彼らが本気で編むときは、 の商品レビュー

百瀬しのぶ(著者),荻上直子,今日マチ子

2017/12/26

図書館で。
なんかありそうだけど無さそうな話。映画の脚本、と言われるとああそうなのかなぁという感じの本。読み終わって結局なんだったんだ？主役は誰？という感じ。

テンプレ的母娘上手く行ってないもトランスジェンダーで悩む話も、なんか色々と中途半端である意味ありきたり。毛糸で煩悩を作るってのはちょっと面白かったけど他の編み物も教えてあげたらいいのに。

そして弟君も別に引き取るなんて大仰に構えなくても徒歩圏内で生活してるならもっとマメに交流しても良いんじゃないのかな～と思いました。どうして子供の取りあいみたいな話になっちゃうんだろう。子どもなんて見られる人みんなで面倒見て育てた方が良いじゃないか。弟君彼女だって母親の方と仲良くできる展開にすればいいのにな～なんて思いながら読み終えました。

2017/08/31

トランスジェンダーの女性リンコと、その恋人マキオ、二人のところへ転がり込むマキオの姪っ子トモ。誰かが勝手に決めた「標準」から外れてしまった三人が一緒に暮らすという話。どうしたら偏見というものがなくなるのか・・・。

2017/04/24

リンコとマキオの物語。普通ではないカップルと普通ではない母をもつトモ。
普通って何だろう？
家族って何だろう？
誰もが自分が一番かわいそうだと思うことが、ある、辛いことはいっぱいある。それでも笑っていられるのは自己肯定感なんだなと、思った。
誰かが自分を愛してくれていることが支えになっているんね。
この後、ヒロミトモの関係はどうなるんだろう？それも気になる。

2017/04/13

どの人物も愛おしかった。
泣きそうになったシーンはたくさんありました。
私はリンコとトモの気持ちにとても共感と涙でした。
でもヒロミも必死だし、ナオミも嫌な人ではあったが、これがリアルだと思います。
ただ映画を元にノベライズにされてるためか、ちょっとどのシーンもあっさりしすぎだなーって思ってて、それが少し残念でした。

2017/03/24

2017.2月読了
映画予告を見て気になり小説を読んでみたら
リンコが素敵過ぎて…とても優しくて愛情深い。
仕方ないこと(とは思いたくないけれど)とは言え
トモはリンコとずっと生活を共にしていけないのが悲しかった。
リンコとマキオの子になればいいじゃない!と言っても母と子の絆は簡単には変えられないし切れないのかな。トモがもっと大きければ違ったのかな。
読み終えた時は切なくて辛かったなぁ。
だけど誰かに薦めたい物語でした。

2017/03/19

「泣かなくていいんだよ。リンちゃん、何にも悪くないんだから」
誰も悪くない。
これまでも、これからも、リンちゃんは、リンちゃんだ。
ーフミコ

リンコとマキオに出会えてトモは良かったな。
フミコの力強さも素敵だった！
映画がとても気になる…

2017/03/17

よくよく考えてみると、ネグレスト、トランスジェンダーというとても重くデリケートな題材なのに、リンコ、トモ、マキオのキャラクターがよいせいか、文体がさわやかなせいか
明るい気持ちで読み進めることができる。
カイの母親、ナオミの態度が悲しいことだけど、もしかしたら一番一般的な態度なのかもしれない。
人は自分とは違うものに対しては、理解することができず攻撃しがちだ。程度の差こそあれみなそうのだろう。もちろん自分もナオミの要素はある。
でも、できればリンコの母フミコのように、ありのままを受け入れ慈しむ人でありたいと願う。
ラストは願った通りにはいかず、リンコには悲しい結果になるけど、そこもリアリティがありよかった。

2017/09/16

トモ、リンコ、マキオ
3人の思いもそれぞれに素敵だが、
リンコを思うフミコや、
最後にヒロミが感じた母としての気持ちも良かったと思う。

トランスジェンダーや
母子家庭にまだ世間の目は冷たい、
自分がそうならないように、、

2017/03/14

読みはじめから涙腺崩壊。
電車で読んじゃいけない類い。
映画も気になったけど、装丁のまち子先生の絵がほっこりしていたので思わず購入。

悲しいのか、悔しいのか、切ないのか辛いのかわからないけど、気持ちが溢れてしまうことがある。
リンコさんが人として素敵すぎる。
あの温かさと強さに包まれたら、誰だって癒されるよ。

2017/03/12

どのようなことがあっても親は子供の事が一番大切で守って行くのが本来あるべき姿だけれど、
全てを受け入れることは時には厳しいこともある。
受け入れ方が違って逆に傷つけてしまうこともある。

子供の気持ちに寄り添っていられたら最高だと思いながら読みました。

映画も是非観たいです。