正が多いので、定期的にこの種のまとめ本を読む必要があるだろう。

Posted byブクログ

2017/02/27

ちょっと勉強がてらと読み始めたが、あまりの面白さに一気読み。いやー、久々に素晴らしい新書に出会った気分。去年の春先にはやはり現代新書で文明探偵の冒険という当たりを引いたが、老舗新書の中でも一般向けの現代新書らしいいい本。 なにが良かったかというと、第1には著者が読者を本当に楽しま...

ちょっと勉強がてらと読み始めたが、あまりの面白さに一気読み。いやー、久々に素晴らしい新書に出会った気分。去年の春先にはやはり現代新書で文明探偵の冒険という当たりを引いたが、老舗新書の中でも一般向けの現代新書らしいいい本。 なにが良かったかというと、第1には著者が読者を本当に楽しませようと思って書いていることだと思う。ともすれば無味乾燥した内容になりがちな法律関連の入門書にも関わらず、至る所で著者の顔が見える。なによりも、著者が疑問に思ったことはジャニーズ事務所だろうがなんだろうが、一応、当たっていてそのやり取りが記されているのが面白い。さらには、これは読者によっては本筋から離れるので嫌う人もいるかもしれないが、話題にした特許の黄金風呂に入ってみたり、美顔器を使ってみたりと好奇心があったらなんでも飛び込んでみた経緯を描いているのも面白い。 そして、なにより最近、自分自信が仕事上、知りたかった著作権関係の問題についても、その回答が得られたことだ。素晴らしい!

Posted byブクログ

2017/02/26

日頃、新聞やニュースで触れる機会の多い「知的財産権」だが、まとまった形でその詳細を知る機会は意外に少ない。本書は主に海外を舞台に活躍してきた弁理士による「知財」ブリーフィング。「楽しく…」の題名に違わず、豊富な馴染み深い実例により、しかも極めて簡潔でわかりやすく知財の大まかなアウ...

日頃、新聞やニュースで触れる機会の多い「知的財産権」だが、まとまった形でその詳細を知る機会は意外に少ない。本書は主に海外を舞台に活躍してきた弁理士による「知財」ブリーフィング。「楽しく…」の題名に違わず、豊富な馴染み深い実例により、しかも極めて簡潔でわかりやすく知財の大まかなアウトラインをなぞることができる。 本書でよくわかるのは、知財には著作権や商標権などいくつかの種類があるが、それら個々の権利は、単独では我々が一般に考えているほどには強く保護されていないということだ。随所で述べられるように、これらの権利を重層的に組み合わせることで、単独の場合よりも強力な権益に変換させることができる。そして、ある種のビジネスエスタブリッシュメントの中には、この種の防衛策にかけては極めてクレバーな者が存在するということだ。ピーター・ラビットの例が挙げられているが、その既得権益を守ろうとする執念にには感心を通り越して畏怖さえ覚えた。 なお、本書では全く触れられていないが、衣服や料理等の分野では、知財による保護が極めて弱いにも関わらず、本書に満載されているような争いが全く起きていない。その不思議さとメカニズムを知りたい人には「パクリ経済」(カル・ラウスティアラ著・みすず書房)がオススメだ。

Posted byブクログ