学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方 の商品レビュー
舟を編むを読んで、昔辞書を引いて遊んでいた小中学生時代を思い出した。適当に開いて当たった言葉を読んだり、電子辞書を買い与えられてからは適当に先頭文字を入力して表示された言葉を読みそこから類語にジャンプする機能を使って小一時間「へー…へ〜!」とやっていた記憶がある。私は受験勉強をき...
舟を編むを読んで、昔辞書を引いて遊んでいた小中学生時代を思い出した。適当に開いて当たった言葉を読んだり、電子辞書を買い与えられてからは適当に先頭文字を入力して表示された言葉を読みそこから類語にジャンプする機能を使って小一時間「へー…へ〜!」とやっていた記憶がある。私は受験勉強をきっかけにその他色んな好きだったものを中断したが、この本で、大人になってもそういう好きな気持ちを持ち続けている人がいて、辞書が編者の理念を表す作品として作られているということだったり、それらを体系的に理解することに情熱を注ぐ人がいる、ということを知れたことが嬉しかった。懐かしさと、奥深さを感じた読書体験だった。
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確かに学校で国語辞典の選び方を教わったことはなかったな、と思ったので読んでみたくなりました。言葉ひとつ取っても、出版社によって少しずつとらえ方が違っていて面白い!意味って決まりがないようなものなんだ!私がずっと使ってきた、旺文社の国語辞典は、数行しか取り上げられていなかったけれど、国語辞典の二冊持ちは、楽しそうだと思いました。今度、ゆっくり国語辞典のコーナーを見てきたいです!
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「国語辞典」がとても魅力的な本だということに気付かされた良書。この著者の着眼点と、難しいことをユーモアで説明できるスキルはとても良いと思う。 読んだ結果、ベネッセ表現・読解国語辞典をポチってしまった。あと気になるのは、明鏡国語辞典。
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国語辞典の歴史から、それぞれの国語辞典の多様性が生まれたことがわかりました。ブランドの岩波書店「広辞苑」は超保守的、三省堂「新明解国語辞典」は「生きたことば」を採用するなど、それぞれに個性があることが面白い。読み比べてみたくなりました。
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言葉のニュアンスについて興味深く読んだ。 言葉の置き換えではなく、文脈からどういう言葉が相応しいか考えていくと辞書や日本語はもっと面白くなるだろうなぁ。 『日本語 語感の辞典』、フィルムアート社の感情類義語辞典も読みたくなった。
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この世にたくさん存在する国語辞典の楽しみ方、選び方、付き合い方を徹底ガイドしてくれる1冊。 確かに国語辞典を選ぶのに悩むことがありますが、その違いについて知る機会が今までありませんでした。 そういう意味では、それぞれの辞典の違いや特徴やその辞典への思いなどをこの本を通...
この世にたくさん存在する国語辞典の楽しみ方、選び方、付き合い方を徹底ガイドしてくれる1冊。 確かに国語辞典を選ぶのに悩むことがありますが、その違いについて知る機会が今までありませんでした。 そういう意味では、それぞれの辞典の違いや特徴やその辞典への思いなどをこの本を通じて知ることができ、とても有意義な読書になりました。 特にそれぞれの辞典をイケメンのキャラに例えて説明しているコーナーなど、とても分かりやすく親しみやすく感じました。 同時に言葉への親しみと関心がさらに強くなりました。
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