1,800円以上の注文で送料無料

つながる脳科学 の商品レビュー

3.7

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/03/10

複数の専門家によって書かれた脳科学の最先端を説明した本.漠然としか知らなかった内容を素人にもわかりやすく書いてある.広い範囲にわたるので,全部理解するのはたいへんだが,じっくり読むと示唆に富んだ事実が伝わってくる. AIの研究者としても興味深い内容であった.

Posted byブクログ

2023/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

郷田先生のパート:LTPなどのシナプス可塑性に対してグリア細胞が関与していそうとの話は興味深い。 シナプス伝達物質を標識する技術について、そんなことができるのかと驚いた。加えて、その標識技術を用いた実験の設計が素晴らしく、仮説を検証する方法として洗練されていると感じた。

Posted byブクログ

2023/02/27

ブルーバックス「つながる脳科学」を読みました。 一般向けに書かれている書籍ですが、かなり専門的な言葉も使われていて、難しいと感じる部分もあったのですが、脳科学の広い分野について、実際に研究をされている方たちから見た研究の話は、とても興味深いものでした。 分野や方向性の違う研究...

ブルーバックス「つながる脳科学」を読みました。 一般向けに書かれている書籍ですが、かなり専門的な言葉も使われていて、難しいと感じる部分もあったのですが、脳科学の広い分野について、実際に研究をされている方たちから見た研究の話は、とても興味深いものでした。 分野や方向性の違う研究の話を「つながる」というキーワードでまとめて1冊にしていて、9章分、それぞれ違う研究者の話。トータルとしての脳科学、ということではなく、脳科学のいろいろな研究話の詰め合わせ的な本でした。こういう、広い範囲のいろいろな詰め合わせ的な書籍も面白い。 ニューロンの反応や、それを観察するための技術についての話や、空間・記憶・嗅覚・感情・子育てなど、どの部位でどんなことが起こっているのかという話や、脳の病気・心の病気の治療法を探す道筋についての話など。 なんとなく表面から見た「脳の研究」で思い浮かべることができるレベルから、ふか〜〜〜い技術的なレベルまで、どの話も驚きの連続でした。 2016年に出版された本とのこと。 それからまた何年も経っているので、さらに進んでいる研究もあるのでしょう。 また新しい本を探して読んでみようと思いました。 どれも興味深い話だったのですが、いちばん興味深かったのは、精神疾患の研究の話。精神疾患に関しては、「メカニズムがわかったから創薬に繋げる」ではなく、「この薬が効くってことは、こういうメカニズムなのではないか?」というふうに研究が進んでいるのだと書かれていたこと。科学が進んでいる現代だけれど、本当に脳という機関は、まだわからない部分が多いのだな、ということがよくわかりました。 メモ:章立てと著者 第1章:記憶をつなげる脳/利根川進 第2章:脳と時空間のつながり/藤澤茂義 第3章:ニューロンをつなぐ情報伝達:合田裕紀子 第4章:外界とつながる脳/風間北斗 第5章:数理モデルでつなげる脳の仕組み/豊泉太郎 第6章:脳と感情をつなげる神経回路/Joshua Johansen 第7章:脳研究をつなげる最新技術/宮脇敦史 第8章:脳の病の治療につなげる/加藤忠史 第9章:親子のつながりを作る脳/黒田公美

Posted byブクログ

2022/10/05

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057424

Posted byブクログ

2021/05/29

この当時でオプトジェネティクスについて記載しているものはなかったのではないか。 実際活用していた身としてはうれしかった。

Posted byブクログ

2020/12/21

脳科学の研究者が各研究を紹介。改めて多岐にわたる分野を対象としていることを学ぶ。 Newspicksに触発されて読み始めたが、オプトジェネティクスを学べた点は収穫。

Posted byブクログ

2020/10/28

脳科学のテーマは幅広く、幾層にもまたがり、そして様々な分野と繋がっている科学であることがわかる。 海馬や扁桃体などよく目にする部位から内側視索前野や分界条、室傍核などのややマイナーな部位の機能の一部が示されていて神経解剖の理解も深まった。 また、オプトジェネディクスなどを駆使した...

脳科学のテーマは幅広く、幾層にもまたがり、そして様々な分野と繋がっている科学であることがわかる。 海馬や扁桃体などよく目にする部位から内側視索前野や分界条、室傍核などのややマイナーな部位の機能の一部が示されていて神経解剖の理解も深まった。 また、オプトジェネディクスなどを駆使した研究手法を知れたのも勉強になった。 丁寧に例を用いて説明されているので読みやすく、幅広い脳科学研究の一部を知るのに丁度よい書籍だった。

Posted byブクログ

2020/04/06

脳科学研究者の成果の現状を初心者向けに解説した本。9名の脳科学者が「自分はこんな研究をやってます。わかりやすく説明するとこんな感じです」と紹介した書籍。

Posted byブクログ

2019/01/14

ちょっと前にブルーバックスの「理化学研究所 100年目の巨大研究機関」を読んでおり、脳の話の中で紹介されており、興味をそそられ読んでみた。 脳科学の最先端の9つの研究成果の紹介がされており、正直、素人には少し難しい内容や著者の主張に同意できるほど理解が追いつかない部分も多少あった...

ちょっと前にブルーバックスの「理化学研究所 100年目の巨大研究機関」を読んでおり、脳の話の中で紹介されており、興味をそそられ読んでみた。 脳科学の最先端の9つの研究成果の紹介がされており、正直、素人には少し難しい内容や著者の主張に同意できるほど理解が追いつかない部分も多少あった。 ただし、1章の「記憶をつなげる脳」の内容やコラム(図解によるシナプスの説明など)は秀逸だと思う。

Posted byブクログ

2019/01/04

久々に読んだ脳科学の本。最新の研究でここまで脳の仕組みは解明されているのかと驚嘆しながら楽しく読めた。心は脳にある。心の、人の仕組みが解き明かされようとする中、サイコパスの世界も遠くない気もして、怖くもあった。

Posted byブクログ