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知性の磨き方 の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2025/02/04

『#知性の磨き方』 ほぼ日書評 Day848 高校時代の友人の読書記を見て。 相変わらずこの人は構成が上手いな。 漱石、諭吉という大御所の "知られざるエピソード" からロジカルに入って、最後は折口信夫、太宰治の "憑依型の理解" ...

『#知性の磨き方』 ほぼ日書評 Day848 高校時代の友人の読書記を見て。 相変わらずこの人は構成が上手いな。 漱石、諭吉という大御所の "知られざるエピソード" からロジカルに入って、最後は折口信夫、太宰治の "憑依型の理解" 等と、いわばスピリチュアルに締めて余韻を残す。これで、次は何を読もうか…という気にさせるのだ。 人それぞれ(若い人なら全般的に)気になる・タメになる内容が散りばめられているが、評者があらためてなるほど…と感じたのは次の一節。 貧乏書生だった頃の、福沢諭吉の話。オランダ語に精通したつもりでいたが、開港したばかりの横浜などへ行ってみると、言葉が通じない。蘭学など現実世界では無意味なことに気付かされる。 しかし、である。英文を蘭文に訳すところから始めてみると、両言語の文法に大差ないことに気づく。 "福沢の時代には、外国語の自主や文法書は数自体少なく、あったとしても、今のもののように内容がしっかりしているわけではありませんでしたから、外国語の文章を読もうとするなら、まずはテキストそのものに没入し、自分の前頭前野をフル稼働しながら読み解く作業が必要でした。こういう読み方では最初に読んでみた段階では、何が書いてあるか皆目わかりません。しかし、これを書いた外国人は、絶対に何か意味のあることを言いたかったはずであり、書いたはずだ。そう信じて、わずかにわかる単語や限られた情報を手がかりに、何度も何度も読み返しているうちに、不意に「あ!意味が通った!」と言う瞬間が訪れる━━そのプロセスの繰り返しなのです。" 後の慶應義塾設立に際しても、この精読独学の精神を重視したという。 効率重視の現代ではなかなかに贅沢な時間の使い方だが、人生のどこかで、こういうものの学び方をするのも悪くない。 評者や同世代の方は、むしろこれからか?! https://amzn.to/4hnJ023

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2025/01/08

ネットですぐ調べられるようになった今、自分で深く調べて得られる満足感は減ってしまっているからこそ、ちょっと回り道した楽しみ方が重要だなと思った。本屋や図書館であえて自分が興味ないジャンルもぶらつくとか、できることを考えてみようと思った。 ここに出てきた福沢諭吉の子供時代の話(近...

ネットですぐ調べられるようになった今、自分で深く調べて得られる満足感は減ってしまっているからこそ、ちょっと回り道した楽しみ方が重要だなと思った。本屋や図書館であえて自分が興味ないジャンルもぶらつくとか、できることを考えてみようと思った。 ここに出てきた福沢諭吉の子供時代の話(近所の神社の御神体をその辺の石と取りかえる)をカラリとした精神としてたけど、だめだろと思った。一万円にふさわしい人物と書いてたけどこれ知ってむしろふさわしくないと思った。

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2024/12/19

知性の磨き方 著:齋藤 孝 SB新書 374 おもしろかった イメージ豊かに知性ある人生を愉しむためのアドバイスを与えるのが本書である 知とは目に見えないものなので、知をイメージするためには、さまざまなたとえ(比喩)をつかえば、より分かりやすくなる。 知というか、肚のくく...

