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知性の磨き方 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2019/03/03

齋藤孝が主に近代の知識人をベースに、知性を磨くにはどうすれば良いかを説いた一冊。 夏目漱石、福澤諭吉、西郷隆盛、西田幾多郎、柳田国男、折口信夫などの言動をもとに書いてるので、説得力があった。

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2018/02/25

未知の課題やフェイクニュースに物怖じしない自己を獲得するための指南書。 知性は困難な状況や現実に直面した時に威力を発揮する武器になるという。それは単なる知識で終わらず、分析力・課題解決力・行動力を伴うと説く。それらは訓練で高めることができ、その第一歩は先入観なく理解することか...

未知の課題やフェイクニュースに物怖じしない自己を獲得するための指南書。 知性は困難な状況や現実に直面した時に威力を発揮する武器になるという。それは単なる知識で終わらず、分析力・課題解決力・行動力を伴うと説く。それらは訓練で高めることができ、その第一歩は先入観なく理解することから始まるようだ。 本書では、知性を鍛えるロールモデルとして、過去の偉人の生い立ちや考え方が紹介されている。詳細は本書を読んで頂くとして、章順に簡単に紹介する。1)異国で自国の問題を悩み抜いた夏目漱石。2)熾烈な競争を経て変化を切り開いた福沢諭吉。3)自身に克ち覚悟を決めて行動した西郷隆盛。4)自己矛盾的に物事を捉えて全体を俯瞰した西田幾多郎。5)物事を探求することで新たな道を作った柳田國男と折口信夫。個人的には、いずれも極限状態を耐え抜いて光明を見つけて生き方に思え、中々真似できるものではなさそうだ。 結章では、知性を鍛えるためのコツも紹介されている。まずは本質的か?具体的か?を意識して思考すると良いという。また、予測すること、中庸であること(極端は悪例が多いため)も大切だという。流されず、深く豊かな地下水を肚に蓄えた状態が知性を持つ人物のイメージのようだ。

Posted byブクログ

2017/09/24

知性とは何かという問いを立て、過去の人々(福沢諭吉、夏目漱石、西田幾多郎、デカルト、柳田国男、折口信夫など)の生き方を例に取り検証していく。新しい分野に進むための足掛かりとしてもとても良い本。

Posted byブクログ

2017/08/07

偉人たちの生き方、思想を現代に生きる私たちが参考にできるようわかりやすく紹介されている。知性を身につけることを、大人になることとしての目標にしたい。

Posted byブクログ

2017/04/16

夏目漱石、福澤諭吉、西郷隆盛、西田幾多郎、柳田国男、折口信夫を引き合いにして、知性を類型化し、自分にあった探求方法を模索することを提唱。自分がロールモデルにするならば漱石か。福澤、西郷に類する資質は、残念ながら自分には全くない。

Posted byブクログ

2017/04/08

参考になった。 斎藤孝さんの本は、文豪の本を紹介する内容が多いが、それが良い。本が読みたくなる。 夏目漱石、西郷隆盛、福沢諭吉。それぞれ偉人として名高いが、今まで知らなかったエピソード、視点で参考になった。

Posted byブクログ

2017/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふと、本棚にあるのを見て、読みたくなって読む。 今回の納得ポイント♪ P96 知性の力を身に付けた人間は、最終的にメンタルの問題から解放される ・・・・・ 人間関係の悩みが絶えない人、あるいは何度転職してもうまくいかないなど挫折しがちな人に案外多いのが、身の回りで起きたことをすぐに自分のメンタルに引きうつしてしまう ・・・・・ 「あの子は私が嫌いだから、あんなことをいったんだ」- ・・・・・ 他人の言動を一つひとつ自分への評価と結びつけ、思い煩っていれば、心が痛んできます。 ・・・・・ 他人から何をいわれようと意に介さない感覚を体得してしまえば、心が傷つくことは確かにありません。 そのとうり!私に言ってますか?と、思いました。

Posted byブクログ