女王の百年密室 の商品レビュー
そうそう、この言葉たちが好きだった。 四半世紀ぶりに読んだのか…驚き。 中学生だった私は少し背伸びをしていた気がする。 空気は懐かしいけれど、私の記憶はさっぱりで、読むことができた。(大きなネタバレは覚えていて、不思議な安心も感じた。) こういう再読はありだな。
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長かった。 殺人事件の真相を追求するための背景が閉ざされた特殊な社会でありすぎるので、まるで宇宙人相手に地球の常識を押し付けて大立ち回りを演じているような空回りのドタバタ感を感じてしまった。 世界観や100年未来の科学文明に関する想像力は豊かでワクワクした。ゴーグルや銃など。 ...
長かった。 殺人事件の真相を追求するための背景が閉ざされた特殊な社会でありすぎるので、まるで宇宙人相手に地球の常識を押し付けて大立ち回りを演じているような空回りのドタバタ感を感じてしまった。 世界観や100年未来の科学文明に関する想像力は豊かでワクワクした。ゴーグルや銃など。 ミチルとロイディのやりとりや関係性(最後にわかった部分も)も良かった。 ミチルがかなり特殊な設定のキャラで、最後死んだのか死んでないのか微妙な終わり方なんだけど、続編が気になる… 「自分」とはなにか、「自分」とはどこに存在しているのか、「自分」とは一体どこまでが自分自身なのか… 作者が影響を受けた作家は萩尾望都だとか、なるほど萩尾望都のSFみたいな会話のテンポ感を感じた。 私が慣れていないせいか、話者が誰なのか、どう冗談だったのかなどが伝わりづらく、会話の意味がわからないところがあった。
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森博嗣さんの作品を刊行順に読んでいるので、Vシリーズの途中ですが小休止して読了。最初、あまりに舞台設定が異なる作品でビックリしたんですが、異なる死生観を対比しながら展開する物語は非常に興味深く、最後まで夢中になって読んでしまいました。ただ舞台設定が、個人的に好きな映画であるM・ナ...
森博嗣さんの作品を刊行順に読んでいるので、Vシリーズの途中ですが小休止して読了。最初、あまりに舞台設定が異なる作品でビックリしたんですが、異なる死生観を対比しながら展開する物語は非常に興味深く、最後まで夢中になって読んでしまいました。ただ舞台設定が、個人的に好きな映画であるM・ナイト・シャマラン監督の「ヴィレッジ」に酷似していたので、ある程度予想できてしまったのがちょっと心残り。
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森博嗣さんの本を久しぶりに読みましたが面白いの一言ですね。百年シリーズ3作続けて読もう❗️ 本の概要 旅の途中で道に迷ったサエバ・ミチルとウォーカロンのロイディは、高い城壁に囲まれた街に辿りつく。高貴な美しさを持つ女王、デボウ・スホの統治の下、百年の間、完全に閉ざされていたその街...
森博嗣さんの本を久しぶりに読みましたが面白いの一言ですね。百年シリーズ3作続けて読もう❗️ 本の概要 旅の途中で道に迷ったサエバ・ミチルとウォーカロンのロイディは、高い城壁に囲まれた街に辿りつく。高貴な美しさを持つ女王、デボウ・スホの統治の下、百年の間、完全に閉ざされていたその街で殺人が起きる。時は2113年、謎と秘密に満ちた壮大な密室を舞台に生と死の本質に迫る、伝説の百年シリーズ第一作。
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今までの森シリーズとはだいぶ世界観が変わり、冒頭はなかなかとっつきにくかったけど、流石森ワールド、読み進めていくうちにぐんぐんハマっていって読み進める手が止まらなかった。 結末とトリック?はミステリーというよりもSFとか幻想文学みを感じたけど、森先生らしいどんでん返しも多くて楽し...
今までの森シリーズとはだいぶ世界観が変わり、冒頭はなかなかとっつきにくかったけど、流石森ワールド、読み進めていくうちにぐんぐんハマっていって読み進める手が止まらなかった。 結末とトリック?はミステリーというよりもSFとか幻想文学みを感じたけど、森先生らしいどんでん返しも多くて楽しめた。 昔、読書に傾倒し始めた中学生時代に本作の単行本の表紙のショッキングピンクと白黒写真に惹かれていわゆるジャケ買いをしたものの、中身があまりにも難しくて途中で読むのをやめた記憶があったので、今回読破できて、何だか感慨深かった笑
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#読了 2024.4.6 WWシリーズの読みたい本があったのだけど、どうやら続きものみたいで。調べてみるとその前にWシリーズとこの百年シリーズを読んだ方がいいみたいなのでここからスタートすることにした。 普段は舞台が現代のものしか読まないからSF系は久々だった。めちゃめちゃ良...
