ぼくらは地方で幸せを見つける の商品レビュー
■ひとことで言うと? 地域とつながり、自分ゴトとして地域課題に関わる ■キーポイント ・若者が地方を(再)発見した ・ローカルヒーロー:地域を緩やかに変えている人々 ・地域の余白≒課題→地域への関わりしろがあること ・自分ゴト=暮らしを自分の手で作っている実感→面白いことをした...
■ひとことで言うと? 地域とつながり、自分ゴトとして地域課題に関わる ■キーポイント ・若者が地方を(再)発見した ・ローカルヒーロー:地域を緩やかに変えている人々 ・地域の余白≒課題→地域への関わりしろがあること ・自分ゴト=暮らしを自分の手で作っている実感→面白いことをしたい > 課題解決をしたい ・つながり:地域との「縁」を大事にする→「関係人口」を増やす
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まずいわゆる西野亮廣が言うような世界観だなと言う感想を受ける。体験を買う、夢を応援、直接課金してくれるファンを作るなどに近い価値観が多く語られており、ムーブメントを作ったわけではなく乗っただけなんだなと改めて痛感した。 自分自身はこの本で言う「若者」側に属するため、この行動原理...
まずいわゆる西野亮廣が言うような世界観だなと言う感想を受ける。体験を買う、夢を応援、直接課金してくれるファンを作るなどに近い価値観が多く語られており、ムーブメントを作ったわけではなく乗っただけなんだなと改めて痛感した。 自分自身はこの本で言う「若者」側に属するため、この行動原理には理解できる。一方でなぜ自分たちの世代からこれが起こったんだろうとふと疑問に感じた。 本には、以下のようにある。 > いまの若い世代は、人の役に立ちたいという意識が非常に高い。ですから、地域の困りごとをオブラートに包んで、いいところだけ見せられても、彼らの心は動かないのです。共感が得られない。 逆に言えば、それ以外の世代は「人の役に立ちたくなく」「地域の困りごとをオブラートに包んで良い面だけ見せて欲しい」とも言える。 これは『若者たちが良い』のではなく、精神的な欠乏があるのかもとふと感じた。 いくらでも代わりがいる世界での自己効力感の欠如や、心からの繋がりの欠如だ。 つまり現代の人間関係の希薄さや、歯車的な人生へのアンチテーゼとしての田舎暮らしがあるのかもしれない。 実際自分自身田舎に手伝いに行ったときに若い男というだけで有り難がれたのを覚えている。 社会学的には共同体の欠如は悪い意味で使われることが多いが、その病理が地方活性化に繋がると考えると物事には両面あるから単純に評価できないと改めて認識させられた。
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ソーシャルな活動の事例集。 全国の関係人口やソーシャルな取り組み集。 様々なら取り組みの事例を紹介しているが、数値としての移住数の増加や就業数の増加についての数値でのエビデンスはなく、自己満足的な内容。取り組みは素晴らしいが、結果どのように貢献しているかは疑問が残る。自己承認欲求...
ソーシャルな活動の事例集。 全国の関係人口やソーシャルな取り組み集。 様々なら取り組みの事例を紹介しているが、数値としての移住数の増加や就業数の増加についての数値でのエビデンスはなく、自己満足的な内容。取り組みは素晴らしいが、結果どのように貢献しているかは疑問が残る。自己承認欲求の高い人がボランティア精神で取り組み、結果の数値については言及がない。この手の本にはそういった事例は多いが、根付かない原因はここにあると思う
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月刊ソトコト・指出一正さんから見た地方創生のあり方の話。めも。 ・ローカルな価値観とグローバルな視点の両方を併せ持つ人物がこれからの地方には絶対に必要です。 ・食べ物は単なる消費物ではなく、人と人を繋ぐ媒体であり、その土地の風土を伝え、人と土地を繋ぐメディアであるのだ。 ・考え続...