知性の磨き方 著:齋藤 孝 SB新書 374 おもしろかった イメージ豊かに知性ある人生を愉しむためのアドバイスを与えるのが本書である 知とは目に見えないものなので、知をイメージするためには、さまざまなたとえ(比喩)をつかえば、より分かりやすくなる。 知というか、肚のくくり方というかが、語られてもいます。 気になったのは、以下です。 ・人は、正しく理解するからこそ正しく判断し、正しい行動ができるのであって、正しい理解に基づかない判断・行動をすると、誤った方向にしか進めない。理解に基づかない決めつけを、先入観という。 ・芭蕉「不易を知らざれば基たちがたく、流行を知らざれば風新たならず」  時流とは関係のない普遍性を知らなければ俳句を読むことができないが、新らしいものを知らなければ凡作しか作れない ・好き嫌いではなく、相手を理解することから始まる関係は、時間がかかるかもしれないが、容易に崩れることはない ・悩んだ末に自力で探しあてること ・常に考え抜く ・牛のように押せ、泥くさく悪戦苦闘せよ ・悩んでも混乱せず、問いから逃げない ・再出発をいとわない ・人が合理性に欠く行動をとるときは、たいていその背後に、嫉妬や、保身の感情がうごめているものです ・福翁自伝 まず獣身を成して後に人心を養う  丈夫な体を育ててから、人の心を育てる ・知性は物事を整理し、心の恐れをも減らす ・葉隠:生きるか死ぬか、2つのうち1つを選ばなければならない局面では、迷うことなく死ぬほうに進むほうがいい、別に難しいことではない、腹を据えて進むだけのことだ ・仏教の本来の目的は、死の恐怖を乗り越えることにあるが、武士道とは、死を恐れないことから出発するもの、最初から死の恐怖を克服してしまっている ・日本人の「肚」  肚のない人とは、落ち着いた判断のできない人である  肚のない人はすぐ驚き、神経質である  肚のない人は、直線的で、頭が固く、目標がない ・胆力とは、自分の利害にこだわらないことである ・一燈を提げて、暗夜を往く。暗夜を憂ふる勿れ、只だ一燈を頼め  八方ふさがりで希望が見えないような状況でも、ただ1つの明かりがあれば、恐れる必要はない ・論語:知仁勇 知性(判断力)、仁(やさしさ、誠実さ)、勇気(行動力) ・西郷隆盛 啓天愛人 人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし ・自分自身でものを考えられる。それが真に知性のある人です ・全体という大きな存在と一体化する。そのときに人間は幸福感を味わう。漢語で、梵我一如、という ・清濁併せ呑む ・知性的であるとは、判断がまちがっていたときに、それを修正していけるということです ・頭はいいかもしれないけれど、情が伝わらない人だと、一緒にいて楽しいとはならない ・和歌の枕詞、奈良時代には、すでに意味が分からなくなっていた。神にかかることばであり、儀式的な意味があることを人々が知っていたからこそ、今日にまで伝わった ・理解には2つある。分析的な理解と、直感的理解である 目次 はじめに 第1章 悩みぬくことで鍛えられる知性 第2章 激変する時代を切り拓く知性 第3章 肚、身体に宿る知性 第4章 自我を解き放つ知性 第5章 探求を続ける者から生まれ出る知性 おわりに ISBN:9784797388787 出版社:SBクリエイティブ 判型:新書 ページ数:208ページ 定価:800円(本体) 2017年01月15日初版第1刷発行

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2023/09/27

夏目漱石、福沢諭吉の生き方、考え方は尊敬するが、自分に合っているのは漱石だと思った。物語を通してどう生きるべきか考える。 仕事は他人よりも優れている何かをお金を得るために得るもの、そのために自分を曲げることは仕方ない。 面倒な過程を経て探究することで予想外の発見や学びに厚みがで...

夏目漱石、福沢諭吉の生き方、考え方は尊敬するが、自分に合っているのは漱石だと思った。物語を通してどう生きるべきか考える。 仕事は他人よりも優れている何かをお金を得るために得るもの、そのために自分を曲げることは仕方ない。 面倒な過程を経て探究することで予想外の発見や学びに厚みがで、さらに熱量が加わっていく。 柳田國男も勉強していきたい。

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2023/07/03

本物の知性とはどんなものなのだろう。私の場合、生きていく上での悩み、苦しみ、劣等感や卑屈さといったマイナスの側面を克服し、常に自分の中で確固とした安心と自信を持っているような、精神が成熟した大人になりたいと思っている。 それが日頃の読書習慣によって叶えられるのであれば、非常に手...

本物の知性とはどんなものなのだろう。私の場合、生きていく上での悩み、苦しみ、劣等感や卑屈さといったマイナスの側面を克服し、常に自分の中で確固とした安心と自信を持っているような、精神が成熟した大人になりたいと思っている。 それが日頃の読書習慣によって叶えられるのであれば、非常に手っ取り早い。この本では、日本において高い知性を持った人々の生きざまを紹介しながら、5つの知性のタイプについて解説している。それぞれ自分に気に入ったところを見つけて、知性のロールモデルとして参考にすれば良い。 もともと知性の高い民族であった日本人が、生活習慣の欧米化・近代化によって、知性を鍛える訓練を怠り、周囲からの評価ばかりを気にするような環境の中で、心の余裕を無くしていることは残念である。今や「マインドフルネス」を海外から取り入れるにまで、逆転してしまったのである。 私もわずかながら、心身が充足した状態を経験したことがある。本書でも弓道が取り上げられていたが、丹田呼吸の中で心身充足した瞬間である「会~離れ~残心」のような状態だろうか。もう弓道は長年やっていないが、あの「一定の呼吸テンポを維持しながら、高い集中力の中で自我を忘れるような感覚」を思い出した。 私の場合、弓道部時代の呼吸方法を思い出して、イライラした心を静め、1冊1冊書物に向き合えば、少しは知性を鍛えることができそうな気がした。

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2022/06/13

「知性とは知識ではない」 齋藤孝先生の本で自分が読んだものはこれで二冊目となるが、この人の新書は、「圧倒的な読書量に裏打ちされた知識の共有」という感じである。基本的に偉人や著名人の自叙伝などから話を広げていくことで分かりやすい説明を試みている。筆者の主張と言うよりは、偉人の自叙伝...

