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装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~(1) の商品レビュー

3.5

28件のお客様レビュー

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2019/02/16

本を愛する装丁家、本河わらべは、仰見書房の装丁室に務めている。 その仰見書房が楠木社と合併した。 そこで楠木社でベストセラーの半分を手掛けたという、凄腕装丁家、巻島宗也と組むことになる。 若さと、本への情熱で突っ走るわらべと、売上至上主義の俺様デザイナー。 当然のことながらぶつか...

本を愛する装丁家、本河わらべは、仰見書房の装丁室に務めている。 その仰見書房が楠木社と合併した。 そこで楠木社でベストセラーの半分を手掛けたという、凄腕装丁家、巻島宗也と組むことになる。 若さと、本への情熱で突っ走るわらべと、売上至上主義の俺様デザイナー。 当然のことながらぶつかりながら仕事をすることになる。 そして、装丁嫌いの売れっ子作家、湯川春仁の旧作を二人で装丁することになり、湯川がなぜ装丁嫌いになったか、巻島がなぜ本の内容を見もしない仕事をするようになったかが明らかになっていく。 ――といった感じのお話。 テンポよく、サクサク読めるが、いかんせん、人物が割と平板。 「ぬめり感」(『舟を編む』)みたいな業界トリビアも、それほど面白いとは思えず・・・。 巻島とわらべの因縁も、なんか都合よすぎ?と思えてしまい。

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2018/11/25

タイトルに惹かれて手に取った。結構面白かったのと続きがあるようなので続きも読む予定 たしかに見た目はね、大事。最近綺麗なキャラクターイラストの表紙の文庫多いけど好みじゃないと手に取らないからな。 2018.11.25 140

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2018/10/12

プロローグ『硝子』 第一章『新撰組列伝』 第二章『僕の考えていること』 第三章『パンドラの箱』 河童ちゃんと巻島さんの出会いが素敵すぎて特に第三章に感動、続編が楽しみ♪

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2018/09/09

本を読んでいて、表紙を見返すことが度々あります。何故本文に書かれているのと違う絵や色なのだろうと。 わざわざ本文と違う所に何か意味を持たせているのかと深読みした事もありましたが、どれだけ内容に忠実かという事よりもインパクト重視という事もあるのかと納得しました。 きっと本来の装幀室...

本を読んでいて、表紙を見返すことが度々あります。何故本文に書かれているのと違う絵や色なのだろうと。 わざわざ本文と違う所に何か意味を持たせているのかと深読みした事もありましたが、どれだけ内容に忠実かという事よりもインパクト重視という事もあるのかと納得しました。 きっと本来の装幀室とはかけ離れているのでしょうが、これまで全く知らなかった装幀の事が少し分かったし、ライトノベルならではの破茶滅茶さもあって軽くて面白く読めました。 主人公「わらべ」って名前はどうなの?と思いましたが、なるほど「わらべ」です。

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2018/05/09

本を売るための装丁か、本の内容に寄り添った装丁か…。私はどちらの装丁に惹かれているのだろうなぁと思いながら読んだ。このレビューでも、装丁買いだったと何度も書いているけれど、その装丁と本の内容はかけ離れていないと信じたい。けれども、売れる、手に取ってもらうということも大切なんだろう...

本を売るための装丁か、本の内容に寄り添った装丁か…。私はどちらの装丁に惹かれているのだろうなぁと思いながら読んだ。このレビューでも、装丁買いだったと何度も書いているけれど、その装丁と本の内容はかけ離れていないと信じたい。けれども、売れる、手に取ってもらうということも大切なんだろうなぁと。大御所の作家さんが装丁を超シンプルにこだわってきた理由に考えさせられた。装丁って面白いなと思っていたから楽しく読んだけど、実は、この本は装丁で買ったわけではない。帯の紹介文を見て、手に取りました。

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2018/04/08

作品を読み取って内容を反映させた装丁 とにかく本を手にとってもらうための装丁 相反するようで 本当は両立するのがいいのだろう 先が読めてしまう話だけど、 本を作るためのこだわりについては、 なるほど、と思うことがあった

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2017/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 この本にはどんな表紙が似合うだろう? イラスト? 写真? それともロゴだけ? 紙の種類は、帯の有無は、中身の文字組みはどうしよう? こうして試行錯誤を繰り返して、時には編集や作家と熾烈に火花を散らせながらも、その本だけのぴったりなデザイン“本の表情”を生み出すのが『装幀家』の役割だ。それを信条に出版社の装幀室で働く本河わらべは、その男の言葉が信じられなかった。巻島宗也。手がけた本がことごとく売れる気鋭の装幀家。「本の内容には目を通さない主義だ。中身を読もうが読むまいが、売り上げが変わるとでも思っているのか?」 【感想】

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2017/06/12

本の装幀を作るお仕事小説。 本好きでドジな(昭和ぁ)な女子(社会人)と 合併した会社からやってくるクールな男子(社会人)。 ストーリーは意外性もなく、 気持ちよく思い通りに進む。 しかし、ジャケットは 本を読む前に手にとらせるための、 本当に大切な広告だなぁと思う。 本も見...

本の装幀を作るお仕事小説。 本好きでドジな(昭和ぁ)な女子(社会人)と 合併した会社からやってくるクールな男子(社会人)。 ストーリーは意外性もなく、 気持ちよく思い通りに進む。 しかし、ジャケットは 本を読む前に手にとらせるための、 本当に大切な広告だなぁと思う。 本も見た目が大事ね。 でも、残念、主人公の「わらべ」が苦手なタイプだった。 企業とは、社会人とはという 私の持ちネタのレクチャーをしたくなった。 そういうのが全然気にならない話もあるのになぁ なんでかなぁ。 多分、相手が望んでないのに強引に本を薦めるのが嫌なんだなぁ

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2017/06/05

売るための装幀か、本の内容に沿った装幀か…。カバーデザインがメインのお話だけど、本文組みも大事ってことも書かれていた。カバーデザインは読むきっかけになっても、実際に読みはじめてからの見た目も重要。文字が少なければ読みやすいってわけでもないしね。

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2017/06/04

装幀の仕事がざっくりとわかる。自分自身はジャケ買いしないので、装幀の影響は実感がないが、本を読まない人の目を引くという役割はあるのだろうとは思える。持っていたいのは、内容を象徴する装幀の本だけど。

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