伝えることから始めよう の商品レビュー
御本人の声が聞こえてくるかのような語り口調。 今を一生懸命に生きることを積み重ね、伝えることを真摯に追い求めて来た結果が今のジャパネット。とさらりと言ってのける。 前向きで、目標に拘束されず、他者と比較せずに今を生きる。お客に支持され続ける経営者は口を揃えてこう言う。簡単なことで...
御本人の声が聞こえてくるかのような語り口調。 今を一生懸命に生きることを積み重ね、伝えることを真摯に追い求めて来た結果が今のジャパネット。とさらりと言ってのける。 前向きで、目標に拘束されず、他者と比較せずに今を生きる。お客に支持され続ける経営者は口を揃えてこう言う。簡単なことではない。
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第1章 今を生きる 家業のカメラ店を手伝う 観光写真でマーケティングを学ぶ 当日サービス――スピードと品質で勝負 独立――ラジオとの出会い ハンディカム――特約店で九州ナンバー1になる 第2章 どんなこともつながっている 父母が写真館を始める 英語と出会う 海外...
第1章 今を生きる 家業のカメラ店を手伝う 観光写真でマーケティングを学ぶ 当日サービス――スピードと品質で勝負 独立――ラジオとの出会い ハンディカム――特約店で九州ナンバー1になる 第2章 どんなこともつながっている 父母が写真館を始める 英語と出会う 海外駐在――英語を武器に世界を見る 今を生きていれば、人生は拓ける 第3章 できる理由を考える ラジオショッピング幕開け 常識にとらわれず、なんでも売ってみる スピードとタイミングが命――ハウスエージェンシー設立 テレビショッピングに挑戦 スタジオ建設――できない理由ではなく、できる理由を考える 猛反対の嵐――生放送へのこだわり 第4章 伝わるコミュニケーション スキルとパッション、そしてミッション ミッション――感動を届ける パッション――伝えることではなく、伝わること 想いの強さ――伝わる原動力 面白く伝える 伝えたいことを絞る――最初の1分間が勝負 伝える相手を意識する 「一調二機三声」――世阿弥に共感 序破急――起承転結の順序は変えてもいい 目で伝える。身体で伝える 見せ方を工夫する 新しい提案をしてみる。ターゲットを変えてみる 「我見」「離見」「離見の見」 第5章 自己更新 問題から逃げない――顧客情報流出事件 自粛ではなく社業で貢献――東日本大震災 原点回帰で過去最高益を達成 猛反対したチャレンジデーが大成功 不易流行――理念を守れば、経営方針は180度変えていい 真の花――何を始めるにも遅すぎることはない
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一代で日本を代表する通販会社を築いた高田氏のお話。語り口調な表現が多く、読みながら対話している感じがした。これも高田氏の人を引き込む力なのかな。 伝わることの難しさは日々感じ、極意などあればとの思いで手に取った。 伝わるために必要なことは何か。 ミッション:伝えたいこと ...
一代で日本を代表する通販会社を築いた高田氏のお話。語り口調な表現が多く、読みながら対話している感じがした。これも高田氏の人を引き込む力なのかな。 伝わることの難しさは日々感じ、極意などあればとの思いで手に取った。 伝わるために必要なことは何か。 ミッション:伝えたいこと なぜ伝えたいのか パッション:伝わること 伝えたいことに対する想いの強さ スキル:伝えかた ポイントを明確にし分かりやすく面白く これらの要素と人間性、相手からどう見られているか自分を客観的に見る姿勢(離見の見)。 なぜこれらのことが必要か。 伝える相手を理解しなければ伝わらない。非言語の表現に人間性が現れ、真意を見透かされる。 一方的ではなく謙虚さが大切。 どのように伝えると伝わるか。 相手の立場、気持ちを理解しようとし自分の言葉で伝える。 頭の中で何度もイメージし自分の思いを表現することに慣れる。 わかりやすく、面白く、明確に。 まず人間性の土台の上に、相手に対する理解を持って分かりやすく面白く、ポイントをはっきりさせ何度もイメージトレーニングして伝えることが伝わることにつながる。 本書からは今を生きる大切さも伝わった。
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高田社長の圧倒的行動力。なにをするにしても中途半端な情熱じゃない。単に伝えるのではなくて、自分が心から愛するものを、伝わるまで、心から訴えかけているとのこと。 ジャパネットタカタのCMって小さい時から傍らで流れててぼーっと見てるものだったけど、その裏にこんなに大きな情熱が注がれて...
