彼らが本気で編むときは、 の商品レビュー
年のせいなのかしら、現代らしいテーマなのに、何か昭和ノスタルジーを感じるので、泣いてしまった。 泣いたから、星一つ増やそう。 子供が被害者となる痛ましい話を聞くと、おとなのおとなたるあり様とは何なのかな、と熟考せざるを得なくなる。 人間とは古来から変わらないと諦念に至り傍観者とな...
年のせいなのかしら、現代らしいテーマなのに、何か昭和ノスタルジーを感じるので、泣いてしまった。 泣いたから、星一つ増やそう。 子供が被害者となる痛ましい話を聞くと、おとなのおとなたるあり様とは何なのかな、と熟考せざるを得なくなる。 人間とは古来から変わらないと諦念に至り傍観者となるのか、よりマシな未来を残したいと自らの義務とするのか、未来に希望を持つ者に希望を託しその者の風除けとなるのか。
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同性愛の彼女と、男と逃亡した姉の娘と3人で一緒に住むストーリーですが、ほのぼのした中にピリッと同性愛への偏見や、その周りの人たちへの偏見が混じっています。 マジョリティの中で生きている人たちが、何故マイノリティを排除したがってしまうのか、そんな問いに心で応えている作品です。 怒り...
同性愛の彼女と、男と逃亡した姉の娘と3人で一緒に住むストーリーですが、ほのぼのした中にピリッと同性愛への偏見や、その周りの人たちへの偏見が混じっています。 マジョリティの中で生きている人たちが、何故マイノリティを排除したがってしまうのか、そんな問いに心で応えている作品です。 怒りや悲しみは編み物に込めて、堂々と生活する姿を想像すると、色眼鏡で人を判断してはいけないなと強く突き刺さりました。
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今、編み物にハマっている。 今まで読書くらいしか趣味がなかった私に、新しい趣味ができたのは何だか不思議と嬉しかった。 新しい趣味に没頭しているうちに段々と読書のほうがおろそかになって、最近は本を読む時間がぐっと減った。 それほど編み物は魅力的。 そんな中でこの本のタイトルが目にと...
今、編み物にハマっている。 今まで読書くらいしか趣味がなかった私に、新しい趣味ができたのは何だか不思議と嬉しかった。 新しい趣味に没頭しているうちに段々と読書のほうがおろそかになって、最近は本を読む時間がぐっと減った。 それほど編み物は魅力的。 そんな中でこの本のタイトルが目にとまって、手に取るに決まっている。 言ってしまうとこの本の中で編み物はそんなに出てこない。 でもキーポイントではある。 登場人物それぞれの環境、心の動き。 色々な問題が詰まっているけど、重苦しく描かれていないのが私には良かった。 文章的にもストーリー的にもさらりと読みやすく、でも夢中で一気に読んでしまった。 ノベライズってほぼ読まないから分からないけど、原作をざっとまとめた感じなのかな? これがもっと緻密にというか、がっつりと小説として書かれてあったらもっと面白いだろうな。 荻上直子監督の映画は好きだし、これも見てみたいな。 他にも趣味ができるといいなと思いつつ、やっぱり読書は楽しい。本が好き。 私は一生、本を読むのをやめないだろうな。
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__あらすじ__ 優しさに満ちたトランスジェンダーのリンコと彼女の心の美しさに惹かれすべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの前に現れた愛を知らない孤独な少女トモ。桜の季節に出会った3人がそれぞれの幸せを見つけるための心温まる60日間を描いた物語。 このご時世、昔と比べれ...