「知性とは知識ではない」 齋藤孝先生の本で自分が読んだものはこれで二冊目となるが、この人の新書は、「圧倒的な読書量に裏打ちされた知識の共有」という感じである。基本的に偉人や著名人の自叙伝などから話を広げていくことで分かりやすい説明を試みている。筆者の主張と言うよりは、偉人の自叙伝からの自己啓発の内容が多いように感じる。しかし齋藤孝先生なりの知識の蓄え方、学者なりの考え方感じ方が、自分とこうも違うのかと驚かされた本ではある。

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2022/05/14

『知性の磨き方』 斉藤孝著 夏目漱石 「どんな犠牲を払っても、ああ、、、ここだ! まで掘り下げること。」 彼が文学で取り戻したかった世界への執着。 福沢諭吉 「他人の能力を羨まない。喜怒色に顕さず。」 自分が為すことは何か? 羨むまえに、まず、己を磨く。 ---------...

『知性の磨き方』 斉藤孝著 夏目漱石 「どんな犠牲を払っても、ああ、、、ここだ! まで掘り下げること。」 彼が文学で取り戻したかった世界への執着。 福沢諭吉 「他人の能力を羨まない。喜怒色に顕さず。」 自分が為すことは何か? 羨むまえに、まず、己を磨く。 ------------ 斉藤さんは福沢諭吉や夏目漱石に関する作品も執筆もされいます。 この著書では、斉藤さんの関心、研究の対象の方の生き方ならびに考え方を知ることができます。 「知性とは、困難な状況に直面したとき、原因を特定し、解決方法を選択し、行動をすること。そして、検証し、補正すること。」 ------------ 亡くなった知の巨人と言われた立花隆さんがインタビューで、 「知らないことが何なのか?勉強することでわかってくる。境い目。ひとと猿。地球と宇宙とか、、、。」 ------------ なぜ、読書するのか?いや、したいのか? 小説にしろ、ビジネス書にしろ、知らない世界を知ることができるからなのかもしれない。 そして、ひょんな偶然から、リアルの世界の何かと結びついた時の「あー、そうなんだ」が面白いからなのかもしれない。

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2021/10/07

他人の例を出して著者が語る形式はわいは苦手だ。最後まで読めない。なぜだろう。不思議だ。 苦痛でしかないんだよねぇ。

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2021/09/03

同僚に薦められて読みました。 齋藤孝さんの本は読みやすく好きです。 ただ、今読むタイミングではなかったようで、今回はなかなか読み進められませんでした。 いいタイミングで改めて読み直したい1冊でした

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2021/04/18

家の本棚にあったのですが、内容をほとんど忘れていたので再読しました。 はじめに 〇真の知性とは「生きる力」そのもの。 「知性」は必ずしも「知識」とは一致しない。 〇知性は訓練によって高めることができる能力。 訓練の第一歩は「理解すること」から。 〇知性を身に付けるうえでベストな...

家の本棚にあったのですが、内容をほとんど忘れていたので再読しました。 はじめに 〇真の知性とは「生きる力」そのもの。 「知性」は必ずしも「知識」とは一致しない。 〇知性は訓練によって高めることができる能力。 訓練の第一歩は「理解すること」から。 〇知性を身に付けるうえでベストなのは、実在した人物たちの生き方、彼らの思考、思想をケースワーク的に学ぶこと。 第1章悩みぬくことで鍛えられる知性 約100年前、悩み抜いた第一級の知識人文豪・夏目漱石。 漱石は<自己本位>の境地に目覚める。 書物を一冊でも数多く、自分自身が考え自分の作品を書くための糧にする。 小説は作品として優れているほど問題や答えを提示しない。 第2章激変する時代を切り拓く知性 福沢諭吉は幕末から明治にかけての開明的日本人の代表。 近代を代表する偉大な知性の持ち主。 『福翁自伝』 大阪の「適塾」にて学ぶ・オランダ語・蘭学。 「目的のない勉強こそが尊い」 第3章肚、身体に宿る知性 『葉隠』仏教の本来的な目的は『死の恐怖』を乗り越えることにあるが、それに対して武士道は『死を恐れない』ことから出発するものなので最初から死の恐怖を克服してしまっている。 肚のある人は「心の中の弾力性があるので、その時々の状況に落ち着いて自分を整えて振舞える。与えられた状況下で何を為すべきか知っている人のことである」 「肚のできている人」の典型が西郷隆盛。 孔子『論語』 「知の人惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない」 四位一体 「知情・意・体」 能・歌舞伎・日本舞踊などの文化芸能→「腰腹文化」 第4章自我を解き放つ知性 自分自身で物を考えられる。それが真に知性のある人です。 夏目漱石ー英文学 西田幾多郎ー哲学『善の研究』 田中角栄「清濁併せ吞む」知性の働き。 第5章探求する者がつかみ取る知性 実在感のある情報を得るために「生身の誰か」に会いに行く。 格好のモデル(民俗学の探究者) 柳田国男 折口信夫 南方熊楠 宮本常一

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