月刊ソトコト・指出一正さんから見た地方創生のあり方の話。めも。 ・ローカルな価値観とグローバルな視点の両方を併せ持つ人物がこれからの地方には絶対に必要です。 ・食べ物は単なる消費物ではなく、人と人を繋ぐ媒体であり、その土地の風土を伝え、人と土地を繋ぐメディアであるのだ。 ・考え続ける事が命と向き合う事。 ・知識や技術といった仕事力を養う事は都会の方が優れているけれど、意識を変えたり気づく力や感じる力といった人間力は田舎の方が研ぎ澄まされる。 ・地域の人を巻き込むのに一番大事なのは二つ。儲かるかどうか、面白いかどうか。 ・調整を加えて人生や暮らしを作って行く事。街づくりにも通じる考え方。 ・常に何かが動き変化している止まらない未来のデザイン ・雑誌づくりの肝はどんな重たいテーマでも柔らかく、軽く、面白く、オシャレに見せる事。 ・自らやることと言われてからやることでは、同じ内容でも印象が全く異なります。自ら協力くる姿勢をアピールしてみましょう。
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震災以降、地方に移住して活躍する若い世代の実例。 地方、とりわけ農村部に移住した実例が多い。都市部で培ったスキルをより必要とされる場で活かす、そんな人の働き方。 著者が雑誌SOTOKOTOの編集長なので取り上げられる人たちも雑誌の巻頭に特集されそうな人たち。 どれもおもしろく、参...
震災以降、地方に移住して活躍する若い世代の実例。 地方、とりわけ農村部に移住した実例が多い。都市部で培ったスキルをより必要とされる場で活かす、そんな人の働き方。 著者が雑誌SOTOKOTOの編集長なので取り上げられる人たちも雑誌の巻頭に特集されそうな人たち。 どれもおもしろく、参考にしたい自治体なども多いだろう。 しかし自分が移住というものに興味があって読むと少し別の世界の話だなと感じる。 特別なスキルも経歴もなく、ただ自分の気に入った場所で新しい生活をしてみたい(必要に迫られてない引越しとでも言うべきか)という自分みたいな人もけっこういるのではないか。 けれど世に出てる移住雑誌や移住本などは意外とそんな人は出てこない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
地方創生について”人”に焦点をあてて、机上の方法論ではなく、具体例を示しながら紹介している本。 「関係人口を増やす」、「未来をつくる手ごたえ」、「自分ごととして楽しむ」と3つのテーマに分けて展開していっているが、それぞれその視点から説明してあるだけで、この3つは全てのモデルに当てはまる。 また、紹介している様々な具体例を通して普遍性のある方法を帰納的に導き出している。柔軟であること、決めつけないことなど、抽象的ではあるが著者自体がとても柔軟性のある方なんだと思う。一つ一つの紹介している話が完結していることも良かった。 自分の年が話に出てくる人たちと同じくらいなので、自分だったらどうするかを考えながら読めてとても面白かった。
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いろいろと雑誌は講読している。 おっさん向けアウトドアな"Be-Pal"、硬派な社会派"ナショナル・ジオグラフィック"、実家を考えて"地主と家主"、長野県民御用達"KURA"、 そして、なん...
いろいろと雑誌は講読している。 おっさん向けアウトドアな"Be-Pal"、硬派な社会派"ナショナル・ジオグラフィック"、実家を考えて"地主と家主"、長野県民御用達"KURA"、 そして、なんとなくソーシャルな"ソトコト"を毎月購読してます。 本書はソトコトの編集長による、地方でソーシャルな活動をしているリーダーたちについて。 東京生まれ、東京育ちで二十四年、就職で流れ着いた先の長野県民生活が六年になってしまった。 大町は冬は毎日曇天どんよりで雪降りすぎるし、東京帰るには四時間半かかるしで気に入る場所ではなかったものの、 上田は大体まいにち晴れマーク。東京帰るにも新幹線で2時間ちょいで上野だし。歩いて5分で駅、アリオ、千曲川と暮らすにはとても心地よい。 という東京は高田馬場、長野の上田という二拠点生活で、週末はたいてい、どちらにもいないで旅に出かけます。 そんな俺ですが、会社以外で人とは全然しゃべらないんですよ。 大学までの関係性は、みんな社会人やってて集まる機会もあまりないし、 大学前の地元といえば豊島区高田だけど、十年以上近づいてないし、中高は私立だったから友達いないし、 高田馬場に住み始めたのは大学以降だから知り合いなんていないし、 長野県には会社以外のつながり無いし。 あぁ~、人生さびしいなぁ。マジで。 社会人になった瞬間に、人と人との輪が会社に限定されるのは俺だけじゃないはず。 いったい、ほかの人たちはどうやって他人と関わりあっているんだ? 本書では地方で活躍するローカル・ヒーローたちを紹介する。 といっても、俺ができることなんてなさそうだねぇ。 小学生のときみたいに、入れてー!って言えば、いいよー!って返ってくる人の輪が、大人にも必要だと思うんだけどね。 そういう寂しい奴等の居場所が街にあればいいのになぁ。という無いものねだり。
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