月のぶどう の商品レビュー
双子の姉弟が家業のワイナリーを亡き母の後に継ぐために試行錯誤する。 二人の考え方、性格の違いが引き寄せあったり反発したりする。周囲の人達の優しさに支えてもらいながらお互いの目指すところがはっきりとしてくる。 頑張れ!と応援したくなる。
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10作目、 読書のテンポと作品のテンポがなかなか合わず。内容とかではなくて、相性が「カレーの時間」の時に感じた感覚に近かった。
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寺地はるなさん…双子の成長物語です。 こう言うの書かせたら間違いないですね〜 ちょっと読むのに時間かかりました。 わたしの姉妹達(三姉妹です)と両親との思い出が 作品と似ていたから(u_u) 兄弟姉妹って最初のライバルかもしれませんね。 「出来のわるいほう」歩の気持ちが良くわ...
寺地はるなさん…双子の成長物語です。 こう言うの書かせたら間違いないですね〜 ちょっと読むのに時間かかりました。 わたしの姉妹達(三姉妹です)と両親との思い出が 作品と似ていたから(u_u) 兄弟姉妹って最初のライバルかもしれませんね。 「出来のわるいほう」歩の気持ちが良くわかります笑 父親、祖父、友人達…理解のある人達に囲まれて 二人が成長し素敵なワインを作り出す日を楽しみに待ちたいとそんな気持ちになりました(^ ^)
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ワイン造りのお仕事小説。 性格の異なる二人の双子主人公。それぞれの視点で仕事に対して向き合っていく様は前向きな気持ちになれる。 小説だと感情が高まったシーンで少しだけ現実外れした台詞が出てくるように思うが、本作はギリギリ現実的な範囲の言動であるように思う。一番フィクション味がある...
ワイン造りのお仕事小説。 性格の異なる二人の双子主人公。それぞれの視点で仕事に対して向き合っていく様は前向きな気持ちになれる。 小説だと感情が高まったシーンで少しだけ現実外れした台詞が出てくるように思うが、本作はギリギリ現実的な範囲の言動であるように思う。一番フィクション味があるのはお祖父さんがイタズラ好き設定であることなのではないか。 視点の切り替えが多いのだが、行アキのあとにどっちになってるが毎回わかりにくくて少し読み辛い。仕事の描写がしっかりしている分、少々長く感じてしまった。気分と合っていなかったのかも。
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実家である天瀬ワイナリーの中心だった母が、突然かえらぬ人となった。優秀で美しい母を目指して生きてきた双子の姉・光実(みつみ)と、二十六歳になっても逃げることばかり考えている弟・歩(あゆむ)。家業を継ぐ決意をする歩むと光実の物語。 ワイナリーで働く人や出会った人とのお話だが物語は淡々とすすむ。家族だからわからないこともあるし、家族だから支えられることもある。「血のつながり」がしんどいなと思わせる描写もあったが、読み終えた。 本文でいいなと思った言葉。 **************** 「大切やない、必要のない仕事はない。必要でなかったら、それは職業としてせんからな。」この世の仕事はすべて必要で重要。
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「ワインの製造」と言った場合の工程範囲の広さに改めて驚きつつ、面白く読ませて頂きました。中心人物達の年齢設定が、自分の直感より上で最後まで馴染めなかったが、自分自身の同年齢の頃の事やら、段々と実質的な大人と言える状態迄に必要な期間が長くなって来ていると言う話を思い出したり。何れに...
「ワインの製造」と言った場合の工程範囲の広さに改めて驚きつつ、面白く読ませて頂きました。中心人物達の年齢設定が、自分の直感より上で最後まで馴染めなかったが、自分自身の同年齢の頃の事やら、段々と実質的な大人と言える状態迄に必要な期間が長くなって来ていると言う話を思い出したり。何れにせよ、幼少期からの自身への刷り込みの影響力の強さに思いを馳せた。
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急死した母の後を継いで、ワインづくりに奮闘する双子の姉弟の成長と自立を描くお仕事ヒューマンドラマ。 * * * * * 大阪南部の山間にあるワイナリー。そこで醸造家を目指して修業中の姉弟には、双子ならではの苦悩があります。 何かと比較されることの多いのが...
急死した母の後を継いで、ワインづくりに奮闘する双子の姉弟の成長と自立を描くお仕事ヒューマンドラマ。 * * * * * 大阪南部の山間にあるワイナリー。そこで醸造家を目指して修業中の姉弟には、双子ならではの苦悩があります。 何かと比較されることの多いのがきょうだいというもの。ましてやそれが双子ならなおさらでしょう。出来の良し悪しに関わらず、周りの評価が本人たちの縛りとなるのはよくあることです。その葛藤と呪縛からの脱却を、作者らしく丁寧なタッチで描かれていました。 何でもソツなくこなす姉の弱さ。逃げ癖のある弟の強さ。表裏一体の双子の自覚と覚悟。クライマックスの人前結婚式のシーンは素晴らしいの一言です。 ところで、エピローグの最初に出てくるあずみからの手紙。長い手紙であり、すぐに返事を書けないような内容のように思われます。 ああ気になる、その内容。もちろん、あえて明かさないことは重々承知しています。それでも知りたくて仕方ありません。どんな物語を歩のために用意するのかを。 これはもう意地悪だよ、寺地さん。 だから☆1つ減点です。続編で描いてくれるなら、そのときは満点に訂正します。 また本作では、ワイン造りの工程も興味深く描かれており、お仕事小説としてもよくできていることを付け加えておきます。
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不覚にも結婚式シーンは泣いてしまった。 寺地さんは個人個人をすごく丁寧に描く作家さん。 わかるわ~、って頷くことばかり。 そして国産ワイン。 私も好きです。 こんなご苦労がたくさんあったとは知りませんでした。 やっすい輸入ワインに走ることもあるけど、心して国産ワインを大切に飲も...
不覚にも結婚式シーンは泣いてしまった。 寺地さんは個人個人をすごく丁寧に描く作家さん。 わかるわ~、って頷くことばかり。 そして国産ワイン。 私も好きです。 こんなご苦労がたくさんあったとは知りませんでした。 やっすい輸入ワインに走ることもあるけど、心して国産ワインを大切に飲もうと思います。 グラスにも凝りたいけど、なかなか難しいかなー(笑)
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ワインができるまで。そして、歩くんと光実ちゃんの成長のおはなしでした。 あずみちゃん、いいですね。 短編でいいから、3年後くらいの2人が見たいな。 赤ちゃんがいたり、従業員がふえてたり、あずみちゃんが帰ってきたりしてたら楽しいだろうな。 この方の本は、優しかったり柔らかだったりするのに、どうしてこんなに人の痛みや弱さが鋭く描かれるんでしょうね。 本当にすごいと思います。
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