__あらすじ__ 優しさに満ちたトランスジェンダーのリンコと彼女の心の美しさに惹かれすべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの前に現れた愛を知らない孤独な少女トモ。桜の季節に出会った3人がそれぞれの幸せを見つけるための心温まる60日間を描いた物語。 このご時世、昔と比べればきっと自分の生き方を主張しやすくなったとは言え、困ることはあると思うし、生活の面で困らなくなったとしても、人の目はまだまだ温かいものとは言えないだろう。人それぞれの「生き方」を短い60日間の中で探している気がした。一人一人が置かれている環境は絶対に違う。同じ人は必ずいない。でも、他者の考えに同感できたり、助けてあげたりはできるのだからお互いに助け合い、生きやすい世の中を作っていくべきだと思う。
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2025年3月3日読了。図書館で借りた。 2日で読み終わった。自分としては珍しく速い。 主要な登場人物が下の名前のカタカナなので、こんがらがってしょうがなかった。イメージが湧きにくくて。 編み物の話かと思ったらジェンダーの話だった。入院の話で、大部屋の時に実際にこんなケースがあるのかもしれない。病院としては保険証の性別に従うしかないのは当然と思われる。これから変わっていくのかな。受け入れられない周りの方が不寛容だと言われるのか、これから自分が生きてみないとわからない。逆の性だとまた考えも違うのだろうけど。 やっぱり実の母の方に行くのだろうなという予想通りの結末。でも叔父夫婦にはいつでも会えるし、今生の別れというわけでもないよなと思った。
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ネグレクトを受けてる女の子が、お母さんの弟とその恋人と一緒に暮らすようになる話。弟の恋人、リンコはトランスジェンダーで男性として産まれて今は女性として生きる。 いくつかの親と子の関係がでてきて、自分の人生と重なってグッときたり心が痛くなったりした。 文章が少なくて読みやすい、けどいきなり人の視点が変わるから最初は戸惑った。 また、ちょっと要素が多い気もしたけど、自分の目に映らなかっただけで苦しい思いをしながら生きてきた人が沢山いたのかなと思ったりした。 最後、しょうがないけど女の子はお母さんを選ぶのか…と少しやるせない気持ちになった。 お母さんはきっと変われないと思うから、女の子は結局寂しい思いをたくさんするんだろうなと。 あと、女の子がいじめられてしまった問題もあるし… やっぱり、リンコたちと生きた方が幸せになれるのではないかと思ってしまった。
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ほのぼのした表紙の情景と違って中身はなかなかハードでした。 小学五年生のトモは母と二人暮らし。ですが、母はまた女になって家を空けてしまい、トモは母の弟のマキオのところへ。マキオには大事な人が出来たそうで、その人はリンコといい、トモの目には男に見えて ―― 。 リンコはずっと自分を女の子だと思っていて、どうして周囲に男の子として扱われるのか苦しんでいました。でもそんなリンコをありのまま受け入れて愛してくれた母のフミコ、そしてそのままのリンコを愛してくれるマキオの存在に救われている部分もたくさんあると思います。 リンコにとってトモは自分と同じように周囲に異質な自分を悟られないよう気を張っていて、守ってあげたい存在なのです。 リンコが晒される世間の理不尽さに怒るトモ。 でもリンコはその怒りを編み物をすることで昇華させるのだと言います。 そしてリンコとマキオがトモを引き取って暮らそうと思ってる矢先にトモの母親が帰ってくるのでした。 やっぱりどんな母親だって子どもにとっては母が一番ですよねぇ。というか母親に期待してしまうのだと思います。 一番印象的だったのはリンコの母がトモに「リンコを傷つけたら承知しないよ。たとえあなたがこどもでも容赦しない」と言ったこと。 トモはリンコが羨ましかったでしょうね。切なくなりました。 とても読みやすかったけれど、いろいろと考えさせられる本でした。
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本を読んだ後にどうしても映画を観たくなり観ました。 どちらも考えさせられる良い作品でした。 児童相談所はどこを見ているのか…と 実際、あるだろうな…と思う場面があり、とても辛くなりました。 心の美しさを見た目だけで判断するような人にはなりたくないとも思いましたし、人としてどう...
本を読んだ後にどうしても映画を観たくなり観ました。 どちらも考えさせられる良い作品でした。 児童相談所はどこを見ているのか…と 実際、あるだろうな…と思う場面があり、とても辛くなりました。 心の美しさを見た目だけで判断するような人にはなりたくないとも思いましたし、人としてどうかということを正しく見ていきたいとも思いました。
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おすすめされて読んでみる。 予想を裏切るような展開は無いのだけれども、現実はこうなのかなと。ちょっと以前読んだ本と内容が似ていたりもしていてこの先も知りたいと思うより前に話は終わってしまった。 映画も観てみようと思う。また少し話が違うのかな。
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育児放棄とトランスジェンダーを絡ませた話。 映画ではリンコが生田斗真、マキオは桐谷健太。 子ども目線で内容もよかった。 トモのクラスメイト、カイの今後が気になる。
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