#読了 2024.4.6 WWシリーズの読みたい本があったのだけど、どうやら続きものみたいで。調べてみるとその前にWシリーズとこの百年シリーズを読んだ方がいいみたいなのでここからスタートすることにした。 普段は舞台が現代のものしか読まないからSF系は久々だった。めちゃめちゃ良かった◎ 死生観とか法哲学とか。「理解を超える科学は宗教に見える」って言葉を何かで見かけたけどそんな感じもした。科学なのか神様なのか。 現実の現代において「自分の身を守る」というのは自責と言われてもいいほど当たり前のことで、それは時に「人を疑う」こととイコールであり、理由の有無問わず悪意を向けられることはありえることだ。 それを、なぜ人を疑うの?と性善説全開で詰め寄られ、その上それが成り立ってる文化の国(?)を目の当たりにすると、自分の"当たり前"に自信が持てなくなる不思議。同時にそれが異様に宗教ちっくに見える。。破綻したことを言ってるわけではないのだけど。うまく飲み込めない。まさに文化の違い、価値観の相違なのだろう。 悪意は無くなればいいと思っているけど、いざほんとになくなると、人工的というか、人間味に欠けるというか、妙な気持ち悪さ。 悪意がある方が人間味を感じることへの悲しさよなぁ。 高い壁の中の街ってのが、進撃の巨人のアニメのかんじで私は脳内再生されたけど、高さは違えどあんなかんじかね? 「モモ(ミヒャエルエンデ)」や「旅のラゴス(筒井康隆)」などが好きな人、そして"価値観"の話が好きな人は楽しめると思う。 自分の当たり前の感覚を疑う感じは、テイスト違えど考えさせられる点では村田沙耶香さんの作品好きな人もいいかも。 ◆内容(BOOK データベースより) 旅の途中で道に迷ったサエバ・ミチルとウォーカロンのロイディは、高い城壁に囲まれた街に辿りつく。高貴な美しさを持つ女王、デボウ・スホの統治の下、百年の間、完全に閉ざされていたその街で殺人が起きる。時は二一一三年、謎と秘密に満ちた壮大な密室を舞台に生と死の本質に迫る、伝説の百年シリーズ第一作。
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「脳が浸る」という言葉が相応しいほどの森博嗣ワールド。ミチルの一人称視点で進む物語は未来のテクノロジイによってより可視範囲を広げている。 先進技術が存在する未来の文化人類史的舞台で起こる事件。未来から見たらおしゃれでイケてるゴミ箱すら貝塚扱いなんだろうなと思った。人間としての終わ...
「脳が浸る」という言葉が相応しいほどの森博嗣ワールド。ミチルの一人称視点で進む物語は未来のテクノロジイによってより可視範囲を広げている。 先進技術が存在する未来の文化人類史的舞台で起こる事件。未来から見たらおしゃれでイケてるゴミ箱すら貝塚扱いなんだろうなと思った。人間としての終わりは未来にあるのだろうかと考えてしまった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
インスタの小説紹介で気になり読んでみた。 カイバミチルとロイディの関係性が 「キノの旅」に出てくるよな関係性だなと思った。 時代は2100年くらいの設定で この時代では知識のやりとりが全てデータで行われ、 紙や本などの媒体が非常に貴重となっている。 この設定も面白いと思った。 物の価値観(特に死に対する)が特殊で 価値観としての考え方が一通りしかない。 他の考え方はないという国にミチルたちは迷い込む。 そこで起こる殺人。 死んでる人は死んでる。ただそれだけ。 犯人なんて捜さない、死んでる、それで終わり。 自分の価値観と全く違う価値観の人といると 別世界にいる気がしてきてしまう。 ちょっと期待しすぎたのもあって 終わり方が個人的にはうーんと思ってしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ミステリーというより、命の価値観が異なるスコシフシギな世界に迷い込んで、生きること、復讐すること、罪などなど。改めて主人公と一緒に考えるような物語だった。 未来の技術に託してコールドスリープさせるので基本、「死」ではなく「眠りにつく」という捉え方の世界。だから近しい人が眠りについても淡々と受け入れる人の描写がある。ミチル同様、異質に思えるけれど、例えば他の物語で登場人物たちが「来世でまたね」的なことを絶対絶命の場面で言ってたら、異質さではなく何やら泣けてくる……かも。来世も遙か未来の科学技術も不確かな約束事なのに。 来世は証明しようがなくて信じる信じないが個人の判断に委ねられる。有るんだかないんだか、て感じだ。科学技術よりも遥かに不確かで、口にする登場人物たちも心の底から来世を信じてるとも思い難かったりする。不確かさにすがるしか他に道がない儚さに胸が詰まる。何より「命が終わる」こと前提だ。 一方の、ルナティックシティは「眠らせといて未来で治そう」(かたく信じてる)。儚くない。事務処理感すらある。名残惜しさがない。命が終わらない。 でも、一緒に過ごせなくなるなら、寂しかったりつらかったりするもんじゃない?人間だもの。 あと、未来の技術に期待するあまり、みんな、だんだん大した怪我や病気じゃなくても、できるだけいい条件で眠りについて、未来で楽しく過ごそうってならないの? などなど、読んでて思わず思考が良き道に行っちゃう話だった。
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森さんの本は、s&mシリーズしか読んだことがなかった。10年以上前だ。ふとしたきっかけでwシリーズを読み、このシリーズも手に取ることになった。 肉体が失われた絶え間ない独り言のような対話。 思考実験的な物語。 森さんの本を読んでいて、初めて村上春樹のことを思い出した。深...
森さんの本は、s&mシリーズしか読んだことがなかった。10年以上前だ。ふとしたきっかけでwシリーズを読み、このシリーズも手に取ることになった。 肉体が失われた絶え間ない独り言のような対話。 思考実験的な物語。 森さんの本を読んでいて、初めて村上春樹のことを思い出した。深く考え、確認はしなかったけど、何故か文体に類似性を感じた。
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