ペリリュー ─楽園のゲルニカ─(2) の商品レビュー
戦争で何かあったかとは一概には伝えられないがその一部を見れたような気がする。人がこんなにも簡単に死を迎えてしまうのかと心傷に浸る暇もないのがよく伝わってきた。戦争についてより詳しく知るためのいいきっかけになる本でした。
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兵士の語り。 笑いながら同じことを繰り返す人。嘘みたいに勇敢な最期を話す人。 悲しみの大きさが話を大きくする? 仲間のいる鍾乳洞もまた背筋が寒くなる怖さ。 けが人をおとりにしてどうにか水を手に入れる。 残酷な作戦ではあるが、現場の兵士は仲間のためにと思っている。 こんなのあんまりだ。みんなかわいそう。 自分がこんな酷い死に方するなんて思ってなかったはず。
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敵の物資を奪って、敵の武器使って戦う。 敵がいるから戦える。 敵がいなきゃ戦えないから、敵はいなくなっちゃえばいいのに、そうはならない。 なんとも虚しい。でも必死な、文字通り必死な中で、生きるために戦うものもいる。 現代の私たちは、どうしたって生きるために戦うものの方が理解できちゃうけど…そう思いながらも、教え込まれた死ぬための戦いをするしかなかったものもいたのだろう。
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喉の渇きを解消するために命懸けで水を求め、水のために仲間の死体を踏み越えなきゃいけない……。可愛い絵で描かれているからマイルドに仕上がっているけど、当時の人たちからしたら相当地獄だったと思う。なにより、必死の思いで手に入れた水も自決に使われていたことを知って悲しくなった。まだ、2...
喉の渇きを解消するために命懸けで水を求め、水のために仲間の死体を踏み越えなきゃいけない……。可愛い絵で描かれているからマイルドに仕上がっているけど、当時の人たちからしたら相当地獄だったと思う。なにより、必死の思いで手に入れた水も自決に使われていたことを知って悲しくなった。まだ、2巻しか読んでないのに戦争の恐ろしさがビンビン伝わってくる。
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大勢の命と引き換えに水を汲みに行った直後に雨降るのが無情すぎる。。 こんな無駄死にばっかりだったんだな。そりゃ遺族には無駄死にとは言えないだろし。はぁ。 姑息に動く伍長が描かれていたり、絵がシンプルなわりには一辺倒じゃないので面白い。
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2巻めで、もう悲惨な塹壕戦のみ。戦争の殆どが、兵站を巡る戦いになるのか。物量と情報を握る豊かな国には、戦っても勝てない。戦争は、してはならない。国民が苦しむだけ。
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ペリリュー島にある飛行場の確保をめぐって始まった激戦でしたが、ペリリュー島の陥落を待たずにアメリカ軍がフィリピンへの侵攻を開始したことで、そもそもの戦闘の意義がなくなってゆきます。 日米両軍の被害が拡大するなか、日本軍(守備隊)は水や食料を確保するために命懸けで壕から出て探索にお...
ペリリュー島にある飛行場の確保をめぐって始まった激戦でしたが、ペリリュー島の陥落を待たずにアメリカ軍がフィリピンへの侵攻を開始したことで、そもそもの戦闘の意義がなくなってゆきます。 日米両軍の被害が拡大するなか、日本軍(守備隊)は水や食料を確保するために命懸けで壕から出て探索におもむき、銃弾に倒れてゆきます。 降伏勧告のビラが全島に散布されるなか、「徹底抗戦(持久戦)」を指示する司令部を、過大報告された戦果に対する大本営や天皇からの「御嘉賞」が後押しし、泥沼の状況が続きます。 地図や盤面の数字ではなく、戦場にいる兵士も一人ひとりの人間であることを改めて感じます。
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小杉伍長と吉敷くんと。だんだん戦場で感覚が麻痺していく主人公田丸。そして、読者。 よかった田丸くんが無事だった、吉敷くんが生きてる、よかった。アメリカ兵が涙を流して死んでも、伍長が死んだかもと分かっても。そうやって安心している自分に気づく。 wikiによると、最初は日本がかなり...