高田社長の圧倒的行動力。なにをするにしても中途半端な情熱じゃない。単に伝えるのではなくて、自分が心から愛するものを、伝わるまで、心から訴えかけているとのこと。 ジャパネットタカタのCMって小さい時から傍らで流れててぼーっと見てるものだったけど、その裏にこんなに大きな情熱が注がれていたんだな、だからこそ覚えているんだなと思った。 高田社長の公演を聴いているような感覚。
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ジャパネットたかたのテレビショッピングでおなじみ、創業者髙田明さんの半生を描いた一冊。 この本のターゲットはどこなんだろう? 伝えたかったことは何なんだろう? 「目の前の今を生きる」 「伝わる」よりも「伝える」こと 前半の彼の生立ちや会社を大きくしていく武勇伝など 興味があ...
ジャパネットたかたのテレビショッピングでおなじみ、創業者髙田明さんの半生を描いた一冊。 この本のターゲットはどこなんだろう? 伝えたかったことは何なんだろう? 「目の前の今を生きる」 「伝わる」よりも「伝える」こと 前半の彼の生立ちや会社を大きくしていく武勇伝など 興味があまりわかず読み飛ばしてしまった。
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与えの文章、に癒されます。 伝えるコツ、工夫を惜しげもなく公開している姿勢に勇気をもらえます。 父から、息子さんや会社に残る従業員への愛、縁ある読者への愛を強く感じます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
目標を立てない経営。「今を一生懸命生きれば、自ずと取り組むべきことが見えてくる」とのことでした。なるほどなと思い、今取り組んでいることにまずは全力で取り組む気持ちが湧いてきました。 また通販では、お客さまに商品の魅力が「伝わる」ために幾多の工夫をこなされてきたことを知りました。
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・今、この瞬間を最も大事にし、課題を次々と解決していく。 ・そのスタンスを継続できる強さと、謙虚というか高い人間力というか人柄の良さが相まって次々と成長させた。 ・ハード(商品)の価値は、ソフト(使い方)を提案することで、どんどん上がっていくっていうことです。 →★機能ではなく...
・今、この瞬間を最も大事にし、課題を次々と解決していく。 ・そのスタンスを継続できる強さと、謙虚というか高い人間力というか人柄の良さが相まって次々と成長させた。 ・ハード(商品)の価値は、ソフト(使い方)を提案することで、どんどん上がっていくっていうことです。 →★機能ではなく、シーン訴求 (〇〇画素ではなく、このテレビがあれば家族団欒が戻ってきますよ!) ・世阿弥の風姿花伝は読んでみたいと思った。
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最初の二章ほどは、ジャパネットたかたを立ち上げる以前、カメラのたかたで何をやってきたのか書かれています。 その日一日の出来事を、おおざっぱな時系列を伴い説明してあるのですが、長崎県の地形的特徴を把握していなければ、いかに奔走したのかわかりにくいかもしれません。 しかし、県内北...
最初の二章ほどは、ジャパネットたかたを立ち上げる以前、カメラのたかたで何をやってきたのか書かれています。 その日一日の出来事を、おおざっぱな時系列を伴い説明してあるのですが、長崎県の地形的特徴を把握していなければ、いかに奔走したのかわかりにくいかもしれません。 しかし、県内北部、しかも当時はフェリーしかない平戸から、南は島原まで、高速道路も充分に発達せず、国道も片道1車線で渋滞必至のなか、「お客様に喜んでいただく」ことと、「いかに商売の機会を作るのか」の両方を達成したかについて、高田社長の独特な語り口が聞こえるような文体で書かれています。 いかに売り上げを伸ばすかについて書かれた前半に対し、後半は「いかに製品の魅力を伝えるのか」について書かれています。 そこには特別な方法論はありません。 売りたい商品をつぶさに観察し、その商品を使うことで消費者にどのような世界を提供できるのか、またそれを伝えるにはどのようにすれば良いのか。具体的な事例を伴って記述されています。 前半は語り口調が強いため多少読みにくいところもありますが(頭の中であの語り口がプレイバックされてしまうというのもありますが)、後半は快適に読み進めることができます。 体系的なビジネス書ではありませんが、逆に言えばいかなる世代、社会人だけではなく学生も含み、あらゆる分野の方が読んでも読み応えのある書籍だと感じました。
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商品そのものの特長ばかりでなく、実現する価値を見つけ出しプレゼンする。極端な話、価値さえ提供できれば、商品はそれでなくてもよい。だが安価、下取り、金利負担などのソフト面が商品に紐づくことで強力な商品となる。モノはまだまだ売れる、と思った。
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