装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~(1) の商品レビュー
装幀家さんのお仕事小説 出版社の合併で装幀室も二社の担当同士が協力するかと思いきや水と油で、と楽しい物語 装幀の意味や効果を改めて堪能できました ラスト付近では衝撃の事実も 元々、本を購入する時は装幀や帯も堪能するし(故に帯無しは買わない)、装画や装幀家さんの名前も必ずチェック...
装幀家さんのお仕事小説 出版社の合併で装幀室も二社の担当同士が協力するかと思いきや水と油で、と楽しい物語 装幀の意味や効果を改めて堪能できました ラスト付近では衝撃の事実も 元々、本を購入する時は装幀や帯も堪能するし(故に帯無しは買わない)、装画や装幀家さんの名前も必ずチェックするので、そのお仕事をされてる方たちの一幕を垣間見れた気がして、とても楽しかったです
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一冊の本が出来上がるのには沢山の人達の努力が詰まっている。その中の装幀を作る人達にスポットを当てたお話。 装幀は本の顔であり、いかに読者の目を引けるか興味をそそり手に取ってもらえるかが重要。タイトルの置く位置や文字のデザイン、帯の文章など全てが噛み合って真の本の表情になる。 すごく胸の熱くなるいい本に出会えたなぁと思いました。私も色々な本の装幀を見るのが好きで、本屋さんに行くと何時間でも眺めていられる( *¯ ꒳¯*) 3章で明かされる本河と巻島の関係性も衝撃だったし、ラストすごく感動しました。オススメです♪
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装幀ってなかなか聞かないし話にも出ない ところだったけどわかりやすくまとめられてて 面白かった 癖のある主人公に作家わかりやすいが しっかりと楽しめる作品だった ただ最後の巻島の今の仕事のスタンスになった作家 が河童やったんが少し強引気味かと もうすこし伏線などあればおもしろかったと 思った
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終盤まで雰囲気は良いけど佳作な感じーと思ってたら、最後、ご都合主義とは思うけど感動まで持って行った。 その余韻で読み終わるのでこの本は良かった印象。 でもこの本自体の装幀は微妙だと思う。主人公の女の子のイラストはかわいいけれど。 続巻もあるが、続くのかなこれ。
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面白い! 二人の会話のテンポが良くて読みやすいし、 どんなデザインになるんだろう、と興味が惹かれる。 最後にどんでん返しもあり、満足度の高い作品。 作家の他の作品も読んでみようと思った。
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あとがきの冒頭の4行に共感しました。 装幀の大切さと、それを作る難しさに触れることができて、楽しかった。
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本を読むのはもちろん、次は何を読もうかと本を選ぶこと自体が好きです。 評判を知って手に取る本もありますが、 初めて書棚の前で出会って、タイトルと表紙からのイメージ、裏表紙のあらすじ、帯などに惹かれるかどうかで、連れて帰るか決めています。 装幀室の話、とてもおもしろく読みました。
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出版社が合併した事により、会社の内部は混乱中。 とりあえず暫くは、ペアを組んで仕事をする事に。 本大好きな主人公と組む事になったのは 一切読まない男性という、正反対の人物。 なのに、隙をついては、本を勧めている主人公が なかなかにすごいというか、図太いというか…w いや、これを...
出版社が合併した事により、会社の内部は混乱中。 とりあえず暫くは、ペアを組んで仕事をする事に。 本大好きな主人公と組む事になったのは 一切読まない男性という、正反対の人物。 なのに、隙をついては、本を勧めている主人公が なかなかにすごいというか、図太いというか…w いや、これをかわせる相手もすごいですが。 しょっぱなからの、謎な主人公のあだ名も わりと序盤で解決します。 なるほど…という納得はありましたが 具体的例(?)には引きます。 しかし、拍手を送りたい(笑) 装幀に関しての、熱い(?)闘いと 双方が隠していた事。 驚きもありましたが、それはそれで納得。 バーコードって、色変えても大丈夫なんですね。
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「硝子」 装幀嫌いの作家。 自分の思う小説の思いがあるのかも知れないが、一読者として作品の案を出てきた相手を全否定するのはどうかと思うな。 他の本と全く同じにしたいのには何か理由があるのかもしれないが、同じ表情のものを見て読み手はどう思うのかは考えないのだろうか。 「新撰組列伝...
「硝子」 装幀嫌いの作家。 自分の思う小説の思いがあるのかも知れないが、一読者として作品の案を出てきた相手を全否定するのはどうかと思うな。 他の本と全く同じにしたいのには何か理由があるのかもしれないが、同じ表情のものを見て読み手はどう思うのかは考えないのだろうか。 「新撰組列伝」 ゲラを読まない装幀家。 確かに彼の言い分には反論の余地がないように感じるが、ちゃんと物語を読んでいるからこそ違和感のない装幀を作れると思うけどな。 ただあまりにも感情移入してしまうと、その人のイメージで出来上がってしまうので同じ思いでなければ何か違うと感じてしまうかもな。 「僕の考えていること」 普段は見ない表情を。 エッセイとか自伝は穏やかな表情をしている表紙というのが、勝手な印象としてあるが激怒した表情というのはある意味興味をひかれそうだな。 彼を認める人は多数いるが彼女に理解できないのは、読者や買い手よりも作者に寄り添っているからなのかもしれないな。 「パンドラの箱」 内容を絶対に見ない訳。 彼は彼で長年苦しんだ末に今のスタイルを見つけ出したのは分かったが、彼女と一言でも出来上がった後話していれば少しは別の考えに辿り着いていたのだろうな。 憧れの者同士が知らず知らず知り合い、意見をぶつけ合っていたと思うと何だか面白いな。
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仕事に対する考え方って色々だけど向かってる方向が同じならなんとかなるかもねってちょっと前向きになれる一冊。
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