小杉伍長と吉敷くんと。だんだん戦場で感覚が麻痺していく主人公田丸。そして、読者。 よかった田丸くんが無事だった、吉敷くんが生きてる、よかった。アメリカ兵が涙を流して死んでも、伍長が死んだかもと分かっても。そうやって安心している自分に気づく。 wikiによると、最初は日本がかなり優勢にことを進めていたことがわかる。島を要塞化して堅実に守っていた。でも、圧倒的に人も物も足りない。 飄々としているどこか信用できない小杉。目が大きいイケメンぽい主人公感あふれる優しい頼れる推しの吉敷。できる男の包容力、みんなのカリスマ島田少尉。おっとり穏やかたおやか系男子泉くん。なんか怖い目付の片倉兵長と彼の率いるなんか怖いイキリ部隊。 少しずつ顔を覚えてくる。 可愛い絵、愛着のわくキャラ。 でも、いつ死ぬかわからない怖さ。死にませんように、生きて帰してあげてください。
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もはや戦略の体をなしていない。 アメリカ軍との戦闘ではなく、最低限のライフラインの確保――水を得るため――に、兵士が命を落としている。制圧された地域へ行かなければ水を得られないという、本末転倒な状態だった。 その虚しさと極限状態に声を上げて泣く主人公。その声も銃声に殆どかき消され...
もはや戦略の体をなしていない。 アメリカ軍との戦闘ではなく、最低限のライフラインの確保――水を得るため――に、兵士が命を落としている。制圧された地域へ行かなければ水を得られないという、本末転倒な状態だった。 その虚しさと極限状態に声を上げて泣く主人公。その声も銃声に殆どかき消されている。 人を殺すことに慣れた(あるいは心を閉ざして無感動になった)兵士の姿、死んだ兵士たちの気配を感じ取る兵士……心霊現象というよりはPTSDの可能性もある、 異国の地で散った兵士たちは、洗脳されていたのだろうか……?本音と建て前が去来する。 生還することで自身も家族も後ろ指を指される可能性がある風潮(世間体)が垣間見れる。 戦地の兵士の視点から、最後の一話でが指揮官たちの視点と、俯瞰で見た戦略が描かれる。 フィリピンでの戦闘を食い止める最前線と位置付けられたペリリュー島だが、陥落する前にフィリピンはアメリカ占領下になっていた。 それをペリリュー島の旧日本軍は、おそらく知らない。 正しい情報から分析もできず、わかっていてもそれを共有しない指揮官。 現実的な手段ではなく精神論で動く空気…… (指揮官の見栄か、そんな兵力など無いことをわかってか)本土へ支援を要請する案が出る描写がない。
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田丸一等兵らの歩兵第2聯隊第2大隊第5中隊第2小隊は、ペリリュー島南部の西浜で戦闘配置に就く。珊瑚礁を穿った堅牢な洞窟陣地のおかげで、辛うじて米軍の第一波攻撃を撃退することはできた。しかし、第二派攻撃では曝露した火点を虱潰しにされ、米軍の激しい攻勢を受けて第2小隊も散り散りに。漸...
田丸一等兵らの歩兵第2聯隊第2大隊第5中隊第2小隊は、ペリリュー島南部の西浜で戦闘配置に就く。珊瑚礁を穿った堅牢な洞窟陣地のおかげで、辛うじて米軍の第一波攻撃を撃退することはできた。しかし、第二派攻撃では曝露した火点を虱潰しにされ、米軍の激しい攻勢を受けて第2小隊も散り散りに。漸く小隊長島田少尉ら友軍と合流した田丸一等兵だが、彼らは早くも飢えと渇きに苦しめられることになる。
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